プロ野球

都道府県出身校ベストナイン

今回から都道府県別出身校ベストナインをお届けします。

24 三重県   101点   第44位   (110点  43位) 

                                                                                      

1(二)島田光二<近・四日市>F 12点

2(右)岡林勇希<中・瓜野> E 14点

3(遊)水谷新太郎<ヤ・三重>E 14点

4(左)大道典嘉<ダ・明野> D 18点

5(中)中井大介<巨・宇山田商)F 8点

(一)伊藤泰憲<中・三重> G  6点

7(捕)中西親志<ヤ・相可> G  5点

8(三)広沢好輝<ヤ・明野> G  3点

9(投)西 勇輝<オ・菰野>   21点

  三重は戦前球聖沢村栄治を輩出し、また愛知県勢を退け、山田中が第一回全国中等野球大会に出場するなど野球黎明期で活躍を見せた。投手でも中村稔、豊田清等好投手を輩出。その後、高橋勝投手を率いる四日市、上西投手の活躍した三重高が優勝を果たしたものの、その後40年間優勝、準優勝に遠ざかっていたが、2014年選手権で三重高が準優勝を遂げた。三重県は、全国的に勝ち数38位、勝率35位と低迷している。

 さて、ベストナインだが、投手をのぞいては小粒揃いで選手層はきわめて薄い。得点101点、44位と下位の方である。

 投手は阪神の西村幸生、セーブ王の豊田清もいるが、現在阪神で活躍する西勇輝を選ぶ。捕手はヤク

控(投)西村幸生<神・宇治山田>C21点  

中村稔<巨・宇治山田商工>C 19点

      豊田 清<西・鈴鹿> B 23点    

ルトの中西親志、相可高より社会人野球を経験してヤクルトに入団した。

  野手は競争相手が少なくすんなり決まった。一塁手は三重から中日に入団した伊藤泰憲、粘り強いバッティングに定評があった。二塁手は名門四日市から近鉄に入団した島田光二、三重出身者では593安打を記録、盗塁も37決めている。三塁手は明野高からヤクルトに入団した広沢好輝、当時ヤクルトには強打者広沢克己がいて、広沢好で登録されていた。広沢克己の陰に隠れてしまった存在であった。遊撃手は三重からヤクルトに入団した水谷新太郎、昭和50年代ヤクルトのリードオフマンとして活躍した。好走守三拍子揃った選手であった。

 左翼手は明野からダイエーに入団した大道典良、チャンスに強く長打力もあり、巨人では代打で活躍。安打数、本塁打数、打点数とも県ナンバーワンで、当然県4番打者である。中堅手は宇治山田商から巨人に入団した中井大介、その後横浜に移籍し13年間プロに在籍した。右翼手は享栄商(愛知)から阪急に入った下社邦男、戦後20年代に活躍した選手である。

 ベストナイン以外の選手だが、好投手が目立つ。宇治山田中の西村幸生は、戦前阪神で活躍。勝ち数は多くないが、最多勝、防御率のタイトルを獲得。特に巨人戦では闘志を燃やして熱投した。中村稔は宇治山田商工出身で、昭和30年代巨人で活躍した。眼鏡をしている技巧派投手だった。セーブ王では、豊田清がいる。鈴鹿から西武に入団、絶対的な救援投手としてチームを支えた。その後巨人に移籍したが、ピークを過ぎており、目立った活躍はできなかった。

 

 出身地と出身校の比較だが、投手で中尾碩志(京都商・巨人)が抜け9点減で101点、順位は1ランク下げ44位だった。

 23 愛知県    266点   第5位  (261点  7位)

1(中)イチロー<オ・愛工名電>S41点

2(二)杉浦 亨<ヤ・愛知> C 25点

3(右)稲葉篤紀<日・中京> B 31点

(左)山内一弘<毎・起工> A 36点

5(一)山崎武司<中・名電> C 27点

(遊)杉山 悟<中・岡崎中>D 22点

7(三)野口 明<中・中京商>D 20点

8(捕)木俣達彦<中・中京商>C 27点

9(投)金田正一<国・享栄商>S 37点

  愛知は戦前から現在に至るまで4商の中京商(中京大中京)東邦商(東邦)愛知商(愛知)享栄商が引っ張ってきた野球王国である。今では大阪にトップを譲ったが、戦前は愛知がトップであった。特に選抜では愛知県同士の決勝も行われ、東海を制する者は全国を制すといわれるほどだった。全国でも勝ち数4位、優勝回数2位、勝率3位と野球強豪県は変わらない。中でも中京大中京は勝利数、優勝回数共に全国1位、東邦も勝利数8位を誇る。

 ベストナインでも戦中戦後から現役に至るまで幅広く豪華メンバーが選ばれた。イチロー、金田正一とS評価に該当する選手が並び、総合点も266点は5位である。

 投手は前人未踏の400勝を記録した金田正一、弱小の国鉄で14年連続20勝は立派。他にも良い投手はいるが、文句なしの選出である。捕手は中日の木俣達彦、巨人のV10を阻止した時の捕手。独特のまさかり打法で長打力も発揮した。

 一塁手は中日や楽天で活躍し、両リーグで本塁打王になった山崎武司。本来は外野手だが、長打力を買って一塁にした。二塁手は愛知からヤクルトに入団した杉浦亨。長打力が魅力の選手だった。三塁手は野口明、戦前戦中と弟二郎共に中京商で活躍。兄弟共々投手、野手として活躍。弟二郎の方が勝ち星

控(投)服部受弘<中・岡崎中>C 20点

    長谷川良平<広・半田商工>C23点    杉浦 忠<南・挙母> S 33点

       野口二郎<急・中京商> A31点      金田留広<ロ・愛知> B 24点

  槇原寛己<巨・大府> B 27点

  工藤公康<西武・名電>B 27点

  岩瀬仁紀<中・西尾東>A 29点(捕)山倉和博<巨・東邦>D19点(内)井上 登<中・岡崎>D20点

  杉浦 清<中・中京商>E 17点

(外)原田督三<中・中京商> D19点    平野 兼<中・犬山> C23点       赤星憲広<神・大府>    D 19点

   大島洋平<中・享栄>C 25点

は多いが、兄の方が安打数は多い。杉浦清と三塁手を争ったが、安打数で野口にした。遊撃手は杉山悟、戦後中日の中心打者として活躍、本塁打王、打点王を獲得。

 左翼手は昭和35年大毎日本一に貢献し、ミサイル打線を担った山内一弘、MVP、首位打者、本塁打王2回、打点王4回獲得。その後、阪神や広島に移籍。引退後はロッテの監督も務めた。中堅手は愛工大名電からオリックスに入団、その後大リーグマリナーズ等に在籍したイチロー。MVP3回、首位打者7回、打点王、盗塁王を獲得、大リーグでも首位打者、盗塁王を獲り、シーズン最多安打、10年連続200本安打、安打数と世界新記録を樹立。右翼手はヤクルト・日ハム日本一に貢献、首位打者も獲得した稲葉篤紀、侍ジャパン監督として、東京五輪で金メダルに導いた。

 ベストナイン以外では、投手は服部受弘、野口二郎、長谷川良平、杉浦忠、久保田治(映)林俊宏(南)金田正一の弟留広(ロ)槇原寛己(巨)工藤公康(西)、セーブ日本記録をもつ岩瀬仁紀、捕手は山倉和博、辻恭彦(神)大宮龍男(日)。内野手は、杉浦清(中)。外野手では鬼頭数雄、政一(近)の兄弟。本多逸郎(中)原田督三(中)平野謙(中)彦野利勝(中)赤星憲広(神)。

 

 出身地と出身校の比較は、メンバーの変化はなく微増したが266点で、順位は2ランク上昇で5位。

22 静岡県    179点   第20位   (202点  14位)

1(二)大石大二郎<近・静岡商>B29点

2(三)船田和英<巨・浜松商>D 20点

3(左)小池兼司<南・浜松商> D18点

4(一)興津立雄<広・静岡商> E17点

5(中)杉山光平<南・静岡商>D 20点

6(遊)山下大輔<洋・清水東>D 20点

7(右)長嶋清幸<広・自動車工>D19点

8(捕)種茂雅之<映・静岡>  E13点

9(投)加藤 初<巨・吉原商>B 23点

  東海地区の静岡は戦前から静岡中(現静岡)や静岡商の優勝があり強豪であったが、平成に入ってから常葉菊川が優勝したくらいで平均値の県になってしまった。それでも優勝回数5回、準優勝6回を記録し、勝ち数は全国14位、勝率は21位。最近では、野球はサッカーに押され気味である。

 さて、ベストナインだが、名選手が並んだ。しかし、超大物選手は見られないことや静岡出身でも他県の強豪校へ進学しているケースが見られ、現在の静岡野球を象徴する。ベストナインの得点は179点で、20位である。

 投手はどんぐりの背比べで迷ったが、一番勝ち数の多い加藤初にした。吉原商から西鉄、そして巨人に移籍。新人王を獲得し各チームで活躍した。捕手は昭和30年から40年代に東映、阪急で活躍した種茂雅之、東映では日本一の正捕手として活躍、その後岡村(阪急)とトレードした。県一の進学校静岡であり、ハンサム選手としても有名であった。 

 内野手はまずまずのメンバーがそろった。一塁手

控(投)池谷公二郎<広・静岡商>C18点

        大石 清<広・清水商>C 19点     稲葉光雄<中・清水工> C20点      渡辺秀武<巨・富士> C 20点

  新浦寿夫<巨・静岡商>C 20点

  山内和宏<南・浜名>  E 11点

  赤堀元之<近・静岡>  C 21点

は静岡商から広島に入団した興津立雄、1960年代に長打力があり広島の主力として活躍した。二塁手は近鉄の韋駄天大石大二郎、小柄だが俊足で盗塁王を4回、新人王も獲得した。三塁手は息長く西鉄、巨人、ヤクルトで活躍した船田和英、目立った存在ではないが、いぶし銀のような存在であった。遊撃手は「大ちゃん」こと山下大輔、名門清水東から慶応大学、初打席ホームランを打ち、ハンサムボーイとして人気があった。その後大洋に入団し、引退後は大洋の監督に就任した。

 左翼手は浜松商から南海に入団した小池兼司、1950年代南海の主力として活躍した。中堅手は戦後から昭和30年代静岡商から南海に入団した杉山光平、南海の中心打者として首位打者を獲得するなど活躍した。右翼手は自動車工から広島に入団した長嶋清幸、昭和50年代広島黄金期に長打力のある5番打者として活躍、シリーズMVPなど勝負強い打撃に定評があった。

 ベストナイン以外では、投手陣は厚みがあり、昭和40年代に活躍した大石清(広島)、広島のエース池谷公二郎、中日の20勝投手稲葉光雄、巨人のアンダスロー渡辺秀武、巨人のサウスポー新浦寿夫、南海山内和弘、近鉄セーブ王赤堀元之、杉本正、小野晋吾がいる。捕手は法大時代江川とバッテリーを組んだロッテ袴田英利、新人王の藤田浩雅、内野手は早大、ヤクルト、日ハムと渡り歩いた小田義人、日ハム広瀬哲朗、忘れてならないのは、静岡商時代大石とチームメイト南海の久保寺雄二、現役中に急逝したのが惜しまれる。外野手では藤波行雄、服部敏和がいる。

 

 出身地と出身校の比較だが、加藤秀司(PL学園)・鈴木孝尚(横浜)が抜けたことが大きく22点減179点。順位は6ランク下がって20位となった。

21 岐阜県   195点   第15位    (172点  25位)  

                                                                                      

1(遊)国枝利通<中・岐阜商>E 15点

2(三)吉川尚輝<巨・中京> E 13点

3(二)高木守道<中・岐阜商>B 31点

4(左)和田一浩<中・岐阜商>A 34点

5(一)松田宣治<ソ・中京> B 29点

6(捕)森 祇晶<巨・岐阜> D 20点

(右)千藤三樹男<日・岐阜商>E15点

8(中)花井 悠<西鉄・岐阜>F 11点

9(投)梶本隆夫<急・多治見工>B27点

  岐阜は戦前から県岐阜商を中心の強豪県である。県岐阜商は4度優勝を果たし、高校別でも87勝をあげ全国4位の強豪校で、多くのプロ野球選手を排出。しかし、岐阜県は平成になり、大垣日大の準優勝はあったものの、目立った活躍は陰を潜めた。それでも岐阜県は今までの貯金があり、勝ち数15位、勝率11位である。

 さて、ベストナインだが、高木守道、和田一浩、松田宣治が入り、195点は全国15位である。

 投手は弱小時代から強豪までの阪急を支え、250勝をマークした梶本隆夫、粘り強い投球が信条で、他の投手を大きく離す。捕手は石原慶幸、嶋基宏など好捕手がいるが、V9時代の巨人に貢献した森祇晶にはかなわない。名門岐阜高出身で巨人に入団

控(投)武智文雄<近・岐阜商>D 14点

    佐々木宏一郎<近・岐短大>C22点

  河村保彦<中・多治見工>  D 13点 

(捕)石原慶幸<広・岐阜商>E15点

    

川上監督の下、常勝球団に押し上げた。引退後は監督として、西武黄金時代を築いた。

 内野一塁手は、中京からソフトバンクに入団し、「熱男」の異名がある松田宣治(滋賀出身)、チームのムードメーカーとして常勝ソフトバンクに貢献した。二塁手は中日の名手高木守道、長く中日のリードオフマンとして牽引、球界を代表する二塁手で2000本安打を記録。俊足で盗塁王にも輝き、引退後は中日の監督も務めた。三塁手は中京学院大中京から巨人に入団した現役吉川尚輝、器用な選手で内野はどこでも守れる。遊撃手も岐阜商から中日に入団した国枝利通、俊足で守備範囲が広く、好守で活躍した。

左翼手は岐阜商から東北福祉大、そして西武に入団した和田一浩、後FAで中日に移籍し、2000本安打を達成、長打力もあり、本塁打、打点共に県一で文句なしの4番である。中堅手は昭和30年代強い西鉄時代に活躍した花井悠、堅実な守備でならした選手である。右翼手は岐阜商から早大、そして日ハムに入団した千藤三樹男、しぶとく長打力も魅力な選手である。ベストナインを並べてみると、うち4人が岐阜商出身だった。

 ベストナイン以外の選手だが、投手と捕手の好選手が目立つ。投手では近鉄の武智文雄と佐々木宏一郎、奇縁だが、二人共完全試合を記録する。その他中日で活躍した河村保彦もいる。

 捕手は森をはじめ豊富な人材が揃える。多治見工から東映に入団し、昭和37年日本一に活躍した安藤順三、広島で活躍した石原慶幸、田中将大を好リードし楽天日本一に導いた嶋基宏、スピーチが上手で東日本大震災の際には多くの東北人を勇気づけた。日ハムから現在中日大野奨太も岐阜県出身である。捕手の人材は全国トップクラスである。

 

 出身地と出身校の違いだが、松田宣治の加入により23点増で195点。順位も10ランクアップし15位となった。

20  長野県    162点   第29位   (142点  35位)                                                                                        

1(三)土屋正孝<巨・松本深志>E15点

(右)聖沢 諒<楽・松代>  E16点

(二)菊池涼介<広・武工二>C 25点

4(左)中島治康<巨・松本商>D 20点

5(中)町田行彦<国・長野北>D 18点

(遊)牧 秀吾<D・松本一>D 18点

7(一)手塚明治<巨・松本商>F 10点

8(捕)吉沢岳男<中・松商学園>F12点

9(投)金子千尋<オ・長野商> A28点

  長野は戦前東日本一の強豪で、松本商の優勝、諏訪繭糸、長野師範の準優勝。昭和20年代には小さな大投手光沢毅により、飯田長姫が優勝。その後しばらく低迷していたが、平成に入り上田佳範の活躍により松商学園が準優勝を果たす、松商学園の活躍はあるものの、戦後伸び悩み、全国的には勝ち数30位、勝率37位である。

 さて、ベストナインだが、タイトルを獲得した中島治康、町田行彦、金子千尋が並び162点で29位。

 投手は長野商からオリックスに入団した金子千尋(新潟出身)、MVP・最多勝・防御率・奪三振のタイトルを獲得した。捕手は松商から中日に入団した吉沢岳男、戦後活躍した。

控(投)堀内 庄<巨・松商学園>C21点

(内)塩原明<巨・松商学園>F 7点

  小森光生<毎日・松本市立>F12点   (外)上田佳範<日・松商学園>F10点

        堀込基明<南・小諸商>E 13点

   一塁手は松本商(松商学園の前身)から巨人に入団した手塚明治、好調な時は巨人のクリンナップを打ち、昭和20年代から昭和30年代にかけて活躍した。二塁手は武蔵工大二から広島に入団した菊池涼介(東京出身)、華麗な守備を披露し、ゴールデングラブ賞を何度も受賞した。三塁手は進学校の名門松本深志から巨人に入団した土屋正孝、昭和30年代に活躍した選手である。遊撃手は松本一から中大、DeNAに入団した牧秀悟、2021年新人1年目でサイクル安打、打率3割と大活躍し、打点王・最多安打のタイトルを獲得した。

 左翼手は松本商から巨人に入った中島治康、戦前巨人の中心打者として活躍、史上初の3冠王に輝いた。数字は少ないものの、当然4番にあたる。中堅手は長野北から国鉄に入った町田行彦、弱小球団国鉄の中心打者で本塁打王にも輝いた。右翼手は松代から國學院大學、そして楽天に入団した聖沢諒、好走守揃った楽天のリードオフマンとして活躍し、盗塁王にも輝いた。

 ベストナイン以外の選手だが、松商学園から巨人に入団した堀内庄がいる。内野手は昭和30年代から40年代にかけて巨人の控えとして活躍した塩原明、毎日で活躍した小森光生がいる。西鉄や中日で活躍した日野茂もいる。

 外野手では小諸商から南海に入った堀込基明、昭和30年から40年代の南海の外野を守った。選抜で投手として松商学園を準優勝に導いた上田佳範、日ハムに入団し、外野手として活躍、シーズン3割を記録した。

 

 出身地と出身校の違いだが、金子千尋と菊池涼介の加入により20点増で162点、順位は7ランクアップの29位となった。

19 山梨県   149点   第34位     (149点  33位)  

                                                                                      

1(中)井出竜也<日・吉田> E 16点

2(遊)久慈照嘉<神・東海甲府>E14点

3(三)高橋周平<中・東海甲府>E15点

4(左)長田幸雄<洋・吉田> E 15点

5(右)矢頭高雄<毎・都留> E 14点

(二)田辺徳雄<西・吉田> E 17点

7(一)佐野嘉幸<映・甲府工>E 14点

8(捕)中沢伸二<急・甲府工>E 13点

9(投)堀内恒夫<巨・甲府商>A 31点

  山梨はどちらかといえば弱小であった。しかし、昭和後半から東海大甲府の出現と関東地区に移ったことからめきめき力をつけてきた。2023年選抜では山梨学院が県初の優勝を遂げた。しかし、全国的には勝ち数32位、勝率28位と徐々にアップしている。

 さて、ベストナインだが、投手の堀内恒夫をのぞいては、1番から8番までほぼ同じレベルの選手は並んだ。149点で34位である。

 投手は甲府商から巨人に入団した堀内恒夫、切れのあるボールをなげ、巨人V9に貢献し、200勝を樹立。文句なしの選出である。引退後は巨人の監督を務めたが、短期間であった。捕手は甲府工から阪急に入団した中沢伸二、岡村の後強い阪急を支え

控(投) 大石正彦<洋・甲府商>E12点 小林雅英<ロ・都留> D 16点

(内)内藤博文<巨・甲府一>F10点

  (外)深沢修一<広・甲府工>F7点

        松本哲也<巨・山学付>F 10点

 た。

  一塁手は甲府工から東映に入団した佐野嘉幸、控えながら昭和30年代に活躍した。二塁手は吉田から西武に入った田邊徳雄、石毛の後のショートを任せられ、西武の黄金時代を支えた。引退後は西武の監督を勤めた。三塁手は東海大甲府から中日に入団した高橋周平、期待されながらも数年芽が出なかったが、最近はセリーグのベストナインに選出されるなど主力に成長した。遊撃手は東海大甲府から阪神に入団した久慈照嘉、小柄だがしぶといバッティングで堅実な守備に定評があった。

 左翼手は大洋のポパイこと長田幸雄、怪力であることからポパイというあだ名が付いた。大洋でも長打力を発揮し、クリンナップも任された。中堅手は吉田から日ハムに入った井出竜也、平成に入り、日ハムのリードオフマンとしてチームを牽引した。俊足で守備範囲が広く、盗塁も決められる選手であった。右翼手は都留から大毎に入った矢頭高雄、昭和35年大毎リーグ優勝に貢献した選手である。

 ベストナイン以外の選手だが、投手では戦後活躍した阪神の西村一孔、大洋で活躍した大石正彦。最近では、甲府工から阪神の中込伸投手、日川からロッテの石川賢もいる。また、救援投手では都留からロッテに入った小林雅英もいる。セーブは200以上を記録。

 野手では進学校の甲府一高から巨人に入団した内藤博文、昭和20年代巨人のクリンナップも打っていた。甲府工から広島に入った深沢修一、地味だが広島の外野の一翼を担った。また山梨学院大付から巨人に入団した松本哲也がいる。小柄だが、粘り強いバッティングと堅い守備で新人王を獲得した。

 

 出身地と出身校だが、メンバーが変化しなかったため得点の変化はなく149点、順位は1ランクダウンの34位だった。

18 福井県   147点   第35位    (117点  41位)  

                                                                                      

1(中)天谷宗一郎<広・福井商>F11点

(西川龍馬<広・敦賀気比>D18点

3(三)東出輝裕<広・敦賀気比>E17点

4(左)吉田正尚<オ・敦賀気比>C24点

5(一)松木謙治郎<神・敦賀商>E13点

6(捕)中村悠平<ヤ・福井商> E14点

7(二)牧田明久<楽・鯖江> F 12点

8(遊)栗原陵矢<ソ・春江工>E 14点

9(投)内海哲也<巨・敦賀気比>B24点

  福井は中等野球が始まった当初から敦賀商が連続出場を果たす等戦前は強豪であった。しかし、何と言っても雪深く練習の機会には恵まれず、徐々に後退。しかし、2015年敦賀気比が福井ばかりか北陸初の優勝を遂げた。全国では勝利数28位、勝率31位で中位である。北陸では最高の成績だ。

 さて、ベストナインだが、飛び抜けた選手はいないが、選手は揃った。ベストナインは147点で35位である。

 投手は敦賀気比から巨人に入団した内海哲也(京都出身)にする。巨人ではエースとして100勝余上げた。捕手は福井商からヤクルトに入団した中村悠平にする。正捕手として、2015年ヤクルトリーグ優勝、2021年日本一に貢献、2023年WBCでも活躍。

控(投)牧野 伸<東映・武生>E11点

        横山竜士<広・福井商>E 12点

  高橋里志<広・敦賀工>E 11点

(捕)辻 佳紀<神・敦賀商>F12点 (外)川藤幸三<神・若狭>F 10点

 一塁手はプロ野球創生期に活躍した松木謙治郎、敦賀商から阪神に入団し、中心選手として活躍、県5番にふさわしい選手である。二塁手は牧田明久、鯖江から近鉄に入団、近鉄消滅後は楽天に所属し、楽天日本一にも貢献した。三塁手は敦賀気比から広島に入団した東出輝裕、入団してすぐにレギュラーになり、県内では最多1300本という安打数を記録。遊撃手は春江工からソフトバンクに入団した栗原陵矢、現役でソフトバンクの主軸として活躍する。

左翼手は、敦賀気比から青山学院、そしてオリックスに入団した吉田正尚、パンチ力があり、オリックスの4番からパリーグを代表する選手に成長した。現在大リーグで活躍する。中堅手は、福井商から広島に入団した天谷宗一郎、何度もファインプレーでチームを救った。右翼手は敦賀気比から広島に入団した西川龍馬(大阪出身)、広島では4番打者として活躍した。

 ベストナイン以外の選手だが、投手は武生から東映に入団した牧野伸、40勝をあげる。また広島を引退した横山竜二もいる。先発から押さえに回り、長い期間活躍した。敦賀工から広島などで活躍した高橋里志もいる。捕手では「ヒゲ辻」といわれた辻佳紀、敦賀商から阪神に入団、あだな通りヒゲを生やし阪神の守りの要として活躍。外野手では、若さから阪神に入団しムードメーカーとして活躍した川藤幸三、日大藤沢から日ハムに入団した島田信敏がいる。

 

 出身地と出身校では、内海哲也と西川龍馬が入り、高橋里志と川藤幸三が抜け、30点増147点。順位も6ランクアップして35位となった。

17 石川県    163点   第27位    (172点  25位)                                                                                        

1(右)村松有人<ダ・星稜>D18点

2(中)島内宏明<楽・星稜>E17点3(一)角中勝也<ロ・日本航空二>D18

4(三)松井秀喜<巨・星稜>S38点5(遊)大松尚逸<ロ・金沢>E13点

(左)音 重鎮<中・星稜>F12点

7(捕)笠間雄二<中・金沢>F 9点8(二)湯上谷浩志<南・星稜>E 14点

9(投)小松辰雄<中・星稜>B24点

  石川は雪国北陸にあり、長い間弱小であった。しかし、最近では星稜や金沢の台頭などにより徐々に力をつけてきた。最高成績は星稜の準優勝、また、松井秀喜という世界的なプロ野球選手を輩出後、今後の活躍が期待されている。全国では勝ち数37位、勝率34位で中の下位である。

 さて、ベストナインだが、松井秀喜の他、最近ロッテの角中勝也や大松尚逸などがでてきて、層も厚くなりつつある。また中日の選手も目立っている。ベストナインは163点で27位、勝利数、勝率よりも順位は上だ。

 まず投手だが、何人か候補はいるが、文句なしに小松辰雄を選ぶ。星稜では速球を武器に選手権ベスト4に入る活躍をした。中日でも持ち味の速球がさ

控(投)堂上 照<中・金沢> F7点

        村田勝善<ダ・星稜> E  9点  山本省吾<オ・星稜> F  7点

    奥川恭伸<ヤ・星稜>D13点

え、エースに上り詰めた。捕手は金沢から中日に入団した笠間雄二、控え捕手だったが、貴重な存在で、その後巨人に移籍した。              

一塁手は平成25年度の首位打者を獲得した角中勝也、日本航空二からロッテに入団、育成選手から力をつけた。しぶとい打撃でチャンスに強かった。二塁手は富山出身だが、星稜からダイエーに入団した湯上谷浩志、華麗な守備を見せた。三塁手は高校時代のポジションから松井秀喜にした。あだ名がゴジラといわれるほど、スケールの大きな選手。甲子園で5打席5敬遠という伝説をつくり、巨人に入団すると、長島監督の下、天才的な打撃を開花させ、MVP、首位打者、本塁打王、打点王に輝いた。さらに海の向こうの大リーグにも挑戦し、名門ヤンキースの4番をつとめ、2009年にはワールドシリーズのMVPを獲得した。平成25年には、その功績が認められ、長嶋監督と共に国民栄誉賞を受賞した。野球史に残る名選手である。遊撃手は金沢からロッテに入団した大松尚逸、その後ヤクルトに移籍した。 

左翼手は星稜から中日へ入団した音重鎮、勝負強い打撃で広島でも活躍した。中堅手は星稜から明大、そして楽天に入団した島内宏明、チームの中心選手で楽天日本一にも貢献した。右翼手は星稜からダイエーに入団した村松有人、俊足でダイエーの1番打者として活躍、盗塁王も獲得した。

 ベストナイン以外の選手だが、投手が目立つ。まず金沢から中日に入った堂上照、35勝あげた。その後息子たちが中日に入団して話題となった。また、星稜からダイエーに入った村田勝善もいる。一時はダイエーのエースとして活躍。しかし、投手層の厚い西武に移籍して精彩を欠き目立たなくなった。ダイエーで続けていたらもっと活躍したことだろう。星稜を選手権で準優勝まで導いた山本省吾もいる。慶応大学から近鉄に入団、消滅後はオリックス、その後横浜、最後はソフトバンクだった。2019年全国大会で星稜に準優勝に貢献した奥川恭伸、ヤクルトに入団し、2021年力を発揮し、日本一に貢献した。

 

 出身地と出身校の違いは、金森栄治(PL学園)京田陽太(青森山田)が抜け、9点減163点。順位も2ランクダウンし27位である。

16 富山県    86点   第45位    (105点  46位)  

                                                                                      

1(二)吉岡悟<ロ・富山商>F10点

2(左)紺田敏正<日・高岡商>F7点

(中)浅井樹<広・富山商>E16点

4(遊)進藤達哉<横・高岡商>E16点

5(捕)土肥健二<ロ・高岡商>F11点

6(右)吉田 広<神・高岡一>F7点

7(三)田畑一也<ソ・高岡一>G2点

8(投)石川 歩<ロ・滑川>D15点9(一)西野勇士<ロ・新湊>G 2点

  雪国富山は戦前戦後を通して、弱小である。未だ準優勝もない3県に入っている。新湊がベスト4に進んだが、その後中々ベスト4の壁を破れない。肩を並べていた新潟や山形が最近力をつけているため、おちおちできない。全国でも勝ち数46位、勝率45位で下位。今後レベルアップすることを期待したい。

 さて、ベストナインだが、際だつ選手はいない。得点は86点で45位である。

  まず投手は滑川から中部大、東京ガスからロッテに入った石川歩、新人王や最高防御率のタイトルも獲得した。ロッテ一筋で76勝をあげた。捕手は高岡商からロッテに入団した土肥健二、パンチ力があり、時々大きな当たりを打った。

 一塁手は新湊からロッテに入団した西野勇士、投手だが野手不足で内野に回ってもらった。二塁手は富山商からクラウン、その後ロッテに移籍した吉岡悟、活躍した年数や安打数は少ないが、特筆すべきことは富山初のタイトル、首位打者を獲得した。1975年白仁天(東映)と首位打者争いをし、実績で上回る白の方が有利に思われたが、予想に反して吉岡がタイトルを奪取した。三塁手も投手から野手に回ってもらった田畑一也、高岡一からソフトバンクなどで活躍した。遊撃手は高岡商から横浜に入団した進藤達哉、1998年横浜ベイスターズ日本一にレギュラーとして貢献した。

 左翼手は高岡商から日ハムに入団した紺田敏正、守備固めのための控え選手だったが、長年日ハムに所属した選手である。中堅手は富山商から広島に入団した浅井樹、スタメン選手ではなかったが、チャンスに代打で登場、上腕が太く、時々大きな打球を飛ばした。投手に脅威を感じさせる選手であった。右翼手は高岡一から阪神に入った吉田広、実績はほとんどないが、ナインに連ねることになった。

 

 出身地と出身校の比較だが、湯上谷浩志(星稜)・荒木貴弘(帝京三)が抜けため、投手2人を起用することとなり19点減の86点。しかし順位は1ランクアップし45位となった。 

15 新潟県    49点   第47位    (58点  47位)                                                                                        

1(三)小林幹英<広・新潟明訓>G 2点

2(遊)関本四十四<巨・糸魚川商工>2点

3(一)渡辺一衛<金星・高田中>G 5点

4(二)渡辺浩司<日・新潟商>F  8点

5(捕)加藤健<巨・新発田農>G  5点

6(中)滝沢夏央<西・関根学>G  6点

7(左)荘司康成<楽・明訓> G  2点

8(右)吉田篤史<ロ・日本文理>G 2点

9(投)今井雄太郎<急・中越> Ⅾ17点

  新潟は戦前戦後を通して、弱小である。選抜大会では都道府県で最後に勝利を収め、中々ベスト8の壁も破れなかった。しかし、2009年歴史的快挙が訪れた。それは、選手権で日本文理が新潟で初の準優勝に輝いたことである。強豪校を破り決勝へ進み、決勝でも強豪中京大中京を1点差まで追い詰め、あと一歩のところで、優勝を逃した。2014年選手権でも日本文理はベスト4まで進んだ。最近弱小新潟を返上する動きが見られる。準優勝1回、全

国で勝ち数47位、勝率47位である。ベストナインはナインが5人しかそろわなかったため、4人は投手から野手に入れた。しかし、投手記録はあるものの、打者の記録が得られなかったため、得点は2点として表した。その結果49点で47位である。

投手は新潟を代表する名投手今井雄太郎、中越から阪急に入団、完全試合も達成。気が小さく酒を飲まないと調子がでないと言われ酒仙投手とも言われた。昭和40年代から50年代にかけて、最多勝、防御率のタイトルを獲得、阪急の優勝に貢献した。他にも投手は新潟明訓から広島に入団した小林幹英、一時押さえ投手として活躍した。内野手が不足しているため、三塁に回ってもらった。糸魚川商工から巨人に入団した関本四十四もいる。新人で活躍し、新人王にもなった。関本も遊撃手に回ってもらった。日本文理からヤマハ、ロッテに入団した吉田篤史もいる。右翼手に回ってもらった。捕手は新発田農から巨人に入団した加藤健、1軍経験はあるが、わずかである。試合には時々マスクを付けている。彼のエピソードでは、2009年日ハムとの日本シリーズ、打席に入り、実際にはデッドボールでないのに器用な動作をして、主審がデッドボールにした。日ハム栗山監督も抗議したが、認められず進行、このこともあり、日ハムは調子を崩し敗退した。日本シリーズの陰の立て役者かもしれない。

一塁手は高田中から金星に入った渡辺一衛、戦前に活躍した選手で新潟では渡辺浩司に次ぐ、安打数を記録する。二塁手は新潟商から日ハムに入団した渡辺浩司、地味で長らく控えだったが、努力が実り1軍でも活躍。その努力が認められ、引退後はコーチを務めた。雪国新潟ならではの忍耐力のある選手である。ただ新潟4番打者の安打数が153とは寂しい。

 左翼手は新潟明訓から立大を経て楽天に入団した荘司康成、現役投手として活躍中、野手不足で外野に回ってもらう。中翼手は関根学園から西武に入団した滝沢夏央、現役のため、今後の活躍が期待される。

その他、ベストナイン以外の選手だが、また、星野順治も新潟商からダイエーに入団し、35勝をあげた。投手では名のある選手がいるが、野手の層が薄い。雪国新潟だが、今後名選手が出てくることを期待したい。

 

 出身地と出身校の比較では、金子千尋(長野商)が抜けたことが大きく、9点減49点、順位は変わらず47位である。

14 神奈川県   237点   第9位    (229点  9位)  

1(中)柴田勲<巨・法政二>B30点

2(左)秋山翔吾<西・横隼人>C 26点

3(右)飯田徳治<南・浅野中>B 31点

4(三)原 辰徳<巨・東相模>B 31点

5(遊)水上善雄<ロ・桐蔭学園>D18点

(一)田代富雄<洋・藤沢商>C 23点

7(二)森野将彦<中・東海相模>D22点

8(捕)近藤健介<日・横浜> C 23点

9(投)菅野智之<巨・東相模>S 33点

  神奈川は戦前横浜商の出場はあるものの、甲子園の出場は少なく弱小であった。しかし、戦後湘南の優勝以後、法政二、横浜、東海大相模、桐蔭学園が台頭し、優勝15回で一躍強豪の仲間入りをした。全国では勝ち数7位、勝率は2位である。全国一の激戦地であるため、今後さらに上昇することが期待される。

 さて、ベストナインだが、戦中から現役まで新旧様々なメンバーが選出された。柴田勲、原辰徳と豪華な顔ぶれだが、得点237点と9位であった。

 まず投手だが、2000勝投手山本昌もいるが、得点が高い菅野智之にした。沢村賞、最多勝、防御率のタイトルを獲得。捕手は、神奈川にしては人材不足の感が強く、そのため千葉県出身だが、横浜高校で捕手をしていた近藤健介を選ぶ。出塁率が高く、本塁打王、打点王も獲得。WBCでも世界一に貢献した。

 内野手は長打力の選手が並んだ。まず一塁手は大洋の大砲、オバQ田代富雄、本来はサードだが、原の存在もあり、一塁にまわってもらった。昭和50年代は大洋のクリンナップを打ち本塁打を量産した。二塁手は中日で活躍した森野将彦、勝負強さに定

控(投)阿波野秀幸<近・桜ヶ丘>D17点

        渡辺泰輔<南・慶応>  D 15点

  木田勇<日・横浜商大>D 13点

 松坂大輔<西・横浜> A 32点

  山本昌<巨・日大藤沢>A 30点

(内)  愛甲猛<ロ・横浜>D 18点

大沢伸夫<中・神奈川商工>D 18点

(外)多村仁志<横・横浜>C 22点

竹之内雅史<西鉄・鎌倉学園>D19点

  高橋 智<オリ・向上> 17点

鈴木尚典<横・横浜>  C 24点

高橋由伸<巨・桐蔭学> B 31点

    

評があり、監督から信頼されていた。三塁手は若大将原辰徳、東海大相模、東海大と親子鷹で活躍し、巨人に入団。中心打者として活躍し、MVPに打点王のタイトルを獲得。引退後は巨人の監督に就任し、日本一、リーグ優勝、さらにWBCで世界一に導いた。遊撃手は桐蔭学園からロッテに入団した水上善雄、堅実な守備を見せた。

 外野左翼手は横浜隼人から西武に入団した秋山翔吾、俊足で守備に定評があり、西武のリードオフマンとして活躍、その後、大リーグに移籍した。中堅手は法政二から巨人に入団した俊足の柴田勲、法政二時代では投手を務め、甲子園夏春連続優勝を果たし、当時高校最強チームの一員であった。巨人ではリードオフマンとして、チームを牽引し、V9達成の原動力になった。右翼手は南海や国鉄で活躍した飯田徳治、俊足で打力があり、MVP、打点王、盗塁王のタイトルを獲得した。

 ベストナイン以外の選手だが、投手では阿波野秀幸、野村収、慶応の完全男渡辺泰輔、新人王でタイトルを総なめした木田勇、若田部健一、中田義弘、石井貴。内野手では苅田久徳、愛甲猛、大沢伸夫、小坂佳隆・長内孝、田中広輔、佐々木信也。外野手では衆樹資宏、高木由一、竹之内雅史、高橋智がいる。

 

 出身地と出身校のベストナインは、近藤健介の加入が大きく8点増の9位。順位は得点が伸びたが、9位のままだった。

 13 東京都    281点   第2位    (274点  4位)  

1(中)鈴木誠也<広・二松学>B 28点

2(二)榎本喜八<毎・早実> B 32点

3(遊)井口忠仁<ダ・国久我山>B32点

4(一)王 貞治<巨・早実> S 44点

5(捕)阿部慎之助<巨・安田学>A34点

(三)江藤 智<広・関東> B 30点

7(右)栗橋 茂<近・帝京商工>C24点

8(左)桑田 武<洋・荏原> C 23点

9(投)杉下 茂<中・帝京商工>S34点

 東京は戦前から早実や慶応がリードし、慶応は第2回選手権で優勝を遂げる。しかし、戦後になり、王投手を率いる早実が優勝を飾ったが、東京代表は一時出ると負けの状態が続き、都会っ子のひ弱さを感じさせた。その後、選手権に東西2代表から出場するようになり、帝京、日大三勢らの活躍により、強豪に変わってきた。勝ち数は全国3位、勝率は14位である。

 ベストナインでもさすが首都東京、王、杉下、榎本、井口、阿部と豪華メンバーが揃った。得点も281点で第2位。

 投手は中日の杉下茂、切れのあるフォークで1954年中日日本一の原動力になった。200勝も記録。捕手は田淵幸一もいるが、得点の高い阿部慎之助にする。2000年以降400本塁打を記録し巨人の4番として活躍した。千葉出身である。

 一塁手は文句なしに王貞治、早実では投手として東京に選抜大会初の優勝をもたらし、その後巨人ではV9達成の原動力にもなった。ホームラン数868の世界記録は未だに破られていない。二塁手は王の存在ではじき出された榎本喜八にやってもらう。大毎時代はミサイル打線の中核をなし、1960年優勝に貢献。安打製造器と言われ、当時最年少で2000本安打を記録した。三塁手は広島の長距離砲江藤智、本塁打王2回、打点王を獲得、その後巨人、西武でも活躍した。遊撃手は井口忠仁、青学からダイエー、大リーグも経験、帰国後ロッテで活躍し

控(投)土橋正幸<映・日本橋>B 27点

   白木義一郎<東急・慶商工>D13点    村田元一<国・明治> D 15点

     成田文男<ロ・修徳> A 28点     佐藤道郎<南・日大三> C 21点

  岩隈久志<近・堀越> A 29点

(捕)醍醐猛夫<毎・早実>E 16点

  大矢明彦<ヤ・早実> D 19点  田淵幸一<神・法政一>B 30点

(内)石井晶<急・足立> E 15点

  徳武定祐<国・早実> E 15点

  西沢道夫<中・日野中> 27点

  井端弘和<中・堀越> C 24点  (外) 吉岡佑弐<近・帝京> E17点

   森本稀哲<日・帝京> E 16 関根潤三<近・日大三>D19点

引退後はロッテの監督を務める。

左翼手は神奈川出身だが、荏原から中大を経て、大洋に入団した桑田武、60年代太洋の4番として活躍。中堅手は現役大リーガー鈴木誠也、二松学舎大付から広島に入団。東京五輪では、金メダルに貢献。現在カブスで活躍中。右翼手は近鉄で活躍した栗橋茂、長打力もあり70年代近鉄優勝に貢献した。

 

 ベストナイン以外の選手だが、投手は土橋正幸、白木義一朗、村田元一、ロッテのエース成田文男、南海の押さえ佐藤道朗、早実荒木大輔、帝京伊東昭光、武田一浩、岩隈久志。捕手は醍醐猛夫、大矢明彦。内野手では西沢道夫、石井晶、徳武定祐、井端弘和がいる。外野手では関根順三、並木輝男、吉岡佑弐、日ハムの監督栗山英樹がいる。 出身地と出身校のベストナインは、阿部慎之助、桑田武の加入で7点増の281点。順位も2ランクアップし、2位となった。      

 12 千葉県    268点   第4位    (289点  2位)  

1(遊)石毛宏典<西・市銚子>B 32点

2(二)掛布雅之<神・習志野>A 32点

3(一)小笠原道大<日・暁星国>A33点

4(三)長島茂雄<巨・佐倉一>S 40点

5(中)谷沢健一<中・習志野>B 31点

(右)福浦和也<ロ・習志野>C 24点

7(捕)相川亮二<横・東京学館>D22点

8(左)丸 佳浩<広・千経付>C 28点

9(投)城之内邦雄<巨・佐原一>B26点

  千葉は戦前目立った活躍をしていなかったが、戦後銚子商や習志野の優勝により、関東の強豪といわれるようになった。しかし、県内の2強勢力図が群雄割拠に変わり、50年優勝から遠ざかっている。最近では茨城や埼玉が台頭して、千葉の存在が薄くなってきた。全国では勝ち数13位、勝率は10位で、平均よりもやや上というところである。

 さて、ベストナインだが、最近千葉の勢力が衰えたとはいえ、長島茂雄を筆頭に豪華メンバーが揃った。得点は268点で4位である。

 まず投手はロッテで活躍した木樽正明とヤクルトの左腕石井一久が群を抜いていたが、得点の多い城之内邦雄を選ぶ。佐原一から巨人に入団、エースのジョーとして活躍した。捕手は東京学館から横浜に入団した相川亮二、堅実なリードに定評があった。

 内野手は素晴らしい顔ぶれとなった。一塁手はフルスィングの小笠原道大、暁星国際から捕手として日ハムに入団、MVP、首位打者、本塁打王、打点王のタイトルを獲得、2000本安打も記録し日ハムや巨人の日本一に貢献した。二塁手は習志野から阪神に入団した掛布雅之、天才的な打撃で本塁打王を獲得、ミスタータイガースと呼ばれた。三塁手は文句なくミスタープロ野球こと長嶋茂雄、彼よりも

控(投)石井一久<ヤ・東京学館>B25点

  木樽正明<ロ・銚子商> B23点       鈴木孝政<中・成東>  B 24点

  小宮山悟<ロ・芝浦柏>C 18点

 (内)篠塚和典<巨・銚子商>B28点

      宇野 勝<中・銚子商>C 26点

  和田 豊<神・我孫子>D 22点

古屋英夫<日・木更津中央>C 23点

外)飯島滋弥<セ・千葉中>D 18点   飯田哲也<ヤ・拓大紅陵>D 20点

記録を上回る選手はいるが、記憶を上回る選手はいない。燃える男長島はチャンスに強くMVP、首位打者、打点王、本塁打王を何度も獲得。巨人の4番としてV9に貢献。引退後は巨人軍の監督としても活躍した。遊撃手は市銚子から駒大、プリンスホテル、西武に入団した石毛宏典、新人王やMVPを獲得し、チームリーダーとして西武の黄金時代を築いた。

 外野手も素晴らしいメンバーが顔を揃えた。左翼手は千葉経大付から広島に入団した丸佳浩、広島3連覇に貢献した。現在は巨人に移籍している。中堅手は習志野から早大、そして中日に入団した谷沢健一、鳴り物で入団し新人王を獲得、天才的な打撃で首位打者も獲得、中日の優勝にも貢献した。右翼手は習志野からロッテに入団した福浦和也、地道な努力を重ね2000本安打を達成した。

ベストナイン以外の選手だが、豊富な人材が揃う。投手では鈴木孝政、森繁和、小宮山悟、与田剛。内野手は篠塚和典、宇野勝、和田豊、中村勝広、古屋英夫。外野手は飯島滋弥、飯田哲也、小川淳司らがいる。

出身地と出身校のベストナインは、阿部慎之助と高橋由伸が抜け、相川亮二と福浦和也が加入したが、阿部慎之助・高橋由伸の抜けた穴は大きく、21点減の268点。順位も2ランク下がり4位となった。

11 埼玉県    216点   第12位   (198点  15位)                                                                                        

1(二)山崎裕之<ロ・上尾> B 29点

2(三)清水隆行<巨・浦和学>D 20点

3(遊)鳥谷 敬<神・聖望> B 27点

4(一)松原 誠<洋・飯能> B 29点

5(左)鈴木健<西・浦和学院>D 22点

(中)平塚克洋<洋・春日部共>E13点

7(左)山崎賢一<洋・所沢商>E 15

8(捕)伊東 勤<西・所沢> C 27点

9(投)斉藤雅樹<巨・市川口>S 34点

  埼玉は戦前甲子園の出場も少なく、弱小であった。しかし、戦後東京の近郊で人口が増えるに従って力をつけ、優勝3回、準優勝4回と結果を残してきた。昭和までは熊谷、大宮、上尾の公立校がリードしてきたが、今では浦和学院、花咲徳栄の私立勢が台頭し、レベルを上げた。全国でも勝ち数19位、勝率12位、中の上というところである。

 さて、ベストナインだが、松原誠、山崎裕之、斉藤雅樹などのメンバーが揃った。また地元西武は2人だった。ベストナインは216点で12位、やはり中の上である。

 投手は文句なしに斉藤雅樹。巨人の大黒柱で、MVP、沢村賞3回、最多勝5回、防御率3回獲得。

しかし、200勝には届かなかった。

控(投)門倉健<中・聖望学園>E 12点  小林宏之<ロ・春日部共栄>D 15点

  大竹 寛<広・浦和学>  D 13点

 (内)仁村 徹<中・上尾> E 15点    

捕手は所沢から西武に入団した伊東勤、高校は当初熊本工だったが、西武の熱意により転校した。プロでは、西武黄金時代の守りの要として活躍した。名門浦和、日大から中日に入団した高木時夫、大宮からロッテに入団した榊親一もいる。

  内野手は一流選手が選出された。一塁手は昭和40年代大洋の主砲松原誠、安打数、打点数、本塁打数と県ナンバーワンの記録を持ち、2000本安打も達成。文句なしの4番打者である。二塁手はロッテ山崎裕之、当時プロに入るときに高い契約金が話題となったが、その契約金に見合った活躍をした。ロッテのリードオフマンとして牽引し、2000本安打を記録。最後は地元西武に移籍した。三塁手は、本来外野だが内野にコンバートした清水隆行、東京出身だが浦和学院、東洋大を経て巨人に入団した。遊撃手は鳥谷敬、東京都出身だが、聖望学園・早稲田大を経て阪神入団、リードオフマンとして活躍し、2000本安打を達成。

 左翼手は浦和学院から西武に入団した鈴木健、当時高校本塁打記録を樹立し、鳴り物入りでプロに入り、チームの4番を務めるなど活躍した。中堅手は東京出身の平塚克洋、春日部共栄・明治大を経て大洋に入団した。右翼手は所沢商から太洋に入団した山崎賢一、大洋の中堅打者として活躍した。

 ベストナイン以外の選手では、投手ではヤクルトのアンダースロー会田照夫、長身の門倉健(中日)、小林宏(ロッテ)、阪神の押さえ久保田稔、広島から巨人に移籍した大竹寛がいる。

 内野手では広島の木下富雄、中日のファイトマン仁村徹、ちなみに仁村の兄薫、弟健司の3兄弟で埼玉では野球3兄弟として有名であった。俳優と同姓同名の長谷川一夫(ロッテ)、しぶとい活躍をする奈良原浩(西武)、大宮東の準優勝した時のメンバー平尾博司(西武)、埼玉栄から西武に入った大島浩行、チャンスに強い石井義人(西武)。

 出身地と出身校のベストテンだが、東京都との交流があり、4選手入れ替わった。鳥谷敬・伊東勤・

 

清水隆行・平塚克洋が加入し、石渡茂・初芝清・嶋重宜・中村晃が抜けた。18点増加し216点、順位は、3ランクアップし12位だった。

10 群馬県    150点  第33位    (150点  31位)                                                                                        

1(中)中登志雄<中・前橋> C 25点

2(遊)皆川定之<東急・桐生中>F11点

3(右)常見昇<東急・桐生中>E 13点

4(左)毒島章一<映・桐生> C 24点

5(三)佐野仙好<神・前橋工>D19点

(二)安達了一<オ・榛名> E 14点

7(一)中村 栄<国・桐生中>F 11点

8(捕)清水将海<ロ・東農大二>F10点

9(投)渡辺久信<西・前橋工>B 23点

  群馬は準優勝2回の桐生が高校球界をリードしてきた。しばらく公立校が活躍し、進学校の前橋の松本投手が初めて完全試合を達成。全国優勝から遠ざかっていたが、平成に入り私立勢が台頭し、桐生一、前橋育英が優勝。全国的にも勝ち数・勝率共24位。今後健大高崎等勢いのある学校も出てきているため、期待は大きい。

 さて、ベストナインだが、旧制中学出身者もいて、比較的オールドメンバーで構成された。ベストナインは150点、33位である。

 投手は前橋工から西武に入団した渡辺久信、ストレートが速く、西武の黄金時代にエースとして活躍。最多勝、防御率のタイトルを受賞。引退後は、西武の監督を努めた。捕手は東京農大二から青山学院大、そしてロッテに入団した清水将海、強肩で期待

控(投)宮田征典<巨・前橋> C 20点

    永井 怜<楽・東農大二>E 10点

 高橋光成<西・前橋育> D 15点

捕)狩野恵輔<神・前橋工>F 10点

(外)岡島豪郎<楽・関学園付>E13点

  周東佑京<ソ・東農大二>F10点

されたが、実動は短かった。

  一塁手は桐生中から国鉄に入団した中村栄、俊足で盗塁を決め、堅実の守備が光った。二塁手は現役安達了一、榛名、上武大、東芝を経てオリックスに入団した。三塁手は前橋工から中大、そして阪神に入団した佐野仙好、昭和50年代にしぶとい打撃で活躍。昭和60年阪神日本一のメンバーでもある。遊撃手はやはり桐生中から東急に入団した皆川定之、好守好打でチームの中軸として活躍した。息子皆川康夫(日ハム)は投手として入団し11勝をあげ、新人王を獲得。親子2代同じ球団で活躍した。

 外野手もオールドメンバーだが、大物が揃った。まず左翼手は桐生から東映に入団した毒島章一、俊足で守備範囲も広くチームの中心選手として活躍した。三塁打は福本に破るまで記録を持ち、昭和37年東映日本一にも貢献した。しかし、タイトルには無縁で、2000本まで23本足りなかった。中堅手は進学校前橋から中日に入団した中登志夫、昭和30年代、40年代中日の好守好打リードオフマンとしてチームを牽引し、首位打者、盗塁王のタイトルも獲得。安打も1800本を記録、中、高木守の1、2番コンビは他球団の脅威となった。右翼手は桐生中から東急に入団した常見昇、昭和20年代、30年代に活躍した。

 ベストナイン以外の選手だが、投手では前橋から巨人に入団し、8時半の男といわれた宮田征典、巨人V9前半にリリーフとして活躍した。現在のように当時セーブ王があれば、当然タイトルを獲っていた。永井怜は前橋工から楽天に入団した。2013年楽天日本一に貢献した。捕手では狩野恵輔(阪神)、外野手では五十嵐章人、木暮力三、現役岡嶋豪郎(楽天)、俊足周東佑京(ソフトバンク)がいる。

 

 出身地と出身校のベストナインだが、群馬の場合、同じメンバーのため、双方150点の変化なし。ただ順位は、他県が伸び2ランク下げ33位だった。

9 栃木県    165点   第25位    (150点  31位)                                                                                        

1(中)真中満<ヤ・宇都宮学園>D18点

2(三)飯塚佳寛<ロ・宇都宮学園>E13

3(遊)石井琢郎<横・足利工>B 30点

4(一)広沢克巳<ヤ・小山>  B28点

5(右)小関達也<西・國栃木>E 14点

(二)島野育夫<中・作新学院>E15点

7(左)飯原誉士<ヤク・小山>E 13点

8(捕)高嶋徹<オ・宇都宮学園>G 5点

9(投)江川卓<巨・作新学院> 29点

  栃木は戦後台頭してきた。特に作新学院の活躍が目立ち、昭和37年春夏連覇を遂げ、一躍栃木の名を全国に広め、北関東では先駆的な存在となった。また、春夏連覇の偉業は今では7校が達成しているが、最初が作新であった。また、作新は北海道の駒大苫小牧が優勝するまで、優勝校の北限を42年間保持した。しかし、今では茨城、群馬に押され、栃木は優勝を50年間も逃していたが、2017年夏久々に作新が復活の優勝を遂げた。全国では勝ち数25位、勝率18位である。

 さて、ベストナインだが、江川卓や石井琢郎がいるものの、層は薄い。ベストナインの得点は165点、全国25位である。

 投手は春夏連覇の貢献者もいるが、作新から法政大学、巨人に入団した怪物江川卓に選ぶ。ストレー

控(投)八木沢荘六<ロ・作新学院>D15

       高村佑<近・宇都宮南>E 12点

  渡辺俊介<ロ・國栃木>D 13点

  今井達也<西・作新> D 13点

(内)岡田幸文<ロ・作新学院>E13点

 (外)高山忠克<産・作新学院>F10点

トが速く、MVP、最多勝のタイトルを獲得し、巨人の優勝に貢献した。しかし、江川の怪物たるゆえんは高校時代である。ノーヒットノーランを続けざまに記録し、バットに当たることが話題になる程で、その活躍は全国に広がり、栃木の予選大会は球場が満員になるほどであった。しかし、チームの打力はふるわず、甲子園に参加したのは高3の時だけであった。それでも選抜はベスト4,そして、三振奪取60を記録し、未だその記録は破られてはいない。捕手は宇都宮学園からオリックスに入団した高嶋徹、好リードで活躍が期待されたが、目立った活躍はできなかった。

 一塁手は茨城出身の広沢克巳、小山から明治大、そしてヤクルトに入団。ヤクルトの大砲として、リーグ優勝・日本一に貢献した。二塁手は作新から南海に入団した島野育夫、闘志溢れる選手で中日でも活躍した。引退後はコーチを務めた。三塁手は宇都宮学園からロッテに入った飯塚佳寛、小柄だが、粘っこい打撃に定評があった。遊撃手は栃木が誇る石井琢郎、足利工から横浜に入団。横浜では一番バッターとして、98年優勝に貢献した。また、県唯一の2000本安打も記録し、盗塁王を4度獲得した。

 左翼手は小山からヤクルトに入団した飯原誉士、長打力があり、時々大きな当たりを飛ばしたが、年間通して活躍することは少なかった。中堅手は宇都宮学園から日大、そしてヤクルトに入団した真中満、90年代一番打者として活躍、県内では石井に次ぐ安打数を記録。引退後ヤクルトの監督に就任し、リーグ優勝を遂げた。右翼手は國學院栃木から西武に入った小関達哉、入団してすぐに活躍し新人王に輝いた。

 ベストナイン以外の選手だが、投手では作新春夏連覇の立役者八木沢荘六、早大を経て、ロッテに入団した。準優勝投手に宇都宮南のエース高村佑がいる。法大から近鉄に入団した。アンダースローの渡辺俊介は國學院栃木出身である。現役では作新の優勝投手今井達也(西武)がいる。内野手では斉藤巧(宇都宮商・広島)。外野手では高山忠克(作新・国鉄)中野佐資(國學院栃木・阪神)がいる。

 

 出身地と出身校のベストナインだが、広沢克巳の加入により、15点増により165点。順位も6ランクアップの25位だった。

茨城県    192点   第17位     (195点  16位)                                                                                        

1(左)大和田明<広・茨城>D19点

2(右)江尻 亮<洋・日立一> D19点

3(遊)豊田泰光<西鉄・水戸商>B31点

4(中)田宮謙次郎<大阪・下館商>C24

5(一)大山悠輔<神・つくば秀>D19点

(三)仁志敏久<巨・常総学院>D21点

7(二)金子 誠<日・常総> D 21点

8(捕)会沢 翼 <広・水短付>E16点

9(投)井川 慶<神・水戸商> 22点

  茨城は戦前戦後、東関東代表では千葉県に押され、甲子園の出場も少なく目立たない県であった。しかし、木内監督率いる取手二がKKコンビのPLを破り優勝、続く常総学院の優勝と、優勝3回、準優勝3回と関東の強豪に変わってきた。今では常総学院が茨城の野球界を背負っている。全国で勝ち数29位、勝率27位で、中位である。

 さて、ベストナインだが、192点で17位である。

 投手は飛び抜けた存在はなく、最多勝と大リーグを経験した井川慶を選ぶ。水戸商から阪神、大リーグを経て、オリックスで活躍した。捕手は現役水戸短大付から広島に入団した会沢翼を選ぶ。3年連続セリーグベストナイン、広島のリーグ優勝に貢献、プレミア19で世界一にも貢献した。

 内野手の一塁は大山悠輔、23年阪神の4番とし

控(投)梶間健一<ヤ・鉾田一>D 13点

        鈴木康二朗<ヤ・磯原>C 18点

    松沼博久<西・取手二>D 16点 (内)大野 久<神・取手二> 14点

      渡辺直人<横・牛久> E 14点

 (外)玉造陽二<西鉄・水戸一>E16点

   細川成也<中・明秀日>F 9点

 て、リーグ優勝、日本一に貢献した。二塁手は千葉県出身だが、常総学院を経て、日ハムで活躍した金子誠。三塁手は常総学院から早大、巨人に入団した仁志敏久、入団当初から巨人のレギュラーとなり、新人王を獲得。打者によって守備位置を変え、頭脳的なプレーで投手を助けていた。その後横浜に移籍し、今では解説者として活躍。遊撃手は茨城を代表する豊田泰光、水戸商から西鉄に入団、昭和30年代西鉄3連覇に貢献、その後、サンケイに移籍した。

 外野手も豪華メンバーが勢揃いした。まず左翼手は大和田明、60年代広島の4番打者として活躍した。中堅手は下館商から大阪に入団した田宮謙次郎、4番に座り中心打者として活躍、その後大毎に移籍し、ミサイル打線の一翼としてパリーグ優勝に貢献した。右翼手は進学校日立一から早稲田大学、そして大洋に入団した江尻亮、大学時代は投手で、プロに入ってからは打者に転向して活躍した。堅実な守備がファンを魅了した。

 ベストナイン以外の選手だが、投手では王貞治の世界新756号を献上したヤクルトの鈴木康二朗、同じくヤクルトのサウスポー梶間健一、大洋などで活躍した金沢次男、巨人の開幕投手をした東野峻、捕手では西武球団創設に関わり最初の監督の根本睦夫、水戸商から西武、巨人で活躍したデーブこと大久保博元、日ハムで正捕手を努めた田口昌徳がいる。

 内野手では昭和59年KKコンビのPLを倒し、取手二優勝に貢献したキャプテン吉田剛、俊足の渡辺直人、牛久から横浜に入団し、その後西武、楽天に移籍した。大野久は阪神や大洋で活躍した。外野手では西鉄3連覇の時、リードオフマンとして活躍した玉造陽二、名門水戸一出身。90年代西武で活躍した俊足の大友進、羽生田忠克もいる。

 

 出身地と出身校のベストナインだが、広沢克巳が抜け、金子誠・大山悠輔が加入、3点減で192点。順位も1ランク下げ、17位となった。

7 福島県    120点   第41位   (128点  36位)  

                                                                                      

1(左)諸積兼司<ロ・学石川>E13点

2(中)鈴木尚広<巨・相馬>E13点3(遊)柳田利夫<毎・内郷>E15点4(三)中畑 清<巨・安積商>C25点

5(二)佐藤都志也<ロ・聖光>F7点

(右)福田昌久<南・磐城> G6点7(一)松井達徳<中・学石川>F8点

8(捕)知野直人<横・聖光>G5点

9(投)小野正一<毎・磐城>B28点

  福島は戦前戦後通して弱小県である。しかし、唯一決勝戦まで駒を進めたことがあった。昭和46年全国大会で、磐城の小さな大投手田村の活躍で決勝へ進出。決勝では桐蔭学園(神奈川)に1対0で惜敗し、準優勝にとどまった。最近聖光学院が県内無敵で甲子園でも強豪校を倒す実績を上げている。福島は全国で勝ち数42位、勝率38位でまだまだ下位の方である。

  まず投手はタイトルを獲っている小野正一と遠藤一彦がいるが、180勝以上をあげる小野を選ぶことにした。進学校の磐城から毎日に入団、1960年にはエースとして、大毎リーグ優勝に貢献した。捕手は鈴木郁洋がいるが、仙台育英のため除き

控(投)鈴木 隆<洋・田村>D15点

        遠藤一彦<洋・学石川>C 22点   古溝克之<急・福島商>F  8点

    小松 聖<オ・勿来工>F7点

聖光学院から横浜に入団した知野直人にする。まだまだ実績は少なく今後の活躍が楽しみである。

 一塁手は学法石川から中日に入団した松井達徳を選ぶ、というよりも他の選手は見あたらない。二塁手は飯塚商から松竹に入団して活躍した三村勲がいるが県外(飯塚商)のため、聖光学院からロッテに入団した佐藤都志也にする。今後の活躍が楽しみである。三塁手は安積商から駒大、そして巨人に入団した中畑清、「絶好調」を合い言葉にして、明るいキャラクターで人気者であった。福島では唯一1000本安打数を記録。引退後横浜DeNAベイスターズの監督を務め、チームの戦力アップを図った。遊撃手は内郷から大毎に入団した柳田利夫、何と言っても60年大毎がパリーグ制覇した際、ミサイル打線のリードオフマンとして活躍した。

 左翼手は学法石川から法大、そしてロッテに入団した諸積兼司、俊足で守備範囲が広く、ロッテの先頭打者として活躍。中堅手は相馬から巨人に入団した足のスペシャリスト鈴木尚広、彼の最大の武器である足を生かし、チャンスに代走で登場、地味ながら巨人優勝に貢献した。常時スタメンで起用していたら、盗塁王も狙える逸材であった。右翼手は進学校磐城から南海に入団した福田昌久、昭和30年代に主にスーパーサブとして活躍し、地味ながら南海優勝に貢献した。

 ベストナイン以外の選手だが、投手に逸材が揃う。田村から大洋に入団した鈴木隆、昭和30年代の大洋を支えた。同じく大洋で活躍した投手に遠藤一彦がいる。学法石川から東海大、大洋のエースとして沢村賞、最多勝(2回)を獲得した。また、福島商から阪急に入団した2人の投手もいる。一人は風貌から球界の玉三郎と称された三浦広之。もう一人は古溝克之、阪神にも移り主に中継ぎで活躍した。勿来工からオリックスで活躍した小松聖もいる。

 

 出身地と出身校のベストナインだが、三村勲(14点)と鈴木郁洋(6点)が抜け、聖光学院の佐藤都志也(7点)・知野直人(5点)が入った。そのため、8点減り120点。順位も5ランク下げ41位だった。

6 山形県    108点   第43位    (112点  42位) 

                                                                                      

1(遊)土佐内吉治<国・鶴岡工>G 6点

2(中)会田豊彦<中・山形南> G 4点

3(左)長谷川勇也<ソ・酒田南>D20点

4(三)栗原健太<広・日大山形>C23点

5(二)中野拓夢<神・日大山形>E14点

6(一)石垣雅海<中・酒田南>G4点

7(捕)小山田健一<日・日大山形>G2点

8(右)下妻貴寛<楽・酒田南>G2点9(投)皆川睦男<南・米沢西> S33点

  山形は戦前戦後を通して、弱小である。平成に入ってから羽黒や日大山形がベスト4まで勝ち進む活躍はあるが、未だ優勝、準優勝までに至っていない。全国でも勝ち数45位、勝率44位の下位である。今後アップすることを期待したい。

 さて、ベストナインだが、皆川睦男という名選手を輩出するが、やっと9人を揃える状態であった。投手は文句なしに山形を代表する名投手皆川睦男。米沢西から南海に入団、昭和30年代から40年代

にかけて、最多勝、防御率、勝率のタイトルを獲得、長く南海優勝に貢献した。捕手は日大山形から日ハムに入団した小山田健一、1軍経験はあるが、目立った活躍はしていない。

 一塁手は、酒田南から中日に入団した現役石垣雅海。今後の活躍が楽しみだ。二塁手は現役中野拓夢、日大山形から阪神に入団し、新人で盗塁王を獲り、23年阪神日本一には2番打者として活躍した。三塁手は山形の強打者栗原健太、日大山形から広島に入団、新井貴浩が阪神に移籍してから4番を任せられ、長打力を発揮した。しかし、その後怪我に泣き、楽天に移籍したものの活躍はできなかった。遊撃手は、鶴岡工から国鉄に入団した土佐内吉治、俊足で盗塁の記録を残した。

 左翼手は酒田南、専修大学、そしてソフトバンクに入団した長谷川勇也、年々成績を上昇させ、平成25年には首位打者を獲得。山形出身では貴重な名選手で、2021年で現役を退いた。中堅手は山形南から中日に入団した会田豊彦、選手生活は短いが、1軍でも活躍した。右翼手は酒田南から楽天に入団した下妻貴寛、本来は捕手だが、外野にまわってもらった。

 ベストナイン以外の選手だが、山形南、学芸大、三菱ふそう川崎から横浜に入団し、ホールドのタイトルをとった加藤武治がいる。また、山形南から広島に入団した滝口光則もいる。

 出身地と出身校の違いは、一塁手の渋谷通(8点)が平安のため抜け、石垣雅海(4点)が入ったが、

 

点数は4点減り108点、順位は1ランク下げ43位となった。

 秋田県    165点   第25位    (160点  28位)                                                                                       

1(遊)後藤光尊<オリ・秋田>E16点

2(三)五井孝蔵<近・角館中>F9点3(一)石井浩郎<近・秋田>D21点4(二)落合博満<ロ・秋田工>S40点5(右)滝田政治<大映・秋田商>E14点

(捕)中嶋聡<オリ・鷹巣農林>E15点

7(中)山口航輝<ロ・明桜>F9点

8(左)小西秀朗<国・秋田>G 5点

9(投)山田久志<急・能代> S36点

  秋田は戦前強豪であった。何と言っても秋田中が第1回全国大会決勝で京都二中に惜しくも敗れたものの準優勝に輝いた。その後も東北では宮城を凌ぐほどの力を発揮したが、平成に入ると、出ると負け状態が続き弱小県に陥ってしまった。第1回目が最高成績とは寂しい限りである。全国でも勝ち数38位、勝率39位で下位である。最近青森や岩手の台頭を考えると、さらに厳しい状況になることが予想される。

 さて、ベストナインだが、山田久志(阪急)、落合博光(ロッテ)と球界を代表する選手が顔を並べる。控えも含めて、新旧蒼々たるメンバーが揃う。

 投手は現役も含めてエースが顔を並べる。しかしながら、歴代7位の勝ち星をあげている山田久志

控(投)石戸四六<ヤ・秋田商>E 11点

        小野和幸<近・金足農>E 10点工藤幹夫<日・本荘> D13点

  石川雅規<ヤ・秋田商>C 21点

  摂津 正<ソ・秋田経法大付>B24点

の存在が飛び抜けている。昭和40年から50年代にかけて阪急黄金時代を支え、MVP、最多勝、勝率、防御率と多くのタイトルを獲得した。捕手は鷹巣農林から阪急に入団した中嶋聡、息の長い選手でその後、西武や日ハムにも移籍し、現在オリックスの監督として、リーグ優勝3回。22年に日本一に導いた。                                         

一塁手は進学校でも野球でも名門秋田から早大、プリンスホテルを経て、近鉄に入団した石井浩郎、長打力もあり、鋭い打撃で4番に座り、打点王も獲得。引退後国会議員になった。二塁手は3度の3冠王に輝いた落合博満、秋田工から東洋大中退、東芝府中からロッテに入団し、天才的な打撃で打撃部門のタイトルを独占した。独自の打撃理論をもち、オレ流を貫いた。その後、中日や巨人で実績を残し、最後は日ハムに移籍。引退後は中日の監督として日本一になる手腕を発揮した。三塁手は角館中から近鉄に入った五井孝蔵、戦後間もない頃の選手で、投手としても10勝をあげている。遊撃手は秋田からオリックスに入団した後藤光尊、好打者で1000安打を記録した。

 左翼手は秋田から国鉄に入団した小西秀朗、戦後活躍した選手である。中堅手は、名桜からロッテに入団した現役山口航輝。出身は大阪府。右翼手は秋田商から大映に入団した滝田政治、戦後間もない頃に1000本近い安打を記録した。

 

 ベストナイン以外の選手だが、秋田は好投手が目立つ。まず国鉄・サンケイで活躍した酒仙投手石戸四六、金田の後国鉄のエースとして活躍した。嵯峨健四郎も秋田商から東映に入団、昭和37年日本一にも貢献した。和製バレンズエラと言われた小野和幸も金足農から近鉄に入団、その後中日に移籍し最多勝を獲得した。短期間であったが、20勝投手のアンダースロー工藤幹夫も忘れられない。本荘から日ハムに入団し、昭和56年リーグ優勝に貢献した。現役でエースとして活躍するのがヤクルトの石川雅規、秋田商から青山学院大学を経てヤクルト、180勝以上をあげている。ソフトバンク摂津は平成23年ソフトバンク日本一に貢献。 出身地と出身校では、山口航輝が変わった程度だったが、5点アップし165点。順位も3ランクアップし、25位となった。

 宮城県    163点   第27位    (145点  34位)                                                                                        

1(遊)小坂 誠<ロ・柴田>D19点

2(中)高井雄平<ヤ・東北>D18点

3(一)加藤俊夫<ヤク・仙育英>E17点

4(三)佐藤孝夫<国・白石>D19点5(捕)伊藤勲<洋・東北>D 19点6(右)嶋重宣<広・東北>D18点

(左)中根 仁<近・東北>E14点8(二)関東孝夫<中・仙育英>G6点9(投)ダルビッシュ<日・東北>S33点

  宮城は東北一の大都市仙台があり、プロ野球では楽天、高校野球でも東北・仙台育英の強豪校があり、甲子園での勝ち数、勝率共に東北一の野球県である。しかし、全国的には優勝1回、準優勝4回、勝ち数21位、勝率17位で中位である。2013年楽天が日本一を達成し、仙台育英も2022年夏東北地方悲願の優勝を遂げた。

 さて、ベストナインだが、投手は大魔神佐々木主浩(東北)、岸孝之(名取北)もいるが、ここでは大阪出身ながら、東北から日ハム、現在は大リーグで抜群な記録を残すダルビッシュを選出する。WBCの活躍は記憶に新しい。捕手は激戦で、伊藤勲、八重樫幸雄、加藤俊夫とほぼ同時期の3選手があがる。中でも安打数、本塁打数、打点数と県ナンバーワンの記録をもつ伊藤勲を選ぶ。大洋では長らく正捕手の座を守り、打力も定評があった。

 一塁手は捕手から回った加藤俊夫を選ぶ。対抗馬

控(投)若生智男<神・東北>C22点

      島田源太郎<洋・気仙沼>D14点   斉藤 隆<横・東北>  B 23点

   佐々木主浩<横・東北>B24点

    岸孝之<西・名取北>A29点

(捕)八重樫幸雄<ヤ・仙台商>E 15点

 (外)安部 理<西・東北>F 11点

   上林誠知<ソ・仙育英>E13点

がいなかったこともあるが、実際一塁を守ることもあった。仙台育英からヤクルトに入団、プロでは長打力を発揮、日ハムでも活躍した。二塁手は仙台育英から中日に入団した関東孝夫、名前からして東北宮城出身というところが不思議だが、チャンスに強いバッターであった。三塁手は白石から国鉄に入団した佐藤孝夫、入団当初から長打力を発揮し、新人王、本塁打王に輝き、国鉄4番打者として活躍した。遊撃手は宮城を代表する俊足小坂誠、体は小さいが華麗な守備、俊敏な走塁で盗塁王や新人王にも輝いた。ロッテを代表するリードオフマン、野球では無名校の柴田出身である。

 左翼手は東北から法大、そして近鉄に入団した中根仁、チャンスに強いバッターでチームの中軸として活躍した。中堅手は東北からヤクルトに入団した高井雄平、投手で入団したが、その後野手としても活躍した。出身は神奈川県である。右翼手は東北から広島に入団した嶋重宣、嶋も高校時代は投手だったが、プロでは野手に転向。首位打者も獲得した。出身は埼玉県だ。

 ベストナイン以外の選手だが、投手では東北出身の若生智男、若生忠男がいる。二人とも100勝以上を記録。また、気仙沼から大洋に入団し完全試合を達成した島田源太郎、短期間だったが、完全試合は野球史に残る快挙であった。また、仙台育英からは金村暁(日ハム)、佐藤由規(ヤクルト)もいる。佐藤は高校時代から快速球を投げ、プロでも160キロを記録した。怪我が多い選手だった。東北から横浜、大リーガーを経て、楽天の斎藤隆、楽天では日本一にも貢献した。捕手では八重樫幸雄。仙台商では甲子園に出場、全日本メンバーに選ばれ、当時の人気投手太田幸司ともバッテリーを組んだ。外野手では東北から広島に入った及川美智男、現役上林誠知(中日)がいる。

 

 出身地と出身校のベストテンの比較は、他県からダルビッシュ、高井雄平、嶋重宜が入り、18点アップし163点、順位も7ランクアップし、27位。

3.岩手県    137点   第37位    (137点  37位) 

                                                                                      

1(二)白坂長栄<神・福岡中>E 14点

2(中)阿部成宏<近・花巻商>F 11点3(遊)銀次<楽・盛岡中央> D 19点4(右)大谷翔平<日・花巻東>C 25点

5(一)畠山和洋<ヤ・専北上>D 18点6 (左)小田野柏<急・福岡中>F 10点7(捕)猪久保吾一<ロ・盛岡工>G 6点8(三) 阿部寿樹<楽・一関一>F12点

9(投)菊池雄星<西・花巻東>C 22点

  岩手は戦前盛岡中や福岡中の活躍で、東北では秋田県と共に野球先進県であった。しかし、その後低迷し、東北でも全国でも遅れをとる弱小県に成り下がってしまった。しかし、最近花巻東の準優勝やベスト4進出があり、明るい兆しも見えてきた。しかし、全国では勝ち数40位、勝率40位で下位である。菊池雄星や大谷翔平の勢いのある若手が出てきているので、今後の健闘が楽しみだ。

 さて、ベストナインだが、メンバーの変化はなく出身地も出身校も137点で、順位は37位。

控(投)欠端光則<洋・福岡> E  9点

投手は西武で活躍後、メジャーへいった菊池雄星を選ぶ。十年に一人の逸材と言われてきたが、中々活躍はできなかった。最近本来の力を発揮し、2017年最多勝、防御率、ベストナインに輝いた。現在大リーグのチームに所属。捕手は盛岡工からロッテに入団した猪久保吾一、出場試合数や安打数は少ないが、平成初期活躍し岩手を代表する捕手である。

一塁手は専大北上からヤクルトに入団した畠山和洋、パンチ力があり4番に座りヤクルトリーグ優勝に貢献、もみあげが特徴的な選手であった。二塁手は戦中から戦後に活躍した白坂長栄、福岡中学から仙台鉄道局、そして大阪タイガースに入団した。俊足で好守、遊撃手の吉田義男との二遊間、また1、2番コンビは阪神の看板であった。三塁手は一関市から中日。楽天で活躍した阿部寿樹。遊撃手は楽天の赤見谷銀次、盛岡中央から楽天入り、粘りのある打撃で13年は楽天3番打者として活躍しチームの日本一に貢献した。

 左翼手は福岡中から青森営林局、仙台鉄道局から阪急に入団した小田野柏。その後毎日、高橋にも在籍。所属は短期間に変わる選手であるが、戦後まもない時期に活躍、岩手を代表する選手であった。中堅手は花巻商から近鉄に入団した阿部成宏、俊足で盗塁数も多く、チャンスメーカーとして活躍した。右翼手は現役の大谷翔平、花巻東から日ハムに入団。投手力、打力共に優れ、入団当初から二刀流で活躍。2年目には11勝、10本塁打達成という、ベーブルース以来の記録を打ち立てた。また、オールスターでは打者、投手で参加。15年は投手で最多勝、防御率、ベストナイン。16年には10勝、本塁打22本でチームの日本一に貢献、また165キロという当時の日本新記録を出し、話題を独占した。18年から大リーグエンゼルスに入団し投打に活躍し新人王、2021年は9勝46本塁打でア・リーグMVPを獲得した。2023年も44本塁打で本塁打王、10勝をあげ2度目のMVP。ベーブルースの再来といわれ、世界で注目を浴びている。

 ベストナイン以外の選手だが、層が薄く、欠端光則しか名前が出てこない。福岡高校出身で甲子園に出場、プロでは大洋、ロッテで活躍し、57勝をあげた。

 

 先ほども告げたように出身地も出身校も変わりはなかった。

2 青森県    127点   第39位    (98点  46位)  

                                                                                      

1(三)京田陽太<中・青山田>F12点

2(二)木浪聖也<神・青山田>F12点

(一)外崎修汰<西武・弘前実>E 16点

4(遊)坂本勇人<巨・光星>A34点

5(捕)細川 亨<西・青森北>E 13点

(左)工藤隆人<日・弘前実>F  9点7(中)三上良夫<金鯱・青森商>G 5点

8(右)北条史也<神・光星> F 11点

9(投)太田幸司<近・三沢> D 15点

  青森は八戸のベスト4、三沢の準優勝はあるものの、戦前戦後を通して山形や新潟と肩を並べる弱小であった。しかし、最近は光星学院が3期連続準優勝を果たすなどレベルアップしてきた。以前は下位の方に低迷していたが、最近伸びてきている。全国でも勝ち数35位、勝率30位でまだ中位の下であるが、十数年前と比べたら大いに飛躍した。今後も八戸学院光星(光星学院)や青森山田の強豪校が伸びているので、さらなる飛躍が期待できる。

 さて、ベストナインだが、県のレベルはアップしているが、他府県から野球留学生が入り、ナインの得点は127点、39位で、出身地よりもかなり上昇した。

控(投)福士 勇<朝日・青森商>E12点 渋谷誠司<国・弘前商>E10点  三浦方義<大映・五戸>D 14点

(捕)田村龍弘<ロ・光星>F12点

 さて、今回出身校別なので、出身地別とは多少異なる。まず投手は三浦方義、太田幸司と、活躍した選手が出てくるが、知名度と得点で太田幸司を選ぶ。甲子園では三沢高校のエースとして、決勝再試合まで一人で投げ切り、県最高の準優勝に導いた。また、一人で投げぬいた健闘と甘いマスクで人気者となり、空前の「幸ちゃんフィーバー」を巻き起こした。プロでは近鉄、巨人などに所属し50勝を記録した。捕手は西武などで活躍した細川亨、青森北から青森大学、その後ソフトバンク、そして楽天、ロッテに移籍。しぶとい打撃に定評があり、チャンスに強く県内出身者では、高い記録を残す。

 一塁手は弘前実から西武に入団し、今売り出し中の外崎修太。侍ジャパンにも召集された。二塁手は青森山田から阪神に入団した木南聖也、いまだ現役で2023年阪神日本一では、チャンスに強いバッテンングで活躍した。三塁手は横浜で活躍する京田陽太、石川県出身だが、青森山田を卒業。遊撃手は2000本安打を達成した巨人坂本勇人、兵庫出身だが光星学院を卒業。4番に据える。

 外野の左翼手は弘前実から日ハムに入団した工藤隆人、小柄だが俊足のファイトマン、その後横浜阪神などで活躍。中堅手は青森商から金鯱に入団した三上良夫、戦前から活躍した選手である。右翼手は光星学院3期準優勝のメンバー北条史也(阪神)、本来内野だが外野に回ってもらった。

 ベストナイン以外の選手だが、まず青森商から朝日に入団した投手福士勇、戦前のプロ野球で活躍し、40勝を記録。五戸から大映に入団し最多勝のタイトルを獲った三浦方義、他には弘前商から国鉄に入った渋谷誠、昭和30年代を中心に活躍し、球団では金田正一につぐ投手だった。捕手に光星学院3期準優勝のメンバー田村龍弘(ロッテ)がいる。北条、田村共に大阪出身である。

 

 出身地と出身校のベストナインの違いは、出身地の長内孝(桐蔭学園)が抜けたが、出身校では坂本勇人・北条史也(光星学院)京田陽太(青森山田)が入り、得点が29点アップし127点、順位は7ランクアップし39位。以前は弱小県で優秀な選手が県外の強豪校へ流れていたが、光星学院(現八戸学院光星)青森山田の出現によって、逆に優秀な選手が流入するようになった。

 1 北海道   161点   第30位    (189点  19位)              

1(中)谷木恭平<中・北海>D 20点

2(右)佐藤真一<ヤ・東海四>F10点

3(左)若松 勉<ヤ・北海> A33点

4(一)鈴木貴久<近・旭川大>D19点

5(遊)高沢秀昭<ロ・苫小牧工>D20点

6(二)当銀秀崇<急・札幌商>  F9点

7(三)佐竹学<オリ・東海四>  F8点

8(捕)伏見寅威<日・東海四>F9点

9(投)田中将大<楽・駒苫>S33点

  寒冷の地北海道は冬になると雪に覆われ、野外で野球ができなくなり、長い間弱小地域といわれた。しかし、最近はちょっと変わってきた。平成14・15年夏、駒大苫小牧が2年連続優勝。続く16年も決勝まで駒を進めたが、斉藤佑樹の早実に破れ、3連覇とはならなかった。その時のエースが田中将大、東北を越え一気に優勝旗は津軽海峡を超えた。今では北海道の弱小のイメージは変わりつつある。全国で勝ち数18位、勝率43位。

 さて、ベストナインであるが、161点で30位。投手は佐藤義則・星野伸之がいるが、北海道に優勝をもたらしプロでも活躍した駒苫田中将大、出身地は兵庫である。捕手は、東海大四伏見寅威にする。一塁手は鈴木貴久、本来は外野手であ

(投)佐藤 進<国・北海> E 11点

      佐藤義則<急・函館有> C 24点

盛田幸妃<洋・函館有>D 13点

星野伸之<急・旭川工>B 25点

(捕)沼沢康一郎<毎・函館中部>F7点

    村井英司<日・北海> F 8点

るが、内野手の層が薄いため、一塁手に回した。長打力が魅力だ。二塁手は札幌商から阪急に入った当銀秀崇、当銀も本来外野だが、二塁にした。三塁手は東海大四からオリックスに入った佐竹学にした。遊撃手はロッテの高沢秀昭、ロッテの三番打者として首位打者も獲得した。 

  外野手は北海道が誇る三人を選出。まず左翼手は名門北海高校からヤクルト入りした若松勉、2000本安打を記録し、北海道唯一の名球会員である。小さな身体でシャープな打撃、全盛期の王を相手に首位打者2度獲得、王の三冠王を阻止した。安打数、本塁打数、打点数とも道内一で、北海道を代表する選手である。中堅手はやはり名門の北海高校から立大、中日に入団した谷木恭平、高校では俊足を生かし盗塁を決め、北海を準優勝まで導いた、中日では2番打者として、犠打を決めた。地味だが、玄人好みの選手である。右翼手は東海大四から社会人を経てヤクルトに入った佐藤真一、シャープなバッティングが魅力的だった。

 ベストナイン以外では、投手が充実している。国鉄時代金田正一に次ぐ投手として活躍をした佐藤進。函館有斗高校から阪急に入団した佐藤義則。同じく函館有斗から大洋に入った盛田幸妃、防御率のタイトルを獲得。彼の場合は命も危ぶまれる程の病から、見事に復活し、カンバック賞も獲得した。豪速球でヤクルトから大リーガー、ソフトバンクで活躍した押さえの五十嵐亮太もいる。現役では新人でいきなり10勝をあげ、日ハムの投手の軸として活躍する伊藤大海がいる。

 

 出身地と出身校の違いは、森徹(早大学院)、高橋慶彦(城西)明石健志(山梨学院大付)が抜けて、田中将大(兵庫出身)が加入したが、28点減の161点。順位は11ダウンし30位だった。

1.  ベストナイン 出身校最強都道府県はどこだ 

都道府県別で最強を調べる場合、高校(甲子園)の成績から調べることがある。しかし、高校野球の場合、選手が必ずしも高校と同じ出身地とは限らない。

そこで、出身地と別に出身校でどの都道府県が最強かを調べることとした。その資料になるのが各選手のプロ野球の実績で、それを下表のような評価基準で得点化した。

野手は、安打、本塁打、打点、盗塁、打率、タイトル。投手は勝利数、セーブ、勝率、防御率、三振数、タイトルの記録を資料とした。

 

    打者編

評価

得点

①安打

1~99

100~

300~

500~

1000~

1500~

2000~

2500~

②本塁打

1~49

50~

100~

150~

200~

250~

300~

500~

③打点

1~99

100~

200~

400~

600~

800~

1000~

1500~

④盗塁

1~99

100~

200~

300~

400~

 

 

 

⑤打率

~199

200~

230~

250~

270~

280~

290~

300~

⑥タイトル

1~4

5~

10~

15~

20~

30~

40~

50~

 ②投手編

評価

得点

①勝利数

1~19

20~

50~

100~

120~

150~

200~

250~

②セーブ

1~99

100~

200~

300~

400~

 

 

 

③勝率

~499

500~

520~

530~

540~

560~

580~

600~

④防御率

4.01~

3.76~

3.51~

3.26~

3.00~

2.76~

2.51~

~2.5

⑤三振数

~399

400~

600~

800~

1000~

1300~

1500~

2000~

タイトル

1~4

5~

10~

15~

20~

30~

40~

50~

 

 しかし、90年の歴史をもつプロ野球は、戦前・戦後・平成・令和に入り試合数やルールも異なり、必ずしも一定ではない。しかし、そのことも考慮しつつ数値にして統一して調査した。尚、選手の実績は2023年までの記録から算出した。

 

 

 

前ページで実績の得点化について説明をしたが、さらにここでは各選手の得点から評価をSからHまで下記表のような方法ではじき出した。評価によるベストナインの得点も参考として算出した。

 

 

打者

0

1~6

7~12

13~17

18~22

23~27

28~32

33~37

38~

投手

0

1~4

5~8

9~12

13~17

18~22

23~27

28~32

33~

 

 〇 各都道府県別ベストナインの表の見方

表の見方については、下表埼玉県の例で説明する。

 まず表の上に都道府県名、ナインの総得点、都道府県順位。(  )内は出身者の得点 順位。表内は左から打順、( )内はポジション、選手名、< >内は球団名と出身校、イニシャルは成績の評価、得点は選手の実績から算出したもの。 球団名の略は、巨=巨人 神=阪神 中=中日 横=横浜 ヤ=ヤクルト 広=広島 日=日ハム 西=西武 ソ=ソフトバンク オ=オリックス ロ=ロッテ 楽=楽天 映=東映 南=南海 急=阪急 ダ=ダイエー近=近鉄他

  11 埼玉県  216点  12位   (198点  15位)

 

1(二)山崎裕之<ロ・上尾>B29点

2(三)清水隆行<巨・浦和学>D 20点

3(遊)鳥谷 敬<神・聖望>B27点

4(一)松原 誠<洋・飯能>B29点5(左)鈴木健<西・浦和学院>D 22点

(中)平塚克洋<洋・春日部共>E13点

7(左)山崎賢一<洋・所沢商>E15

8(捕)伊東 勤<西・所沢> C 27点

9(投)斉藤雅樹<巨・市川口>S 34点

控(投)門倉健<中・聖望学園>E 12点 小林宏之<ロ・春日部共栄>D 15点

  大竹 寛<広・浦和学>D 13点

 (内)仁村 徹<中・上尾> E15点

 高校名は長い場合、省略して表した。表内の2番清水隆行の浦和学は浦和学院で、6番平塚克洋の春日部共は春日部共栄という意味である。太字は出身地が異なる選手。

 

 尚、ベストナインの選手は1軍の実績が基準で、1軍の実績のある選手が9人揃わないナインは成立しない。尚、ナインが成立しない場合は、投手から補充し、得点は2点とした。また控えはベストナインに入らないものの、有力選手がいることを表わすために記述した。

各球団 ドラ1ベストナイン

当然得点が高い球団は、ドラ1選手が活躍したことになる。その結果1位となったが巨人277点。巨人はドラフト抽選で運がないと言われていたが、なんと調べてみたら12球団で一番活躍していた。松井秀喜、阿部慎之助、坂本勇人の2000本組に原辰徳、高橋由伸もいる。一番点数の低かったのが岡本和真22点で、今後の活躍によって点数は伸びるものと考えられる。      

 2位中日223点。谷沢健一、立浪和義、福留孝介、荒木雅博と4人の2000安打選手が並んだ。3位阪神220点、中日とわずか3点差だった。江夏豊、鳥谷敬の名球会組に田淵幸一、岡田彰布、今岡誠と並ぶ。現役でも近本光司、大山悠輔、佐藤輝明が並び、将来性を感じさせる。ベスト3は、セリーグの球団に占めた。4位は日ハムと西武199点。日ハムはダルビッシュ・大谷翔平の大リーグ組に糸井嘉男、中田翔が並んだ。西武は、ドラフトのくじ運が良く、清原和博、松坂大輔が並ぶ。6位はソフトバンク195点、常勝軍団のため、6位は意外だった。ドラ1以外の選手が活躍しているのかもしれない。ドラ1では、井口資仁、城島健司、松田宣浩、和田毅と21世紀に活躍した選手が並ぶ。7位横浜190点、村田修一、谷繁元信、内川聖一が並ぶ。8位広島186点、山本浩二、野村健二郎、北別府学が並ぶ。9位ヤクルト180点、広沢克巳、山田哲人、村上宗隆が並ぶ。セリーグの全球団が10位以内にランクされた。以下10位ロッテ177点、11位オリックス172点、12位近鉄・楽天156点という結果となった。

 以上の結果から傾向として、セ高パ低となった。最近はドラフト1位指名を拒否する選手は少なくなったが、昭和時代は結構拒否する選手はいた。特に不人気の球団は多かった。巨人・阪神・中日は伝統のある人気球団だったので拒否する選手は少なかった。そのことがセ高パ低になったのかもしれない。

 ドラ1選手で調べて、各球団の傾向を知ることができたが、実際ドラフト下位の選手でも活躍している。次回はドラ1以外でも調べてみたい。

 

 

順位

球団名

得点

 1

巨人

277

 2

中日

 223

 3

阪神

 220

 4

日ハム

 199

 4

西武

 199

 6

ソフトバンク

 195

 7

横浜

 190

 8

広島

 186

 9

ヤクルト

 180

10 

ロッテ

 177

11

オリックス

 172

12

近鉄・楽天

 156

12.ヤクルト(180点

ヤクルトのドラ1ベストナインは左表である。投手は、川崎健二郎、伊藤智仁、石川雅規がいるが、1番得点が高い石井一久にした。捕手は八重樫幸雄、高校時代JAPANで大田幸司とバッテリーを組んだ。

 一塁手は広沢克巳、明治の大砲として入団し、ヤクルトでも長打力を発揮した。二塁手は現役山田哲人、

攻守走3拍子揃い3度のトリプルスリーは誰も達成していない。三塁手は現役村上宗隆、入団6年目で三冠王を達成した。遊撃手は田中治康、堅実な守備を見せた。

 

 外野左翼手は山下慶徳、70年代ヤクルトの主軸だった。中堅手は雄平(本名は高井雄平)。東北高校から投手で入団、投手で18勝、野手では2010年代中心選手として活躍した。右翼手は加藤俊夫、サンケイ時代のドラ1だった。捕手で入団したが、その後外野や一塁を守り、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得した。

1加藤俊夫(右) 66  E 17点

2山下慶徳(左) 70  F 12点

3山田哲人(二) 10  B 30点

4広沢克巳(一) 84  B 28点

5村上宗隆(三) 17  D 22点

6雄平  (中) 02  D 16点

7田中浩康(遊) 04  E 15点

8八重樫幸雄(捕)69  E 15点

9石井 一久(投)91  B 25点

【控】伊藤智仁(投) 92 C 20点

   石川雅規(投)01 C 21点   

11.広島(186点)

一塁手は木下富雄、二塁手や遊撃手を守ることが多かったが、内野のメンバーにより一塁にした。二塁手は山崎隆造、外野を守ることもあったが、内野手で入団した。三塁手は東出輝裕、高校出だが即戦力で活躍した。遊撃手は野村謙二郎、盗塁王、2000本安打を達成した。

 外野左翼手は西田真二、PL学園時代はエースだったが、大学プロでは野手に転向した。中堅手はミスター赤ヘル山本浩二、首位打者・本塁打王・打点王・MVPと強い広島を牽引した。右翼手は井上弘明、勝負強いバッティングに定評があった。

 

 その他ドラ1投手は、池谷公二郎、川口和久、津田恒美、佐々岡真二がいる。

1山崎 隆造(二)76  D 21点

2東出 輝裕(三) 98  E 17点

3野村謙二郎(遊)88  B 29点

4山本 浩二(中)68  S 39点

5井上 弘昭(右)67  D 19点

6西田 真二(左)82  E 14点

7木下 富雄(一)73  E 10点

8道原 博幸(捕)71  F  7点

9北別府 学(投)75    A 30点

【控】川口和久(投)80 C 22点

  佐々岡真二(投)89 C 21点  

10.横浜(190点)

横浜DNeAのベストナインは左表とおりである。投手は、斎藤明雄、佐々木主浩、今永昇太もいるが、先発で得点の高い斉藤隆にした。捕手は谷繁元信、2000本安打を記録し、98年横浜日本一に貢献した。

一塁手は村田修一、2000年代に4番として本塁打王を獲得した。二塁手は内川聖一、両リーグで首位打者を獲り、2000安打も記録。三塁打は松岡功祐、大洋時代に活躍した。遊撃手は山下大輔、華麗な守備でゴールデングラブ賞を獲得。引退後は監督を務めた。

 

 外野左翼手は筒香嘉智、横浜の4番として、本塁打王、打点王を獲得。中堅手は長崎慶一、シャープなバッティングで首位打者を獲得。右翼手は古木克明、長打力が魅力の選手だったが、活躍した期間は短かった。

1内川聖一 (二)00  B 29点

2山下 大輔(遊)73  D 20点

3長崎 慶一(中)72  D 20点

4村田 修一(一)02  B 28点

5筒香 嘉智(左)09  C 24点

6谷繫 元信(捕)88  C 27点

7古木 克明(右)98  F 11点

8松岡 功祐(三)66  F  8点

9斎藤 隆 (投)91  B 23点

【控】斎藤明雄(投)76 C 21点

   佐々木主浩(投)89B 24点   

 9.中日(223点)

中日のドラ1ベストナインは、左表のとおりである。投手は、闘将星野仙一もいるが、得点の高い川上憲伸にした

一塁手は福留孝介、外野の経験が長いが、内野に回ってもらった。大リーグも経験し、2000本安打達成した。二塁手は荒木雅博、2000年代強い中日をけん引した。三塁手は現役高橋周平、センスが抜群で今後の活躍に期待。遊撃手は、ミスタードラゴンズ、現監督立浪和義、2000本安打、2塁打日本記録は立派。

 外野左翼手は平田良介、怪力で遠くまで球を飛ばした。中堅手は谷沢健一、新人王、首位打者、2000安打達成は立派。右翼手は田尾安志、主にリードオフマンとして活躍した。

 その他ドラ1投手は、快速球鈴木孝政、今中慎二、吉見一起がいる。

1立浪和義(遊) 87  B 32点

2荒木雅博(二) 95  C 23点

3田尾安志(右) 75  C 24点

4福留孝介(一) 98  A 33点

5谷沢健一(中) 69  B 31点

6平田良介(左) 05  D 19点

7高橋周平(三) 11  E 15点

8中村武志(捕) 84  D 19点

9川上憲伸(投) 97  B 27点

【控】星野仙一(投)68 C 22点

   鈴木孝政(投)72 B 24点

   吉見一起(投)05 B 23点

   中尾孝義(捕)80 E 17点

8.阪神(220点)

阪神のドラ1ベストナインは、左表のとおりである。投手は、山本和行、野田浩司もいるが、200勝200セーブの江夏豊にした。シーズン400奪三振、オールスター9連続三振の記録をもつ。捕手は田淵幸一、ホームランアーチストと言われ、王貞治(巨人)の連続本塁打王を阻止した。

一塁手は現阪神の4番大山悠輔、23年阪神日本一に貢献した。二塁手は、23年監督として阪神を日本一にした岡田彰布。三塁手は、2000本安打を記録した鳥谷敬。遊撃手は今岡誠、打点王を獲得した。

 

 外野左翼手は佐藤輝明、現在三塁を守っているが、外野手の経験があるため、外野に回ってもらった。中堅手は、現阪神のリードオフマン近本光司、しぶといバッティングに定評がある。右翼手は佐野仙好、外野壁に激突する守備を見せたファイトマンだった。

1近本光司(中) 18  C 23点

2鳥谷敬 (三) 03  B 28点

3今岡 誠(遊) 96  D 21点

4田淵幸一(捕) 68  B 30点

5岡田彰布(二) 79  B 29点

6大山悠輔(一) 16  D 19点

7佐野仙好(右) 73  D 19点

8佐藤輝明(左) 20  E 14点

9江夏 豊(投) 66  S 37点

【控】藤川球児(投)98 A 30点   

7.巨人(277点)

セリーグ、巨人のドラ1ベストナインは左表のとおりである。巨人はドラフトに弱いと言われるが、このメンバーを見ると、弱い印象はない。投手は、200勝投手堀内恒夫、大リーガー上原浩治がいて迷ったが、投手の得点が一番多い斎藤雅樹にした。80年代・90年代エースとして活躍し、最多勝5度獲得した。捕手は、V9ナイン森昌彦がいるが、抜群の打撃成績をあげた阿部慎之助にした。2000年以降巨人の4番として400本塁打を記録した。

一塁手は、現在巨人の4番岡本和真、毎年本塁打を量産し、貫禄がついてきた。二塁手は天才的なバッティングで首位打者を獲得した篠塚和典。三塁手は、巨人の若大将原辰徳、引退後監督として、巨人の監督の最多勝を記録した。遊撃手は坂本勇人、華麗な守備で2000本安打を記録した。

 

 外野左翼手は、長嶋茂雄監督から天才と言われた高橋由伸、引退後監督を務めた。中堅手は高田繁、好打堅守で入団してすぐにV9ナインの仲間入り。右翼手はゴジラ松井秀喜。90年代巨人の4番として活躍、さらにヤンキースでも4番に座った。

1高橋由伸(左) 97  B 31点

2坂本勇人(遊) 06  A 34点

3原辰徳 (三) 80  B 31点

4松井秀喜(右) 92  S 38点

5阿部慎之助(捕)00  A 34点

6岡本 和真(一)14  D 22点

7篠塚 和典(二)75  B 28点

8斎藤 雅樹(投)82  S 34点

9高田 繁 (中)67  C 25点

【控】堀内恒夫(投)65 A 31点

   槇原博巳(投)81 B 27点

   桑田真澄(投)85 B 27点

   上原浩二(投)98 S 33点

   菅野智之(投)12 S 33点

   長野久義(外)09 C 24点

6.近鉄・楽天(156点)

 他球団と条件を満たすため近鉄・楽天の合同チームのドラ1ベストナインとした。投手は、200勝の野茂英雄と得点数で高い田中将大で迷ったが、2013年24連勝し楽天日本一に貢献した田中将大にした。捕手は近鉄も楽天もドラ1は不在だったので、急遽外野手のオコエ瑠偉にやってもらうことにした。

一塁手は佐々木恭介、好打者で引退後監督を務めた。二塁手は小深田大翔、現役でしぶとい打撃が持ち味だ。

三塁手は米崎薫臣、入団してすぐにレギュラーとなる。遊撃手は、甲子園の優勝投手金村義明、プロでは野手に転向した。

 外野左翼手は辰巳涼介、楽天の新戦力として活躍中。中堅手は栗橋茂、70年代から80年代に近鉄の中心打者として活躍した。右翼手は坂口智隆、1500安打を記録した。

 

 その他ドラ1投手は、野茂英雄の他、甲子園のアイドル大田幸司、新人王阿波野秀幸、ドラフトで8球団競合した小池秀郎がいる。

1小深田大翔(二)19  F 12点

2辰巳 涼介(左)18  F 11点

3佐々木恭介(一)71  B 28点

4栗橋 茂 (中)73  C 23点

5坂口 智隆(右)02  D 18点

6金村 義明(遊)81  E 17点

7米崎 薫臣(三)88  F  7点

8オコエ 瑠偉(捕)15 F  7点

9田中 将大(投)06  S 33点

【控】阿波野秀幸(投)86D 17点

   野茂英雄(投) 89A 29点   

5.ロッテ(177点)

 ロッテのドラ1ベストナインは左表とおりである。投手は小宮山か伊良部か迷ったが、タイトルの多さと大リーグでの活躍で伊良部秀輝にした。速球が魅力の投手だった。捕手は法政大から入団した袴田英利、すぐレギュラーに定着した。

一塁手は、甲子園で優勝投手となった愛甲猛、プロでは野手に転向した。二塁手は中村奨吾、現在チームの主軸として活躍。三塁手はミスターロッテこと有藤通世、2000本安打を記録。遊撃手は西岡剛、21世紀に入り、リードオフマンとして活躍。

 外野左翼手は大村三郎、登録名はサブローで繋ぐ4番として活躍した。中堅手は荻野貴司、現役で1000安打を記録。右翼手は根元か神戸か迷ったが、僅差の活躍で根元俊一にした。

 

 その他ドラ1投手は、小宮山悟、八木沢壮六、石川歩、完全試合の佐々木朗希がいる。

1西岡 剛(遊) 02  C 23点

2荻野貴司(中) 09  D 20点

3中村奨吾(二) 14  D 18点

4有藤通世(三) 68  A 35点

5大村三郎(左) 94  D 19点

6愛甲猛 (一) 80  D 18点

7根元俊一(右) 05  E 13点

8袴田英利(捕) 77  E 13点

9伊良部秀輝(投)87  C 18点

【控】小宮山悟(投)89 C 18点   

4.西武(199点)

西武のドラ1ベストナインは、左表とおりで、ほとんどが西武の選手になった。投手は勝利数の東尾修か、数々のタイトルを獲得し、大リーグでも活躍した松坂大輔か迷ったが、高卒入団で3年連続最多勝、WBC連続最優秀賞の松坂にした。捕手は文句なし伊東勤、強い西武の捕手として黄金時代を築いた。

一塁手は高卒1年目の本塁打新記録、4番打者で活躍した清原和博。二塁手は鴻野淳基。三塁手は西鉄時代の山村善則。遊撃手は石毛宏典、強い西武のリードオフマンとして活躍した。

 外野の左翼手は鈴木健、90年代西武の4番として活躍。中堅手は西鉄時代の高橋二三男、主にリードオフマンとして活躍。右翼手は森友哉、本来は捕手だが、伊東勤がいるため、打力を生かし外野を守ってもらうことにした。

 

 その他、ドラ1投手は、強い西武を支えた渡辺久信、3球団で最多勝を獲得した涌井秀章、150勝を達成した岸孝之、現役大リーガー菊池雄星がいる。

1石毛 宏典 遊)80  B 32点

2高橋二三男(中)70  F  8点

3森 友哉 (右)13  D 22点

4清原 和博(一)85  A 34点

5鈴木 健 (左)87  D 22点

6山村 善則(三)73  D 14点

7伊東 勤 (捕)81  C 27点

8鴻野 淳基(二)79  F  9点

9松坂 大輔(投)98  A 31点

【控】東尾 修(投)68 A 28点

   渡辺久信(投)83 B 23点

   涌井秀章(投)04 C 22点

   岸 孝之(投)06 A 29点

   菊池雄星(投)09 C 22点

 

 

3.オリックス(172点)

 

オリックスのドラ1ベストナインは左表とおりである。ただ、ナインを選ぶ際、捕手のドラ1がいなかったため、捕手以外から埋めることにした。投手は文句なしサブマリン山田久志、250勝達成し強い阪急のエースとして活躍した。捕手は個性派パンチ佐藤(佐藤和弘)に入ってもらった。

一塁手は現役太田椋。二塁手は田口壮、イチローと同期のドラ1で、大リーグでも活躍した。三塁手は後藤駿太。遊撃手は安達了一、1000安打を記録。

 外野の左翼手は吉田正尚、長打力のあるアベレージバッターで、2023年WBCではジャパンの4番として世界一に貢献。現在レッドソックスに在籍。中堅手はT岡田(岡田貴弘)、オリックスの中心打者として本塁打王を獲得。右翼手は長池徳二、強い阪急の4番打者として、本塁打王・打点王を獲得。

 

 その他ドラ1投手は、豪速球山口高志、新人王佐藤義則、最多勝山沖之彦、最多勝金子千尋がいる。

1田口 壮(二) 91  D 21点

2安達 了一(遊) 11   E 14点

3吉田 正尚(左) 15 C 24点

4長池 徳二(右) 65 B 30点

T 岡田  (中) 05 D 22点

6パンチ佐藤 (捕) 89 F 9点

7後藤 駿太 (三) 10 F 9点

8太田 椋  (一) 18 F   7

9山田 久志(投) 68 S 36点

【控】佐藤義則(投)76 B 24点

   金子千尋(投)04 A 30点  

2.ソフトバンク(195点)

常勝球団ソフトバンクのドラ1ベストナインは左表とおりである。投手は松坂世代今尚現役で活躍する和田毅。捕手は城島健司、長打力がありダイエーの中心選手として活躍した。

 一塁手は松田宣浩、長打力も魅力だが、ムードメーカーとして、チームに貢献した。二塁手は井口資仁、2000安打を達成し、大リーグでも活躍した。三塁手は富田勝、法政三羽烏として入団当初から活躍した。遊撃手は現役今宮健太、華麗な守備でチームを救っている。

 外野左翼手は畠山準、池田高校では投手だったが、プロでは野手として活躍。中堅手は福田秀平。右翼手は島本講平、箕島高校では投手だったが、プロでは野手に転向した。

 

 その他のドラ1投手は、新人王佐藤道郎。20勝投手斉藤和巳。東浜巨がいる。

1今宮 健太(遊)09  D 19点

2富田 勝 (三)68  D 20点

3井口 資仁(二)96  B 32点

4城島 健司(捕)94  B 31点

5松田 宣浩(一)05  B 29点

6畠山 準 (左)82  E 14点

7島本 講平(右)70  E 13点

8福田 秀平(中)06  F  9点

9和田 毅 (投)02  A 28点

【控】佐藤 道郎(投)69C 21点

   斉藤 和巳(投)95C 22点  

日ハムドラ1ベストナインの打順は、左表とおりである。まず投手は、日米200勝を達成したダルビッシュ、日ハム唯一の200勝でもある。捕手は2016年日ハム日本一に貢献した大野翔太。

 一塁手は中田翔、300号本塁打と3度打点王を獲得。4番に据える。二塁手は白井一幸、華麗な守備と2023年WBC世界一のコーチとしても活躍。三塁手は大橋穣、東都大学リーグの本塁打王で入団したが、打力は今一だった。しかし、守備には定評があった。遊撃手は高代延博、上位打線で活躍した。

 外野左翼手は糸井嘉男、入団時は投手だったが、打者に転向し、怪力で猛打を振るった。中堅手は陽岱鋼、当初内野手だったが、外野手に転向した。右翼手は世界の本塁打王大谷翔平、まだまだ二刀流で記録を伸ばしそうだ。

 

 その他ドラ1投手は、東映時代豪速球森安敏明、新人王高橋善正、日ハムでは新人で22勝投手三冠を果たした木田勇、最多勝西崎幸弘がいる。

1白井 一幸 (二)83 E 15点

2高代 延博 (遊)78 E 15点

3大谷 翔平 (右)12 B 28点

4中田 翔  (一)07 B 30点

5糸井 嘉男 (左)03 B 31点

6陽 岱鋼  (中)05 D 21点

7大橋 穣  (三)68 E 16点

8大野 翔太 (捕)08 F 10点

9ダルビッシュ(投)04 S 33点

【控】木田 勇(投)79 D 13点

   西崎幸弘(投)86 B 24点

   広瀬哲郎(内)85 E 14点

1. プロ野球 球団別 ドラ1選手ベストナイン

 

プロ野球には有望な選手を球団が指名して入団させるドラフト会議がある。そこで、今回ドラフト1位指名(ドラ1)選手にスポットを当て、球団別ベストナインを作成し、球団ごとに比較してみた。そのため、プロ野球選手の実績を得点化して比較の材料とした。

プロ野球選手の実績の得点化については、下表のとおり、打者は安打、本塁打、打点、盗塁、打率、タイトル。投手は勝利数、セーブ、勝率、防御率、三振数、タイトルを資料とした。

 

 ①打者編

評価

得点

①安打

1~99

100~

300~

500~

1000~

1500~

2000~

2500~

②本塁打

1~49

50~

100~

150~

200~

250~

300~

500~

③打点

1~99

100~

200~

400~

600~

800~

1000~

1500~

④盗塁

1~99

100~

200~

300~

400~

 

 

 

⑤打率

~199

200~

230~

250~

270~

280~

290~

300~

⑥タイトル

1~4

5~

10~

15~

20~

30~

40~

50~

 ②投手編

評価

得点

①勝利数

1~19

20~

50~

100~

120~

150~

200~

250~

②セーブ

1~99

100~

200~

300~

400~

 

 

 

③勝率

~499

500~

520~

530~

540~

560~

580~

600~

④防御率

4.01~

3.76~

3.51~

3.26~

3.00~

2.76~

2.51~

~2.5

⑤三振数

~399

400~

600~

800~

1000~

1300~

1500~

2000~

タイトル

1~4

5~

10~

15~

20~

30~

40~

50~

 

 

 しかし、1リーグ時代と現在とでは試合数ルールも異なるため、単純には比較できないが、それでも数値化して統一してまとめた。明日からベストナインを紹介します。(2024年7月)

投手背番号

  投手背番号の順位

 

                得点    評価点 順位

1背番号18  284点   65点①

背番号11   280点   65点① 3背番号21  245点   58点③ 4背番号19  229点   52点④ 5背番号17  221点   51点⑥ 6背番号20  217点   52点⑤ 7背番号34  199点   47点⑦ 8背番号47  185点   44点⑩ 9背番号14  184点  45点⑨  背番号26  184点   46点⑧  11背番号16  172点  42点⑫

11背番号29  172点  44点⑩

13背番号15  168点  42点⑫

14背番号13   158点  40点⑭

15背番号30  138点  35点⑮

16背番号28  119点  32点⑯

   さて、投手最強背番号は何番かということで、各背番号の得点を調べた結果、左表の通りとなった。1位は「18番」284点。2位を大きく引き離した。さすがエース番号で面目を保った。2位は「11番」280点。意外な健闘で、注目選手大谷翔平の番号であり、今後憧れの番号となりそうだ。3位は「21番」245点、東尾修の健闘が光った。4位は「19番」229点、上原浩治、菅野智之がいる。5位は「17番」221点。「18番」に次ぐ準エース番号だったため、意外な低さだった。6位は「20番」217点。7位「34番」199点。金田正一、山本昌がポイントを稼いだ。8位は「47番」。9位は「14番」と「26番」である。11位以下は左表の通りである。上位6位までを見ると

、17番から21番まで5つの背番号が続き、エース級の投手が集中している。また、最近では11番のエースも多いことが分かる。34番や47番は大投手の影響で、それを引き継ぐ投手が多い。

 最後に投手の最強背番号は何番かという答えは、「18番」ということになる。続いて「11番」であり、3番目は「21番」ということになる。以下、「19番」「17番」「20番」となる。     

   

   以上、背番号ベストナイン、投手最強背番号を調べた結果、分かったことは次の4つである。

 

    1から10番までの背番号は球団の中心打者に多く、打者の背番号である。

 ②10番代から21番にかけてはエースが多く、投手の番号である。

    22番と27番は捕手が多い番号である。

 

    15番、19番、26番は、ベストナインと投手ナインで編成でき、打者、投手双方の番号である。

13.背番号47番チーム  185点(評価44点)  

1 小山正明(大毎)S 35点

2 工藤公康(西武) B 27点 

3 杉内俊哉(ソフト) A31点 

4 野口茂樹(中日)  D18点

5 木田 優(巨人)  E12点

6 金石昭人(広島)  D17点

7 田中 調(東映)  D13点

8 山口鉄也(巨人)  B24点

9 関根浩之(日ハム) F 8点

  最後は「47番」で、この番号で思い浮かぶのは、現ソフトバンクの監督工藤公康。西武黄金時代のエースで、その後、ダイエー・巨人では優勝請負人として224勝をあげた。工藤以後、杉内俊哉、野口茂樹、木田優が47番を背負った。また、工藤の上を行く大投手小山正明も47番で、針の穴を透すコントロールと言われる制球の良さで、歴代3位の320勝をあげた。ナイン得点185点、評価44点である。

 

 

以上が投手ナイン各背番号の記録である。

12.背番号34番チーム    199点(評価47点)  

 

1 金田正一(国鉄)S 37点

2 山本 昌(中日) A 30点 

3 川口和久(広島)   C 22点

4 三浦清弘(南海)   C 21点

5金田留広(日ハム) B 24点 

6 小松辰雄(中日)   B 24点

7 帆足和幸(西武)   D 18点

8 吉川光夫(日ハム)  E12点 9 高橋里志(広島)  E11点

  「34番」は、何といってもカネやんこと金田正一の背番号である。14年連続20勝をあげ、前人未到の400勝を記録。弟の金田留広も同じ背番号で、128勝をあげた。「34番=金田」のイメージを変えたのが、中日山本昌である。入団した当初から引退するまで最長32年間背負い、219勝を積みあげた。大投手金田の影響もあり、34番はエースの番号となり、川口和久や小松辰雄が背負った。ナイン得点199点。評価47点である。

 

   高野 光(ヤク)  E 10点

    村田辰美(近鉄)   E 10点

13.背番号30番チーム   138点(評価35点)

「30番」は以前監督が背負う番号だった。「30番」で思い浮かぶ投手は江川卓、高校時代は怪物と呼ばれ、大学でも活躍、プロでも活躍したが、135勝にとどまった。板東英二や郭源治も30番で活躍。日本シリーズで大口を吹き、敵に逆転の要因をつくった加藤哲郎もいる。他4人は現役で今後の活躍が期待される。ナイン得点138点。評価35点である。

1 江川 卓(巨人)A 29点

2 板東英二(中日)C 19点

3 郭 源治(中日)C 23点

4 加藤哲郎(近鉄)E 11点

5 大嶺裕太(ロッテ)F 5点

6 榎田大樹(西武)E 12点

7 鍵谷陽平(日ハム)E12点

8 一岡光司(広島)D 16点

9 宮國涼丞(巨人)E 11点

「28番」は江夏のイメージが強いが、「26番」で登場したので、代表は星野伸之、ドローンとしたカーブが武器で176勝をあげた。新浦寿夫も70年代巨人のエースとして活躍、116勝を記録。都裕次郎も28番だった。他4人は現役で、今後の活躍が楽しみだ。ナイン得点119点。評価32点である。

13.背番号29番チーム    172点(評価44点) 

 

 村田兆治(ロッテ)  A 31点

 鈴木孝政(中日)   B 24点

  田中 勉(西鉄) C 20点

  鹿取義隆(巨人)  B 24点

  小野晋吾(ロッテ) D 13点

  小川泰弘(ヤク)  C 20点

 山井大介(中日)    D 13点

  大羽 進(広島)  E 10点

  石川柊太(ソフト) D 17点

  「29番」で思い浮かぶのは、ロッテ村田兆治、独特のマサカリ投法でバッサバッサと三振を獲り、215勝を記録。また鈴木孝政の印象も強く、王選手から鋭いフォークで三振を奪うシーンは圧巻だった。また中日山井大介がいる。地味な存在だが、2014年に最多勝を獲得。日本シリーズでは8回までノーヒットノーランだったが、交代させられた。ナイン得点172点。評価44点である。

12.背番号28番チーム  119点(評価32点)

 

1 星野伸之(オリ)B 25点

2 新浦寿夫(巨人)C 20点

3 都裕次郎(中日)D 15点

4 松永昴大(ロッテ)C18点

5 田口麗斗(巨人) E11点

6 塚原頌平(オリ) E 9点

7 新垣勇人(日ハム)G 4点

8 高橋 礼(ソフト)E11点

9ブキャナン(ヤク) F 6点

11.背番号26番チーム   184点(評価46点) 

 

1 江夏 豊(阪神) S 37点

2 西本 聖(巨人)    27点

3 渡辺省三(阪神) B 23点

4 内海哲也(巨人)   B 24点

5 小野和義(中日) D 13点 

6 久保田治(東映) C 19点

7 藤田 学(南海)   E 12点

8 中村 稔(巨人)   C 19点

9 工藤一彦(阪神)E 10点

 「26番」で思い浮かぶのは、巨人の西本聖。江川卓にライバル心をもち、勝利数で江川を上回った。現役内海哲也も巨人のエースとして活躍、30年代には中村稔も背負い、巨人の投手に縁が深い。江夏豊は球界唯一200勝、200セーブを達成。阪神では速球で奪三振王となり、広島・日ハムでは優勝請負人として活躍。しかし、江夏は阪神時代の「28番」の方が印象深い。ナイン得点184点。評価46点

 10.背番号21番チーム    245点(評価58点)  

 

1 東尾 修(西武)    28点

2 川崎徳次(西鉄)    25点

3 杉浦 忠(南海) S 33点

4 岩隈久志(近鉄) A 29点

5 和田 毅(ソフト)B27点 6 高橋一三(巨人)  B27点

7 土橋正幸(東映)  B27点

8 加藤 初(巨人)  23点

9 西崎幸広(日ハム) B26点 

  「21番」もエースナンバーで、左表の通り一流投手が並んだ。東尾修、弱い西鉄時代から強い西武時代まで長い間エースとして251勝をあげた。川崎徳次は40・50年代西鉄で活躍。杉浦忠は同期長島茂雄を打ち取り南海日本一に貢献。岩隈久志は日米で活躍。21番は東映・日ハムのエースに多く、土橋正幸、高橋直樹、西崎幸広が背負った。現役和田毅、大リーグでは活躍できなかったが、2016年に日本球界に復帰し、最多勝を獲得。ナイン得点は245点。評価58点である。

  控えに松本幸行、柳田豊、野村弘樹がいる。

 今井雄太郎(阪急) D 17点 

 高橋直樹(日ハム) C 21点

  松本幸行(中日) D 17点   柳田 豊(近鉄)   B 23点

  野村弘樹(大洋)   D 13点

.背番号20番チーム    217点(評価52点) 

 

1 杉下 茂(中日)   S 34点

2 北別府学(広島)   A 30点

3 石井茂雄(阪急) C 20点

4 星野仙一(中日) D 22点

5 山内新一(南海)   D 15点

6 大友 工(巨人)   A 28点

7 木樽正明(ロッテ) B23点

8 権藤 博(中日)   C 20点

9 池永正明(西鉄)   B 25点

  「20番」もエースが背負う番号とされている。中でも中日は杉下茂、権藤博、星野仙一と歴代エースが引き継ぐ。特に杉下は切れの良いフォークで215勝もあげた。権藤は新人で驚異の35勝もあげた。北別府学は広島最多の213勝を記録。石井茂雄も60年代の阪急を支えた。忘れてならないのは池永正明、黒い霧事件で全盛期に永久追放、このことがなければ200勝は固いと言われた。惜しまれる選手だ。ナイン得点は217点。評価は52点。

  控えには、完全試合の島田源太郎、石戸四六がいる。

   島田源太郎(大洋) D 14点 科時成(ロッテ) D 13点

  石戸四六(ヤク)   E 11点

 .背番号19番チーム     229点(評価52点) 

 

1小野正一(大毎)  B 28点

 石川雅規(ヤク)   C 20点

 小林 繁(巨人)  C 26点

 菅野智之(巨人)   A 28点

  上原浩治(巨人)   S 33点

  尾崎行雄(東映)   C 20点

  金子千尋(オリ)   A 30点

  赤堀元之(近鉄)   C 21点    吉見一起(中日) B 23点

  「19番」も左表の通り、豪華な顔ぶれが並ぶ。小野正一は大毎リーグ優勝に貢献し184勝をあげた。小さな大投手石川雅規は、現役で173勝まだまだ記録を伸ばしそうだ。その他、日米で活躍する上原浩治、金子千尋、吉見一起の現役組がいる。アンダースロー小林繁。尾崎行雄は怪童と呼ばれ東映の日本一に貢献した。巨人のエース菅野智之もいる。ナイン得点は229点。評価52点である。

  控えには、投打で活躍した関根潤三、引退後は監督を務めた。中西清起と赤堀元之は押さえで活躍した。

控 関根潤三(近鉄) D 13点

    中西清起(阪神)   E 10点

    米川泰夫(東映)   C 19点

.背番号18番チーム   284点(評価65点) 

1 米田哲也(阪急)S 34点

2 野口二郎(阪急)   B 31点

2 若林忠志(阪神)  A 30点  4 中尾碩志(巨人) S 33点

5 堀内恒夫(巨人)   A 31点

6 田中将大(楽天)   S 33点 7 成田文男(ロッテ) A28点

8 前田健太(広島)   A32点 9 松坂大輔(西武)   A 32点 

 「18番」は、エースナンバーと言われている。このいわれは、役者の「十八番(おはこ)」から来ている。左表の通り球界を代表する投手が並んでいる。米田哲也、長い間阪急のエースとして歴代2位の350勝を積みあげた。戦前から戦後にかけて活躍した野口二郎と若林忠志、この時代に237勝もあげた。中尾碩志、堀内恒夫は共に巨人で200勝を達成。また3人が日米で活躍し、松坂大輔は、WBCで2度MVPを獲得。現在進行形が田中将大と前田健太で、同年齢で今後さらなる活躍が楽しみである。ナイン得点は284点。評価65点である。

  控えにも一流投手が目白押しで、8人全員が100勝以上で、高校時代PL学園で活躍した桑田真澄、浜の番長三浦大輔も18番だ。

  三浦大輔(横浜)   C 20点

    佐々岡真二(広島) C 21点

    長谷川良平(広島) C 23点

    涌井秀章(西武)   C 22点

  郭 泰源(西武)    27点

  桑田真澄(巨人)B 27点

 伊良部秀輝(ロッテ) C18点

  稲葉光雄(中日)  C20点

 

                                     

 .背番号17番チーム    221点(評価51点)

1 山田久志(阪急)S 36点   藤本英雄(巨人)  A 32点

  秋山 登(大洋)  A 28点

  松岡 弘(ヤク)   C 24点

  槙原寛巳(巨人)   B 28点

  斉藤明夫(大洋)   C 21点

  長谷川滋利(オリ) C 18点

  成瀬善久(ロッテ) D 17点

  山根和夫(広島)    17点

  「17番」は準エースナンバーと言われ、左表の通り大投手が多い。まずあがるのが山田久志、阪急黄金時代のエースとして、歴代7位の287勝をあげた。藤本英雄は巨人の200勝投手。大洋日本一に貢献した秋山登、ヤクルト初優勝に貢献した松岡弘、完全試合をした槙原寛巳と続く。変わり種は長谷川滋利で、日本よりも大リーグの勝利数が多い。ナイン得点は221点。評価51点である。

  控えには、川崎憲次郎、板東里視、加藤伸一がいる。

 川崎憲次郎 (ヤク)D  16点

    板東里視(近鉄)   F 12点

    加藤伸一(南海)  E 10点

 

  

  .背番号16番チーム   172点(評価42点)  

1 足立光宏(阪急)   B 27点

  石井一久(ヤク)   B 25点

3佐々木宏一郎(近鉄) C22点

  安仁屋宗八(広島) C 18点

  上田次郎(阪神)   E 12点

  松沼雅之(西武)   D 17点

  潮崎哲也(西武)   C 21点

8 鈴木 隆(大洋)   D 15点

  川村丈夫(横浜)  D 15点

  「16番」で思い浮かぶのは、打撃の神様川上哲治。打者では数々の記録を打ち立てたが、投手でも11勝をあげている。そもそも当初は投手として入団し、その後打者で開花した。「16番」は巨人の永久欠番だ。16番のナインは左表の通りで、日本シリーズで活躍した阪急足立光宏、ヤクルトと大リーグで活躍した石井一久、完全試合を達成した佐々木宏一郎らがいる。ナイン得点は172点。評価42点。控えには、新人で11冠の木田勇がいるが、竜頭蛇尾に終わった。

 木田 勇(日ハム) D 13点

    欠端光則(大洋)   E  9点

 

 

 .背番号15番チーム    168点(評価42点)

黒田博樹(広島) B 24点      城之内邦雄(巨人)B26点      御園生崇男(阪神)B 24点

   松沼博久(西武) D 16点

   村上雅則(南海) C 20点     山崎慎太郎(近鉄) E11点     稲川 誠(大洋)  D 17点

   西沢道夫(中日)  D 14点

  岡林洋一(ヤク)  D 16点

  「15番」ですぐに思い浮かぶのは、広島優勝に貢献した黒田博樹。日米通算200勝を達成し、15番も永久欠番となった。村上雅則は南海で活躍し、初の大リーガーとして海を渡った。西沢道夫は打者としての活躍が知られているが、投手でも60勝した。彼の投打の活躍により15番は中日の永久欠番となった。ナイン得点168点。評価42点。

  15番投手の層は厚くないが、日本シリーズで活躍した岡林洋一、工藤幹夫もいる。

  湯舟敏郎(阪神) D 12点

     工藤幹夫(日ハム)D 13点

 

 

 3.背番号14番チーム   184点(評価45点)

 

1沢村栄治(巨人) B 24点 2外木場義郎(広島)C 23点

3 清 俊彦(近鉄)  C 18点

4 能見篤史(阪神)  C 19点

5 今中慎二(中日)  C 22点 

6 佐藤道郎(南海)  C 21点

7則本昂大(楽天) C 21点  8阿波野秀幸(近鉄)D 18点

9小宮山悟(ロッテ) C 18点 

  次に投手9人集まったのが「14番」。14番と言えば、伝説の大投手沢村栄治の背番号だ。戦前大リーガー相手に好投し、巨人でも活躍したが、全盛期に戦死した。もう一人は、炎のストッパー津田恒美。強気のピッチングで、広島の優勝に貢献したが、33歳で病魔に倒れた。2人共寿命を全うしていれば、100勝は越えているものと予想される。外木場義郎は3度ノーヒットノーランを達成した。能見篤史は現役でさらに記録を伸ばしそうだ。山口髙志は、阪急の剛速球投手として日本一に貢献。ナイン得点184点。評価は45点である。

 徳久利明(近鉄) E 11点

 山口高志(阪急)   C 17点  若田部健一(ダイ)E  9点   津田恒美(広島)  D 16点

2.背番号13番チーム  158点(評価40点)

 

1西口文也(西武)  B 30点

2小川健太郎(中日) C 22点

3岩瀬仁紀(中日)  A 28点

4柴田保光(日ハム) D 15点

5石本貴昭(近鉄)  D 14点

6宮本和知(巨人)  D 13点

7森福允彦(ソフト) D 14点

8石井裕也(日ハム) E 10点

9榎田大樹(阪神)  E 12点

 11番の次にナインが成立したのが、左表の13番だ。まず西口文也、西武のエースとして活躍。次に小川健太郎、王に背面投げをして有名になった。セーブ日本記録の岩瀬仁紀もいる。また速球の柴田保光、リリーフ石本貴昭もいる。ただこの番号の有名選手は少なく、9人そろえるのに苦労した。得点は158点。評価40点である。

1.背番号11番チーム  280点(評価65点) 

 

1別所毅彦(巨人)   S 37点   2村山 実(阪神)   S 36点  

3野茂英雄(近鉄)   A 29点

4斉藤雅樹(巨人)   S 34点  

5荒巻 淳(毎日)    31点

6佐藤義則(阪急)   B 24点  

7ダルビッシュ(日) S 34点

8岸 孝之(西武)   A 28点 9川上憲伸(中日)    B 27点

  プロ野球では、10番代から20番代前半の背番号に投手が多く、最初に投手が9人集まったのは、「11番」である。まず11番で思い浮かぶのは、日ハムのダルビッシュや大谷翔平。しかし、歴史を紐解くと大投手がいる。まず戦後すぐに活躍した別所毅彦、巨人や南海で310勝をあげた。また、200勝以上では阪神のザトペック投法村山実や大リーグでも活躍したトルネード投法野茂英雄がいる。巨人斎藤雅樹、毎日の火の玉投手荒巻淳、阪急佐藤義則と続き、さらに川上憲伸まで続き、9人の合計は280点。評価は65点である。

  控えにも斉藤隆、三沢淳、池谷公二郎の100勝投手が控え、人気者荒木大輔も11番を背負っていた。

  渡辺秀武(巨人)   C 20点

 三沢 淳(中日)   D 14点

  池谷公二郎(広島) C 18点    田所善二郎(国鉄) E 12点

    大谷翔平(日ハム) C 22点

  斉藤 隆(横浜)   23点  

2.プロ野球 投手最強背番号は何番か

 

 プロ野球最強ベストナイン背番号に続いて、最強投手背番号は何番か調べてみた。調べ方は、その背番号の投手9人選び、その勝利数、セーブ数、勝率、防御率、奪三振数、タイトル数の実績を数値化し、最強投手背番号を求めてみた。また、大リーグ経験者は、その実績も加算した。

  尚、背番号が複数に渡る選手は代表的な番号のチームに属すようにしたが、ナインが不足する番号の場合は、その番号の方を優先した。さらに選手が複数球団を渡り歩いた場合、主要球団名を記入した。表の順番は、得点が多い順とは限らない。

尚、これらの記録は、2020年までの記録である。

今回から背番号ベストナインをお届けします。これは、2020年までの記録でまとめてみました。

第1回目は、背番号1です。

 背番号最強ベストナインの順位

 

                  得点     評価点

1 背番号1番   300点   60点① 2 背番号3番 268点   55点②3 背番号10番257点   52点③4 背番号6番 251点   51点⑤5 背番号8番 250点   52点③6 背番号2番 244点  51点⑤ 7 背番号7番 243点   50点⑦

8 8 背番号51番213点   44点⑨9 背番号5番 212点   43点⑬

10  背番号22番211点   44点⑨  11 背番号25番  209  44点⑨ 12 背番号27番 208点   44点⑨

13 背番号24番 207点   41点⑮

14 背番号4番   205点  47点⑧

15 背番号26番202点  40点⑯  16 背番号23番  199点  42点⑭

17 背番号9番 192点   38点⑳   18 背番号44番 188点  39点⑱  19 背番号12番  186  39点⑱

20 背番号19番  182点  40点⑯

21 背番号31番 171点 36点㉑

22 背番号15番 164点 34点㉓

23 背番号28番 161点 36点㉑

24 背番号41番 155点 34点㉓

   背番号ベストナインの順位は左表の通りとなった。1位は「1番」チーム300点、やはり2人のスーパースター(王貞治・鈴木啓示)S評価と全員名球会メンバーが得点源となった。2位は「3番」チーム268点、ここもスーパースター長島茂雄と大下弘の存在が大きい。3位は「10番」チーム257点、広島出身の藤村富美男と張本勲がいる。4位は「6番」チーム251点、落合博満と金本知憲がいる。5位は「8番」チーム250点、山本浩二と山内一弘がいる。6位「2番」チーム244点、小笠原道大がいる。7位は「7番」チーム243点、福本豊がいる。8位「51番」チーム213点、9位「5番」チーム、10位「22番」チームと続く。以外に低かったのが「5番」チームで、バッテリーの得点が低かった。11位以下「25番」「27番」「24番」「4番」「26番」と続く。

この順位からわかることは、「1番」「3番」は、プロ野球の中心選手が集まる番号であること。また、1桁の「6番」「8番」「2番」「5番」「7番」もチームの軸となる選手が集まる番号と言える。

  また、同じ1桁でも「4番」「9番」は、死や苦というイメージがあり、他の1桁番号と比べて、軸となる選手が敬遠する傾向がある。特に4番は外人が背負うことが多かった。

 

 2桁でも「10番」は中心打者が集まり、第3位と健闘した。また、「12番」や「15番」は投手が多い番号だが、ナインを編成することができた。しかし、19位、22位だった。また、「31番」「41番」「44番」「51番」は大きな番号だが、有名選手が背負うことによって、その番号を次ぐ選手が続き、有力番号に変化しつつある。   

  以上が背番号のベストナインだが、メンバーが不足し、ベストナインが成立できなかった番号は次の通りである。

                      

    番号              主な選手

〇16番・・・川上哲治、岡田彰布、ブライアント、金山克己、ニール、石井一久、

〇29番・・・杉山光平、苅田久徳、山本和範、河埜和正、岡村浩二、村田兆治、

〇30番・・・松木謙治郎、長谷川勇也、パウエル、金子誠、平田勝男、江川卓

〇55番・・・松井秀喜、多村仁、T-岡田、秋山翔吾、嶋重宣、森中千香良

 

 

 上記の番号の人数は揃っていたが、捕手や内野手が不足して成立できなかった。

24.背番号51番チーム 213点(評価44点)

1イチロー(中・オリ)   S 42点

2鈴木尚典(右・横浜)   C 24点

3大杉勝男(一・東映)   A 34点

4土井正博(左・近鉄)   A 33点

5井上 登(二・中日)   D 20点

6大島裕行(遊・西武)   F 10点

7宮崎敏郎(三・横浜)   D 19点

8武宮敏明(捕・巨人)   G  6点

9真田重蔵(投・阪急)    25点

  51番は大きな数だが、すぐに思い浮かぶのは世界のイチロー。日本では7年連続首位打者、大リーグに移ってからもMVP、首位打者を獲得し、2016年には大リーグ3000安打と安打数世界一を記録。他にも土井正博、大杉勝男、鈴木尚典の名選手はいるが、いずれも1桁の数に番号を変えてしまった。また、バッテリーを探すのに苦労したが、投手は阪急の真田重蔵、捕手は武宮敏明を

探しだした。ナインの得点は213点である。成長著しい鈴木誠也(広島)もいる。

 

 

 23.背番号44番チーム 188点(評価39点)

1 ハウエル(三・ヤク) D 19点

2 加藤博一(二・洋)     E 15点

3柳田悠岐(右・ソフト)  29点

4ブーマー(一・阪急)   A 35点

5クルーズ(中・日ハム) C 26点

6 ウッズ(左・中日)     C 23点 7山本功二(遊・巨人)   E 16点

  光山英和(捕・近鉄)   F 10点

9ハーデンバーグ(投・ソフト)D15点

  44番は大きな番号だが、結構名選手が背負う。まず外人初の3冠王阪急のブーマー、日ハムの優勝に貢献したクルーズ、ヤクルトの日本一に貢献したハウエルと外人がナインに並ぶ。控えにも3冠王で阪神日本一に貢献したバース、中日の本塁打王ウッズが控える。日本人では、ソフトバンクのトリプルスリー柳田悠岐、ロッテの監督を務めた山本功二がいる。この番号のバッテリー探しは、非常に苦労した。それでも捕手は近鉄の光山英和を探し、投手はソフトバンクハーデンバーグにした。

控えの外野に岸川勝也、高橋智、現役松山

内)  バース(阪神)    B 30点

(外)岸川勝也(ダイエー) F12点

    高橋 智(オリ)   E17点

    松山竜平(広島)D 17点

 竜平がいる。

 

 

22.背番号41番チーム  155点(評価34点)

1 鎌田 実(二・阪神) E 13点

2 角富士夫(遊・ヤク) E 17点

3稲葉篤紀(左・日ハム) B 31点

4谷沢健一(一・中日)    B 31点

5雄平  (右・ヤク)    D 18点

6沖山光利(中・大洋)    F  8点

7杉村 繁(三・ヤク)    F  7点

8山中 潔(捕・広島)    F  7点

9渡辺久信(投・西武)    B 23点

  41番で輝いたのが、2000安打を記録した谷沢健一と稲葉篤紀。谷沢は中日一筋で首位打者2度獲得、稲葉はヤクルトと日ハムで、チームの優勝に貢献、首位打者も獲得。投手では、西武黄金時代のエース渡辺久信。現役ではヤクルトの雄平がいる。本名は高井雄平で投手だったが、プロに入ってから野手に転向し、クリンナップを打つまでに成長した。同じくヤクルトの杉村繁と角富士夫もいる。ナインの得点は

投)小林宏之(ロッテ)D 15点

 

155点だった。

21.背番号31番チーム 171点(評価36点)

1 真中 満(左・遊)     D 18点

2 屋敷 要(中・大洋) D 20点

3 高沢秀昭(二・ロッテ)D20点

4 掛布雅之(三・阪神) A 32点

5カークランド(右・阪神)E14点

6小谷野栄一(遊・日ハム)D18点

7 柴原 洋(一・ソフト)D20点

8 石原慶彦(捕・広島)     16点

9渡辺俊介(投・ロッテ)  E13点

  31番ですぐに思い浮かぶのは、阪神掛布雅之で、入団してから引退するまでずっとこの背番号を着けた。多くの強打者が大きな数の番号から小さな番号に変わる中、1度も変わらなかったのは立派。同じ阪神には、カークランドもいる。元ヤクルト監督真中満もこの番号で活躍した。他には、首位打者高沢秀昭、太洋のスーパーカートリオの一人屋敷要、ソフトバンク柴原洋、打点王に輝いた小谷野栄一、広島の優勝に貢献した石原慶彦もいる。投手はロッテのアンダーソロー渡辺俊介にした。 ナインの得点は171点であ

(捕)田口昌徳(日ハム)G  6点

外)横溝 桂(広島)   13点

         小関達也(西武)  E 14点

   吉村裕基(ソフト)E 16点

る。 控えには、捕手田口昌徳、外野手では横溝桂、小関達也、吉村裕基がいる。

 

 

20.背番号28番チーム   161点(評価36点) 

 

1住友平(遊・阪急)   E 13点

2福田昌久(二・南海)  G  6点

3 西田真二(右・広島) E 14点

4 衣笠祥雄(三・広島) A 34点

5 吉田勝豊(中・東映) B 17点

6田中久寿男(左・西鉄) E 15点

7内藤博文(一・巨人)  F 10点

8八重樫幸雄(捕・ヤク) E 15点

9 江夏 豊(投・阪神) S 37点

  28番は大きな数だが、2人の大物がいる。1人は鉄人衣笠祥雄、3番の方の印象が強いが、この番号に名を連ねてもらった。もう1人は200勝200セーブを記録した江夏豊、1シーズン最多奪三振、オールスター9連続三振の記録も作った。その他は、吉田勝豊、田中久寿男、内藤博文等の中堅選手が並ぶ。捕手はヤクルト八重樫幸雄にした。ナイン得点は161点である。

  控えは、いずれもバッテリーで、投手は巨人の左腕新浦寿夫、中日都裕次郎、ドローンとしたカーブの星野伸之がいる。捕手では西鉄宮寺勝利、2016年日ハム日本一に貢献した大野奨太がいる。

(投) 新浦寿夫(巨人)  C 20点

         都裕次郎(中日)  D 15点

           星野伸之(オリ)  B 25点

(捕) 宮寺勝利(西鉄) F 10点

   大野奨太(日ハム F 10点

19.背番号27番チーム   208点(評価44点)    

 

1竹之内雅史(左・西鉄) D 19点

2ウィンディ(二・阪急) E 14点

3戸倉勝成(中・阪急)  D 20点

4門田博光(右・南海)   S 39点

5古田敦也(捕・ヤク)  A 33点

6関口清治(遊・西鉄)   D 21点

7町田行彦(一・国鉄)   D 18点

8三宅宅三(三・阪神)   E 16点

9平松政次(投・大洋)   A 28点

  27番の特徴は、バッテリーに多いことだ。200勝投手の平松政次、阪神若生智男、ロッテ八木沢壮六。捕手では、ID野球の古田敦也、巨人V9の守りの要森昌彦、ヤクルト大矢明彦、西武黄金時代を支えた伊東勤、23年間現役でホームを守った中島聡と22番に劣らない、捕手最強番号と言える。野手も豪華メンバーが揃った。他に南海の強打者門田博光、阪急の4番に座った戸倉勝成、西鉄の黄金時代に活躍した関口清治、国鉄の本塁打王町田行彦、パンチ力のある西鉄竹之内雅史がいる。ナインの得点は208点である。

  表以外では、広島のアンダースロー金城基泰、近鉄神部年男がいる。

(投)若生智男(阪神)  C 22点

         八木沢壮六(東京)D 15点

(  森 昌彦(巨人)  D 20点

    大矢明彦(ヤク)  D 19点

    伊東 勤(西武)  C 27点

    中島 聡(オリ) E 15点

18.背番号26番チーム  202点(評価40点)     

 

1 近藤和彦(中・大洋) C 25点

2 ブルーム(二・近鉄) C 27点

3 糸井嘉男(左・日ハム)B31点

4 田代富雄(三・大洋) C 23点

5 佐伯貴弘(右・横浜) D 22点

6坂本文次郎(一・大映) E 17点

7渡辺直人(遊・西武)   E 15点

8秦 真司(捕・ヤク)  E 15点

9西本 聖(投・巨人)   B 27点

  26番は、背番号を兼ねている選手が多いが、ナインを編成するため、26番を優先するようにした。26番で思い浮かぶのは、オバQというニックネームで本塁打を飛ばした大洋田代富雄と、江川のライバル西本聖である。他には天秤打法の近藤和彦、首位打者ブルーム、同じく現役の首位打者糸井嘉男がいる。横浜日本一に貢献した佐伯貴弘、50年代大映で活躍した坂本文次郎もいる。ナインの得点は、202点である。 控え投手には阪神の100勝投手渡辺省三、巨人中村稔、東映久保田治、近鉄小野和義。現役では内海哲也もいる。26番は投手に多い番号である。

(投) 渡辺省三(阪神) B 23点    中村 稔(巨人)  C 19点

   久保田治(東映   C 19点

   小野和義(近鉄)  D 13点

   内海哲也(巨人)  B 24点

1 高倉照幸(中・西鉄)C 25点

2 船田和英(二・巨人)D 20点

3 松原 誠(三・大洋)B 29点

4 別当 薫(右・毎日) C 26点

5 新井貴浩(一・広島) B 31点

6 村田修一(遊・横浜) B 28点

7 大田卓司(左・西鉄) D 18点

8 藤田浩雅(捕・阪急) E 13点

9 山本和行(投・阪神)C 19点

  25番に戦後の名選手別当薫がいる。最近では、大洋・横浜の中心打者が背負う番号で、昭和では大洋の4番松原誠、2000安打を達成。平成では村田修一で、本塁打王を獲得。現役では筒香嘉智が背負い、2016年本塁打王、打点王を獲得。また、広島25年ぶりの優勝に貢献した新井貴浩もいる。西鉄勢では高倉照幸、太田卓司のパンチ力のある選手もいる。投手は阪神山本和行、捕手は藤田浩雄にした。ナインの得点は209点である。

  控え投手にはヤクルトの館山昌平、日ハムの中継ぎ宮西尚生。内野手にはスペンサー、阿南準郎、代打の切り札高井保弘、1本足打法片平晋作、巨人の若き4番岡本和真もいる。

 

(投)館山昌平(ヤク)  C 20点

   宮西尚生(日ハム)D 17点

(内)スペンサー(阪急)D 19点

   岡本和真(巨人)   16点

   高井保弘(阪急)  E 17点

   片平晋作(南海)  D 21点

(外)筒香嘉智(横浜) D 20点

16.背番号24番チーム   207点(評価41点) 

1岡本伊三美(遊・南海) D 21点

2 陽 岱鋼(日ハム)  D 21点

3 高橋由伸(右・巨人) B 31点

4 古川清蔵(一・阪急) D 20点

5 中畑 清(三・巨人)C 25点6 長谷川勇也(ソフト)D 20点7 仁村 徹(二・中日) E 15点

8 醍醐猛夫(捕・大毎) E 16点

9 稲尾和久(投・西鉄)S 38点

  24番ですぐに思い浮かぶのは、「神様 仏様 稲尾様」の稲尾和久である。西鉄黄金時代のエースであった。また、最近では、24番は巨人の看板中畑清、高橋由伸が背負っている。1リーグの本塁打王古川清蔵、阪神の好打者遠井吾郎もいる。勝負強さでは、仁村徹、桧山進次郎も並ぶ。大毎の捕手醍醐猛夫を含めて、ナインの得点は207点である。

  控えでは、投手に「8時半」の男宮田征典、大洋のエース遠藤一彦、広島の左腕大野豊がいる。捕手に有田修三、野手では陽岱鋼がいる。表以外でも寺川陽二、岡本伊佐美、下柳剛も24番である。

 

投) 宮田征典(巨人) C 20点

        遠藤一彦(大洋)    C 22点

        大野 豊(広島)    A 28点

捕) 有田修三(近鉄) E 16点

(外) 桧山進次郎(阪神)D19点

 

 

 15.背番号23番チーム    199点(評価42点)   

1 青木宣親(左・ヤク)A 33点

2 小川博文(三・オリ)D 18点

3 ローズ (二・横浜)B 21点

4 青田 昇(右・巨人) B 31点

5 飯田徳治(一・南海) B 31点

6 木俣達彦(捕・中日)C 27点

7 石黒和弘(遊・東京) F 10点

8 聖澤 諒(中・楽天) E 16点

9 小池秀郎(投・近鉄)E 12点

  23番になると、投手の数も少なくなり、ナインを組むのも容易になる。まずクリンナップに戦後の名選手青田昇、南海の飯田徳治と横浜日本一の立役者ローズを並べた。先頭打者は元大リーガー青木宣親にした。捕手はマサカリ打法の木俣達彦、投手は小池秀郎を選んだ。他に小川博文、石黒和弘、聖澤諒のバイプレイヤーを並べた。ナインの得点は199点。

  控え捕手に吉永幸一郎、野手に黒木基康、矢野清がいる。

  表以外では、村松有人(ダイエー)、津

(捕) 吉永幸一郎(南海)E 21点

(外) 黒木基康(大洋) E 13点

        矢野 清(阪急)    F 10点

 

末英明(日ハム)、上垣内誠(広島)がいる。

14.背番号22番チーム   211点(評価44点)   

1田宮謙次郎(左・阪神) C 24点

2 パリス(二・東京)     E 14点

3 和田一浩(三・西武) A 34点

4 田淵幸一(一・阪神) B 30点

5 山崎武司(右・中日) C 27点

6 東田正義(中・西鉄) E 16点

7田村藤夫(捕・日ハム) D 20点

8荒川 博(遊・毎日)    E 13点

9皆川睦雄(投・南海)  S 33点

  22番も投手や捕手が多い番号である。投手では200勝の皆川睦男、ヤクルト安田猛、横浜日本一のストッパー佐々木主浩、サイドスロー高津臣吾、快速球藤川球児がいる。捕手はホームランアーチスト田淵幸一をはじめ、伊勢川真澄、種茂雅之、田村藤夫、里崎智也がいる。また、ナインを組むため、大毎のミサイル打線の一人田宮謙次郎、西武の首位打者和田一浩、両リーグで本塁打王となった山崎武司には他の番号もあるが、この22番で登場してもらうことにした。その他、西鉄の強打者東田正義、東京のパリス、王貞治の師匠荒川博にも入っている。ナインの得点は211点。

  表以外でも阪神日本一の捕手木戸克彦、ロッテの榊親一、広島の水沼四郎もいて、

(投)  安田 猛(ヤク)   D 17点

        佐々木主浩(横浜)  B 24点

        高津臣吾(ヤク)    C 18点

        藤川球児(阪神)    A 30点

(捕)伊勢川真澄(阪神) E 14点

    種茂雅之(東映) E 13点

  里崎智也(ロッテ)  D 19点

 

やはり捕手が多い。

13.背番号19番チーム   182点(評価40点)  

1 江尻 亮(右・大洋)D 19点

2 関根潤三(二・近鉄) D 19点

3 藤井栄治(左・広島)D 17点

4 野村克也(捕・南海)S 39点

5 土井垣武(一・阪神)D 21点

6 森永勝也(中・広島) D 18点

7 西江一郎(三・阪神) E 10点

8 尾上 旭(遊・中日) G  6点

9 上原浩治(投・巨人) S 33点

  19番はエースの多い番号で、野手は少なかった。それでも何とか左表通りナインを組むことができた。ここで注目されることは、米川泰夫、怪童尾崎行雄、サイド―スロー小林繁、上原浩治、石川雅規と投手が多いことだ。また江尻亮、関根潤三も投手から野手に転向した。ナインの投手は大リーガー上原浩治にした。また19番は野村克也、土井垣武の大物捕手がいる。その他、藤井栄治、森永勝也の広島勢で固めた。ナインの得点は182点。

  表以外でも南海のエース山内孝徳、阪神日本一に貢献した中西清起、近鉄のクルーザー赤堀元之、中日の吉見一起、

(投)  米川泰夫(東映)   C 19点

   尾崎行雄(東映)  C 20点

        小林 繁(巨人)   C 26点

        小野正一(大毎)  B 28点        石川雅規(ヤク)  C 20点

 

オリックス金子千尋とそうそうたる投手が並ぶ。

12.背番号15番チーム     164点(評価34点)  

1 高林恒夫(二・国鉄)F 11点 2 大沢啓二(中・南海)  12点

3 西沢道夫(一・中日) C 27点

4 小鶴 誠(左・松竹) B 29点

5ウイルソン(右・日ハム)E16点

6御園生崇男(三・阪神) E 13点

7 山倉和博(捕・巨人) D 19点

8五十嵐信一(遊・日ハム)E13点

9 黒田博樹(投・広島)B 24点

  次は15番になるが、投手は結構いるが野手が少なく、ナインを組むのに苦労した。それでも左表の通り、名選手が並んだ。まず戦後活躍した中日の西沢道夫、15歳で入団し、投打で実績を残した。また、1950年に本塁打51本、161打点を記録した小鶴誠もいる。また15番を永久欠番にした投手黒田博樹も忘れてはならない。その他、戦後投打で活躍した御園生崇男、親分こと大沢啓二、怪力ウイルソン、巨人の捕手山倉和博がいる。ナインの得点は164点である。                    

(投)城之内邦雄(巨人) B 26点

        村上雅則(南海)     20点

   松沼博久(西武)  D 16点

 

 控え投手に、エースのジョーこと城之内邦雄、日本人初の大リーガー村上雅則、アンダースロー松沼博久がいる。

 11.背番号12番チーム      186点(評価39点) 

  柴田 勲(中・巨人)  B 30点

  大熊忠義(左・阪急)D 18点

  広瀬叔功(遊・南海)B 31点

  岡嶋博治(三・中日)  E 17点

  垣内一也(右・西武)  E 14点

  蔭山和夫(一・南海)  D 18点

  後藤次男(二・阪神)  D 18点

  和田博美(捕・西鉄)D 20点

  坂井勝二(投・大毎)C 20点

  10番代の背番号は投手に多いため、ナインが編成できない番号も出てくる。まず11番はナインが組めなかった。12番は左表通りで、控えも含めて、日比野武、和田徹、田中尊等捕手が多い。ナインでは西鉄の和田博美を選ぶことにした。しかし、逆に野手は少なくナインを組むのに苦労した。そのため、柴田勲は7番もあるが、12番にまわってもらった。広瀬叔功は俊足で強い南海時代に先頭打者として活躍。

 投手はアンダースローの坂井勝二。その他、大熊忠義、蔭山和夫、後藤次男等、バイプレイヤーでナインを固めた。ナインの得点は186点である。控え投手に山沖

(投)山沖之彦(阪急)  D 16点

捕)日比野武(西鉄)  E 16点

   和田 徹(阪神)  F  9点

   田中 尊(広島)  F 10点

外) 飯田幸雄(近鉄) F  9点

 

之彦。外野手に飯田幸雄がいる。

10.背番号10番チーム     257点(評価52点) 

1 谷佳知(中・オリ)   B 28点

2水口栄二(遊・近鉄)   E 17点

3加藤英司(一・阪急)  A 34点

4張本 勲(左・東映)   S 44点

5藤村冨美男(三・阪神) A 34点

6阿部慎之助(捕・巨人) A 34点

7興津立雄(二・広島)   E 17点

8駒田徳広(右・巨人)   B 28点

9堀内 庄(投・巨人)  C 21点

  「10番」はチームの重鎮が背負うことが多く、まず思い浮かぶのが初代ミスタータイガース藤村冨美男、物干し竿と言われた長いバットで、長打を連発した。次に安打製造機の張本勲、プロで唯一3000本安打を達成。加藤英司も阪急の黄金時代クリンナップで活躍した。この系列を組むのが興津立雄、駒田徳広だ。また、チームを引っ張るリードオフマンでは谷佳知、水口栄二がいる。また巨人阿部慎之助がいて、2000本安打を達成した。投手は堀内庄と木田勇がいるが、勝利数で

(投) 木田 勇(日ハム) D13点

外) 中田昌宏(阪急)   E17点       永淵洋三(近鉄)  D 20点

 

 堀内にした。ナインの得点は、257点である。 控えの外野には阪急の本塁打王中田昌宏、近鉄の首位打者永淵洋三がいる。

9.背番号9番チーム      192点(評価38点)  

丸 佳浩(中・広島) B 28点 2 三村敏之(遊・広島) D 19点3福浦和也(右・ロッテ)C 26点

4小久保裕紀(三・ダイエー)B32点

5 緒方孝市(左・広島)  26点

6 杉浦 亨(一・ヤク) C 25点

7 森本 潔(二・阪急)  17点

8 中尾孝義(捕・中日)E 17点

9 本多逸郎(投・中日)  G 2点

  「9番」も「苦」を意味することから敬遠されがちだが、1桁の番号のため、左表のメンバーが顔を揃えた。まず「9番」で思い浮かぶのは、前ジャパン監督小久保裕紀、ダイエーの強打者だった。同じ監督に広島の三村敏之、緒方孝市もいる。しぶといバッテングの杉浦亨、森本潔もいる。福浦和也は2000本達成した。捕手は結構メンバーがいて、俊敏な動作の中尾孝義を選ぶ。投手は、探し出すのに苦労したが、高校時代投手で、プロで短期間投手をしていた本多逸郎とした。

(外) 吉田勝豊(東映) E 17点

    森永勝也(広島)  D18点

    清水隆行(巨人)   D20点

    平野光泰(近鉄) D 20点

 

本多は野手としての実績があるが、ここでは投手の記録で評価した。ナイン得点は、192点、評価は38点だった。 控えの外野には、吉田勝豊、森永勝也、清水隆行がいる。

  8.背番号8番チーム     250点(評価52点) 

1有藤通世(三・ロッテ) A 35点

2 原 辰徳(二・巨人) B 31点

3 江藤慎一(右・中日) A 33点

4 山本浩二(中・広島)S 39点

5 山内一弘(左・大毎) A 36点

6 遠井吾郎(一・阪神) D 20点

7 島谷金二(遊・中日)C 23点8 梨田昌孝(捕・近鉄)D 20点

9 大崎三男(投・阪神) D 13点

  「8番」を象徴する選手として中日等で活躍した江藤慎一がいる。超人的な活躍と当時はやっていたアニメから「エイトマン」と言われた。他にも、「8番」は、大毎優勝に貢献した山内一弘、ミスター赤ヘル山本浩二、阪神の遠井吾郎、ミスターロッテ有藤通世、若大将原辰徳と大物選手が並ぶ。

 やはり8番でもバッテリーを探すのに苦労した。それでも捕手は梨田昌孝、投手は大崎三男を探し出した。ナインの得点は、250点である。

 また、控えも充実し、捕手に山本八郎。内野に中日などで活躍した島谷金二、巨人仁志敏久。外野に大洋の本塁打王桑田武、日ハムの先頭打者島田誠、

(捕)山本八郎(東映)   D 19点(内)今江敏晃(ロッテ) C 23点

          仁志敏久(巨人)  D 21点

(外)桑田 武(大洋)  C 23点

   島田 誠(日ハム)C 24点

   藤井康雄(オリ)  C 23点

   広沢克己(ヤク)  B 28点

 

オリックスの藤井康雄、ヤクルトの打点王広沢克己がいる。

7.背番号7番チーム          243点(評価50点) 

1 福本 豊(中・阪急) S 40点

  真弓明信(左・阪神)   B 30点

  松井稼頭央(遊・西武)A36点

 アルトマン(右・ロッテ)C26点

 井口資仁(二・ダイエー)B32点

  レオン (一・ロッテ)  B29点

  野村謙二郎(三・広島)  B29点

  新宅洋志(捕・中日)    F 8点

  鈴木院武(投・阪神)   D13点

  「ラッキー7」の7番は、良い番号として人気があり、やはりチームの柱となる選手が多い。福本豊、真弓明信、松井稼頭央、野村謙二郎のような俊足で、リードオフマンと、アルトマン、レオン、井口資仁のような強打者と2通りのタイプに分かれる。7番もバッテリーが少なく、ナイン編成に苦労した。捕手は中日の新宅洋志を探し出し、さらに難しかったのは投手で、やっと阪神等に在籍した鈴木院武を探し出した。生涯47勝の選手である。ナインの得点は野手では点を伸ばしたが、バッテリーで少なく243点に留まった。

 控え選手も豊富で、内野では金田正泰、豊田泰光、石毛宏典、今岡誠が名を連ね、外野でも山本一義、真弓明信、長崎啓一が

(内) 金田正泰(阪神)D 22点

        豊田泰光(西鉄)  B 31点

        石毛宏典(西武)  B 32点

        今岡 誠(阪神)  D 21点

(外) 与那嶺要(巨人) C 26点  山本一義(広島)  D 22点  長崎啓一(大洋)   D 20点

 

並ぶ。

 6.背番号6番チーム     251点(評価51点) 

 

1新井宏昌(右・南海)    C 26点

坂本勇人(三・巨人) B 32点3藤田 平(遊・阪神)  B 30点

4落合博満(二・ロッテ)S 40点

5 金本知憲(中・広島) A 35点

6 中西 太(一・西鉄) B 30点7 高木由一(左・大洋) D 20点8 広田 順(捕・巨人) E 13点

9 スタンカ(投・南海)B 25点

 「6番」は、最近中田翔、坂本勇人のようにチームの主軸が背負っている。左表でも三冠王3度の落合博満、鉄人金本知憲、新井宏昌、藤田平が並び、名球会クラスがズラーと並ぶ。他にも西鉄の4番中西太もいる。ここでも苦労したのはバッテリーで、投手でスタンカは見つけたが、捕手は中々探し出せなかった。それでも50年代巨人で活躍した広田順をやっと見つけ出した。ナインの得点は251点、評価51点であった。

  控えの内野に好打者篠塚和典、日ハム4番柏原純一、ミスター日ハム田中幸雄、いぶし銀井端弘和。外野は重松省三、石井晶がいる。忘れてならないのは、戦前の名選手阪神景浦将も6番だった。

(内) 篠塚和典(巨人) B 28点

        柏原純一(日ハム)  C 25点

        田中幸雄(日ハム)  B 29点

井端弘和(中日)    24点

  宮本慎也(ヤクルト)C 25点

  中田 翔(日ハム)   26点

(外 重松省三(大洋)    E 15点

  石井 晶(左・阪急) E 15点

  5.背番号5番チーム        212点(評価43点) 

 

1石井琢朗(遊・横浜)    B 30点

 松田宣浩(ソフト)     B 28点 葛城隆雄(左・大毎) C 26点

  清原和博(一・西武)  A 34点

  大島康徳(三・中日)  B 29点

  佐藤孝夫(中・国鉄)   D 19点

  穴吹義男(右・南海)   E 15点

  伊藤 勲(捕・大洋)   D 19点

  近藤貞雄(投・中日)E 12点

  「5番」もチームの中心となる選手が多い。清原和博、大島康徳、葛城隆雄、佐藤孝夫などチームの強打者と、石井琢朗、穴吹義男とチームを引っ張るタイプがいる。5番もチームを編成するためにバッテリー探しで苦労した。しかし、捕手は伊藤勲、投手は戦後活躍した近藤貞雄を探し成立した。ナインの得点は212点、評価43点である。

 控えには、捕手に高橋博士、内野に高木喬、堀幸一がいる。 その他、表以外にも藤本勝己、新庄剛志、古屋英夫、仰木彬、辻発彦がいる。

(捕)高橋博士 (南海)   E 15点

内)高木 喬(近鉄)     E 14点

     堀 幸一(二・ロッテ)C 23点

   西岡 剛(ロッテ)C 23点

4.背番号4番チーム      205点(評価47点)  

1大石大二郎(遊・近鉄) B 29点

  マルカーノ(二・阪急)B29点

  マーチン(一・中日)    B19点

バレンティン(右・ヤク)D22点

  ディアズ(捕・ロッテ)  D21点

  水谷実雄(中・広島)    C25点

  杉山 悟(左・中日)    D22点8 小坂佳隆(三・広島)    B13点

  バッキー(投・阪神)   B25点

  「4番」は「死」を連想させる番号として、日本ではあまり歓迎されていない。そのため、マーチン、バレンティン、バッキー、マルカーノのように4番にこだわりのない外人が着けるケースが多い。しかし、1桁の番号で、大石大二郎、正田耕三、水谷実雄、杉山悟などチームの主軸となる選手もつけている。この番号もバッテリーを探すのに苦労したが、阪神の投手バッキーとロッテの捕手ディアズが見つかった。外人のバッテリーとは、いかにも「4番」らしい。

 控えには、押え投手武田久、内野に基

 投)武田久(日ハム)  C 17点

 内)正田耕三(広島)    D 21点

          基 満男(大洋)   25点

(外)ジョーンズ(右・南海)D 19点

 

 満男、小坂佳隆がいる。

   3.背番号3番チーム     268点(評価55点)

   立浪和義(遊・中日)  B 32点

   中 暁生(中・中日)  C 25点

   松中信彦(一・ソフト  A 33点

   長島茂雄(三・巨人) S 40点

   大下 弘(左・東急) B 32点

   長池徳二(右・阪急)  B 30点

   千葉 茂(二・巨人)  B 28点

   石嶺和彦(捕・阪急)  C 25点

   梶岡忠義(投・阪神) B 23点

  「3番」ですぐに思い浮かぶのは、勿論「ミスタープロ野球」こと長島茂雄である。多くの実績を残したが、日本一記憶に残るスーパースターである。3番は、他にも青バットの大下弘、3冠王松中信彦、猛牛千葉茂、阪急黄金時代の4番長池徳二の大物選手がいる。

 また中暁生、立浪和義のようなリードオフマンタイプもいる。しかし、3番のバッテリーは中々見つけ出せなかったが、捕手は強打者石嶺和彦、投手は戦後活躍した梶岡忠義を探し出すことができた。ナインの得点は268点、評価は55点であった。

 内)榎本喜八(大毎) B 32点      中村紀洋(近鉄)     B 31点

       田中賢介(日ハム)   D 21点

       徳武定之(国鉄)      15点

 

 控えも充実し、安打製造機榎本喜八、中村紀洋、徳武定之、田中賢介がいる。他にも「3番」に土井正博、衣笠祥雄、清原和博等、球史に残る名選手もいるが、他の背番号のメンバーが不足し、他の番号にまわってもらった。

 2. 背番号2番チーム    244点(評価51点)

1 高橋慶彦(遊・広島) B 30点

2山崎裕之(二・ロッテ)  B29点

3 内川聖一(左・横浜) B 30点

4小笠原道大(三・日ハム) A33点

5 小玉明利(一・近鉄) C 25点

6 栗橋 茂(中・近鉄) C 24点

7城島健司(捕・ダイエー) B31点

8 中塚政孝(右・大洋) D 19点

9 藤村隆男(投・阪神)B 23点

  「2番」で思い浮かべるには、フルスィングの強打者小笠原道大、当初は捕手だったが、その後内野に転向し、両リーグでMVPを獲得。高校野球では、2番は捕手の番号で、プロでも城島健司、ドカベン香川伸行、高橋信二が背負った。また、2番は荒木雅博、山崎裕之、中塚政孝のようにリードオフマンタイプと、小玉明利、栗橋茂のような中距離ヒッターがいる。2番の投手はほとんどなく探すのに苦労したが、戦前戦後に活躍した藤村隆男がつけており、何とかチームが成立した。藤村は初代ミスタータイガースの藤村冨美男の実弟である。ナインの得点は244点、評価は51点であった。

 控えには、内野に広岡達郎、武上四郎、

(捕) 香川伸行(南海)  14点

        高橋信二(日ハム)  E 16点

内) 広岡達郎(巨人) D 20点

        武上四郎(サン)  E 16点

        荒木雅博(中日)    C 23点

(外) 田尾安志(中日) C 24点

   サブロー(ロッテ)  D19点

 

荒木雅博。外野に田尾安志、サブローがいる。

 1.背番号1番チーム     300点(評価60点) 

1 高木守道(二・中日) B 31点

2 鳥谷 敬(遊・阪神)B 28点

3若松勉(左・ヤクルト)A 33点

4 王貞治(一・巨人)  S 44点

5 秋山幸二(中・西武) A 37点

6 前田智徳(右・広島) B 34点

7 福留孝介(三・中日)A 33点

8 谷繁元信(捕・横浜) C 27点

9 鈴木啓示(投・近鉄) S 33点

  まず「1番チーム」は左表の通り、まず「1番」で思い浮かべるのは、「ビック1」こと王貞治である。3冠王と巨人V9に貢献し、世界の本塁打王であることは言うまでもない。また、高校野球では「1」は投手で、それを引き継いでいるのが大投手鈴木啓示で、300勝をあげた。1番はチームの中心打者であり、秋山幸二、前田智徳、福留孝介のような強打者と、高木守道、鳥谷敬、若松勉のようなリードオフマンの2通りに分かれる。プロでは「1番」の投手と捕手は少なく、特に捕手は探すのに苦労したが、谷繁元信が短期間横浜時代につけており、ナインが成立。チーム得点は王や鈴木のS評価と、全員が名球会メンバーで、300点。評価点は60点だった。

 控えは、投手では三振奪取の野田浩司、

 投)野田浩司(阪神)  17点

 内)吉田義男(阪神) C 25 近藤昭仁(大洋) E16点

          佐々木誠(西武) B 28点

  池山隆寛(ヤク)  B28点            山田哲人(ヤク) B 28点     中島宏之(西武) B 30点

 (外)山崎隆造(広島) D 21点

 

野手では近藤昭仁、佐々木誠、山崎隆造。 現役では、トリプルスリーの山田哲人、中島宏之がいる。

出身大学

今回から主なプロ野球選手の出身大学をお届けします。

 プロ野球選手の出身大学

 主なプロ野球選手の出身校(大学)を表にまとめてみました。

尚、取り上げた選手の基準は、一軍である程度記録を残した選手である。しかし、一部その限りではない選手もいる。また、大学中退選手については、除外するようにした。( )内の球団名は、多数球団を兼ねる場合は、活躍した球団名にした。

 ※球団名 巨=巨人 神=阪神 中=中日 横=横浜 広=広島 ヤ=ヤクルト

      日=日本ハム 西=西武 ソ=ソフトバンク ロ=ロッテ オ=オリックス 楽=楽天

      急=阪急 南=南海 国=国鉄 産=産経 洋=大洋 ダ=ダイエー 近=近鉄

【特集・大学の輩出人数】

 

順位

大学名

人数

名球会選手名及び有名選手

1位

法政大

63人

若林忠志 野口二郎 山本浩司 新井宏昌 稲葉篤紀 

2位

明治大

58人

藤本英雄 秋山登 近藤和彦 高田繁 川上憲伸

3位

早稲田大

55人

谷沢健一 鳥谷敬 青木宣親 中島治康 森徹

4位

駒沢大

39人

新井貴裕 野村謙二郎 栗橋茂 中畑清 森繁和

5位

立教大

34人

長嶋茂雄 景浦将 西本幸雄 杉浦忠 大沢啓二 

6位

慶応大

33人

山下実 宮武三郎 水原茂 藤田元司 高橋由伸

7位

中央大

29人

阿部慎之助 桑田武 武上四郎 小川淳司 高木豊

8位

亜細亜大

28人

高津臣吾 大石大二郎 阿波野秀幸 井端弘和

9位

日本大

23人

別所毅彦 田宮謙二郎 宮田征典 村田修一

10

専修大

19人

黒田博樹 梶岡忠義 古葉竹織 森永勝也 中尾孝義

10

東海大

19人

上田次郎 遠藤一彦 原辰徳 大塚晶文 菅野智之

12

東洋大

18人

松沼博久 松沼雅之 桧山進次郎 清水隆行

13

青山学院大

15人

小久保裕紀 井口資仁 石川雅則 吉田正尚

14

近畿大

12人

有藤通世 二岡智宏 糸井嘉男

15

東北福祉大

11人

佐々木主浩 金本知憲 和田一浩 矢野輝弘

15

国学院大

11人

大沢伸二 渡辺俊介 嶋基宏 

<九州>

 

北九州大

森山良二(西)中田賢一(ソ)

西南学院大

門田富昭(洋)蓬来昭彦(西)

福岡大

梅野隆太郎(神)榎田大樹(西)

九州共立大

柴原洋(ソ)馬原孝浩(ソ)新垣渚(ソ)田上秀則(ソ)

大瀬良大地(広)

九州産大

島田誠(日)

九州国際大

下柳剛(神)川島慶三(ヤ)下園辰哉(横)松山竜平(広)

日本文理大

脇谷亮太(巨)宮崎敏郎(横)

大分大

荒巻淳(毎日)

<中国・四国>

 

鳥取大

山根俊英(毎日)

岡山理大

三瀬幸司(ソ)

環太平洋大

又吉克樹(中)

近大呉

佐々木修(近)佐野重樹(近)

広島経済大

小林宏(オ)柳田悠希(ソ)

松山大

重松省三(洋)

<近畿>

 

奈良産大

湯船敏郎(神)山井大介(中)桑原謙太郎(神)大山悠希(神)

岡嶋豪郎(楽)

大体大

上原浩司(巨)松葉貴大(オ)

関西国際大

益田達也(ロ)

仏教大

大野雄大(中)

三重中京大

則本昂大(楽)

<関西六大学>

 

大阪商大

斉藤明夫(洋)佐伯貴弘(横)谷佳知(オ)岡田明丈(広)

京産大

成本年秀(ロ)平野佳寿(オ)倉義和(広)

龍谷大

山本樹(ヤ)正津英志(中)木元邦之(日)

立命館大

米川泰夫(東急)吉田義雄(神)岡島博治(中)阪本敏三(急)古田敦也(ヤ)長谷川滋利(オ)葛城育郎(オ)山田秋親(ソ)赤松真人(広)金子侑司(西)

近畿大

大熊忠義(急)山下律夫(洋)有藤通世(ロ)藤原満(南)

慶元秀章(近)酒井光次郎(日)二岡智宏(巨)清水章夫(日)

糸井嘉男(日)大隣憲司(ソ)荒木貴裕(ヤ)藤田一也(楽)

同志社大

富永格郎(東映)蔦文也(東急)国松彰(巨)笹本信二(急)

田尾安志(中)片岡篤志(日)宮本慎也(ヤ)小林誠司(巨)

関西大

西村幸生(神)黒沢俊夫(巨)御園生崇生(神)中河美芳(イ)

法元英明(中)村山実(神)上田利治(広)藤井栄治(神)

山口高志(急)岩田稔(神)

関西学院大

谷村智啓(神)田口壮(オ)宮西尚生(日)萩野貴司(ロ)

近本光司(神)

<中部>

 

福井工大

伊藤敦規(オ)増田達至(西)

山梨学院大

高梨裕稔(日)

中京学院大

菊池涼介(広)

<愛知>

 

名古屋大

星田次郎(中)

愛知学院大

金田留広(ロ)源田壮亮(西)

愛知工大

西崎幸広(日)平井光親(ロ)

中京大

木俣竜彦(中)宮本四郎(急)

同朋大

豊田清(西)

名古屋商大

平野謙(中)音重鎮(中)大豊泰昭(中)

名城大

英智(中)

中部大

谷元圭介(日)石川渉(ロ)

中部学院大

野間峻祥(広)

10

日本福祉大

浅尾拓也(中)

11

東海学園大

田嶋慎二(中)

12

愛知大

岩瀬仁紀(中)青木高広(広)

東京新大学>

 

創価大

武藤孝司(近)小谷野栄一(日)八木智哉(日)倉本寿彦(横)

小川泰弘(ヤ)石川柊太(ソ)

東京学芸大

栗山英樹(ヤ)加藤武治(横)

東海大

上田次郎(神)遠藤一彦(洋)市川和正(洋)津末英明(日)

原辰徳(巨)井辺康二(ロ)高野光(ヤ)酒井勉(オ)

佐藤真一(ヤ)加藤高康(ロ)大塚晶文(近)佐竹学(オ)

平野恵一(オ)大松尚逸(ロ)久保裕也(巨)伊志嶺翔太(ロ)

田中広輔(広)菅野智之(巨)大城卓三(巨)

日体大

白武佳久(広)園川一美(ロ)山内泰幸(広)

14

立正大

西口文也(西)武田勝(日)

<首都大学>

 

城西大

渡辺直人(西)

大東文化大

川井雄太(中)

筑波大

渡辺正和(ダ)杉本友(オ)藤井淳志(中)

帝京大

益山性旭(神)里崎智也(ロ)青柳晃洋(神)

13

日大

鬼頭数雄(ライオン)服部受弘(中)別所毅彦(巨)人見武雄(急)

田宮謙二郎(大毎)高木時夫(中)宮田征典(巨)千原洋三郎(中)

正垣宏倫(急)佐藤道郎(南)石川賢(ロ)和田豊(神)

落合英二(中)真中満(ヤ)北川博敏(近)清水直行(ロ)

加藤康介(ロ)館山昌平(ヤ)村田修一(横)十亀剣(西)

岡田幸文(ロ)長野久義(巨)京田陽太(中)

10

東京経大

藪恵壱(神)

11

東京農大

片平晋作(南)島田一輝(日)

12

東洋大

宮寺勝利(西鉄)上垣内誠(広)会田照夫(ヤ)松沼博久(西)

達川光男(広)松沼雅之(西)大野久(神)仁村徹(中)

桧山進次郎(神)清水隆行(巨)今岡誠(神)福原忍(神)

大場翔太(ソ)大野翔太(日)永井怜(楽)鈴木大地(ロ)

清田育宏(ロ)原樹里(ヤ)

拓殖大

高橋建(広)

中央大

加藤正二(中)深見安博(東映)穴吹義雄(南)伊藤芳明(巨)

桑田武(洋)武上四郎(ヤ)末次利光(巨)高橋善正(東映)

中塚政幸(洋)日野茂(太平洋)宮本幸信(急)水沼四郎(広)

皆川康夫(日)石渡茂(近)佐野仙好(神)藤波行雄(中)

行沢久隆(日)岡村隆則(西)小川淳司(ヤ)熊野輝光(急)

高木豊(洋)笘篠賢治(西)阿部慎之助(巨)亀井善行(巨)

美馬学(楽)沢村拓一(巨)鍵谷陽平(日)神里和毅(洋)

井上晴哉(ロ)

芝浦工大

岩下光一(東映)切通猛(急)片岡新之介(神)河村健一郎(急)

伊原春樹(西鉄)道原裕幸(広)

専修大

梶岡忠義(神)三村勲(松竹)杉山光平(南)興津立雄(広)

古葉竹織(広)森永勝也(広)坂井勝二(大毎)小池兼司(南)

堀込基明(南)芝池博明(近)中尾孝義(中)山沖之彦(急)

岡林洋一(ヤ)町田公二郎(広)黒田博樹(広)小林幹英(広)

長谷川勇也(ソ)江草仁貴(神)松本哲也(巨)

国士館大

高柳秀樹(南)長富浩志(広)古城茂幸(巨)鷹野史寿(近)

小松聖(オ)岩崎優(神)

駒沢大

久保田治(東映)三沢今朝治(東映)新宅洋志(中)伊藤久敏(中)

大下剛史(広)当銀秀嵩(急)野村収(洋)基満男(西鉄)

内田順三(広)大矢明彦(ヤ)木下富雄(広)栗橋茂(近)

大宮龍男(日)中畑清(巨)森繁和(西)石毛宏典(西)

山内和弘(南)白井一幸(日)広瀬哲郎(日)河野博文(日)

横田真之(ロ)新谷博(西)野村謙二郎(広)関川浩一(中)

若田部健一(ダ)田口昌徳(日)鶴田泰(中)本間満(ソ)

河原純一(巨)高橋尚成(巨)新井貴裕(広)武田久(日)

梵英心(広)増井浩俊(日)大島洋平(中)古谷拓哉(ロ)

今永昇太(横)荒井良太(神)戸柱恭孝(横)

国学院大

前川八郎(巨)大沢伸夫(中)小谷正勝(洋)酒井弘樹(近)

渡辺俊介(ロ)嶋基宏(楽)矢野謙次(巨)聖澤諒(楽)

高木京介(巨)杉浦稔大(日)柴田竜拓(横)

亜細亜大

大橋穫(東映)渡辺弘基(急)加藤初(巨)山本和行(神)

古屋英夫(日)大石大二郎(近)宮本賢治(ヤ)鈴木慶裕(日)

古川慎一(ロ)阿波野秀幸(近)与田剛(中)高津臣吾(ヤ)

川尻哲郎(神)小池秀郎(近)入来祐作(巨)

井端弘和(中)赤星憲広(神)松田宣浩(ソ)沖原佳豊(神)

木佐貫洋(巨)永川勝浩(広)嶺井博希(横)九里亜蓮(広)

薮田和樹(広)東浜巨(ソ)山崎康晃(横)藤岡裕太(ロ)

<東都大学>

 

青山学院大

坂巻明(日)小川博(ロ)斎藤学(ダ)奈良原浩(西)

小久保裕紀(ダ)井口資仁(ダ)沢崎俊和(広)清水将海(ロ)

石川雅則(ヤ)坪井智哉(神)高須洋介(近)川越英隆(オ)

城石憲之(ヤ)小窪哲也(広)吉田正尚(オ)

早稲田大

中島治康(巨)三原脩(巨)南村侑広(巨)笠原和夫(南)

蔭山和夫(南)荒川博(毎日)岩本堯(巨)沼沢康一郎(大毎)小森光生(毎日)広岡達朗(巨)木村保(南)森徹(中)

近藤昭仁(洋)徳武定之(国)安藤元博(東映)宮本洋二郎(広)江尻亮(洋)八木沢壮六(東京)高橋直樹(東映)荒川堯(ヤ)小田義人(ヤ)千藤三樹男(日)谷沢健一(中)安田猛(ヤ)阿野鉱二(巨)中村勝広(神)楠城徹(太平洋)鈴木葉留彦(西)松本匡史(巨)山倉和博(巨)吉沢俊幸(急)岡田彰布(神)金森栄治(西)石井浩郎(近)小宮山悟(ロ)水口栄二(近)仁志敏久(巨)藤井秀悟(ヤ)三沢興一(巨)江尻慎太郎(日)和田毅(ソ)鳥谷敬(神)田中浩康(ヤ)青木宣親(ヤ)斎藤佑樹(日)越智太祐(巨)福井優也(広)有原航平(日)大谷智久(ロ)中村奨吾(ロ)茂木栄五郎(楽)上本博紀(神)武内晋一(ヤ)石井一成(日)重信慎之助(巨)

立教大

坪内道典(大東京)景浦将(神)西本幸雄(毎日)五井孝蔵(近)石原照夫(日)大沢啓二(南)矢頭高雄(大毎)杉浦忠(南)堀本律雄(巨)本屋敷錦吾(神)稲川誠(洋)長嶋茂雄(巨)高林恒夫(巨)種茂雅之(東映)青野修三(東映)石川陽三(東映)岡村浩二(急)丸山完二(国)森本潔(急)山口富士夫(急)槌田誠(巨)土井正三(巨)小川亨(近)谷木恭平(中)望月充(神)村上公康(西鉄)横山忠夫(巨)長島一茂(ヤ)矢作公一(日)川村丈夫(横)多田野数人(日)戸村健次(楽)田中和基(楽)大城滉二(オ)

明治大

湯浅禎夫(毎日)井野川利春(急)尾茂田叶(セ)松木謙治郎(神)岩本義行(南)杉浦清(中)野口明(中)藤本英雄(巨)児玉利一(中)原田督三(中)河西俊雄(神)国枝利通(中)林義一(大映)手塚明治(巨)三宅宅三(毎日)大下弘(東急)平井三郎(巨)磯田憲一(広)常見昇(東急)牧野茂(中)樽井清一(東映)大崎三男(神)沖山光利(洋)土井淳(洋)秋山登(洋)近藤和彦(洋)池田英俊(広)一枝修平(中)辻佳紀(神)石岡康三(ヤ)住友平(急)松岡功祐(洋)高田繁(巨)星野仙一(中)高橋三千丈(中)豊田誠祐(中)鹿取義隆(巨)平田勝男(神)広沢克巳(ヤ)武田一浩(日)平塚克洋(洋)三輪隆(オ)鳥越裕介(中)中村豊(日)木塚敦志(洋)川上憲伸(中)一場靖弘(楽)島内宏明(楽)小笠原孝(中)野村祐輔(広)岡大海(日)高山俊(神)今浪隆博(ヤ)福田周平(オ)佐野恵太(横)糸原健斗(神)柳裕也(中)阿部寿樹(中)

法政大

島秀之助(金鯱)若林忠志(神)苅田久徳(セ)戸倉勝城(急)

鶴岡一人(南)田川豊(南)野口二郎(急)柚木進(南)

後藤次男(神)近藤貞雄(巨)根本睦夫(近)関根潤三(近)

小坂佳隆(広)山本一義(広)新山彰忠(南)高木喬(近)

山崎武昭(東映)鎌田豊(神)長池徳士(急)田淵幸一(神)

富田勝(南)山本浩二(広)江本孟紀(南)古賀正明(太平洋)

横山晴久(東映)長崎啓二(洋)山本巧児(ロ)新井宏昌(南)

岩井隆之(洋)高代延博(日)江川卓(巨)袴田英利(ロ)

福原峰夫(急)住友一哉(近)池田親興(神)田中富雄(日)

西田真二(広)木戸克彦(神)小早川毅彦(広)銚子利夫(洋)

秦真司(ヤ)西川佳明(南)若井基安(南)石井丈裕(西)猪俣隆(神)高田誠(急)中根仁(近)大島公一(オ)葛西稔(神)瀬戸輝信(広)

高村祐(近)諸積兼司(ロ)稲葉篤紀(日)副島孔太(ヤ)

安藤優也(神)後藤光尊(オ)後藤武敏(西)GG佐藤(西)

阿部真宏(オ)大引啓次(オ)広瀬純(広)石田健太(横)

三島一輝(横)三上朋也(横)西浦直亨(ヤ)

<東京六大学>

 

東京大

新治伸(洋)井出峻(中)

慶応義塾大

山下実(急)宮武三郎(急)水原茂(巨)宇野光男(巨)

宮崎要(西鉄)飯島滋弥(東急)別当薫(毎日)大島信雄(松竹)藤田元司(巨)花井悠(西鉄)佐々木信也(高橋)衆樹資宏(急)中田昌弘(急)巽一(国)安藤統男(神)大橋勲(洋)石黒和弘(東京)井石礼司(ロ)渡辺泰輔(南)佐藤元彦(東京)広野功(中)山下大輔(洋)堀場英孝(広)青島健太(ヤ)上田和明(巨)大森剛(巨)高木大成(西)高橋由伸(巨)佐藤友亮(西)長田秀一郎(西)山本省吾(オ)横尾俊建(日)伊藤隼太(神)

関東>

 

白鷗大

飯原誉士(ヤ)岡嶋豪郎(楽)

上武大

安達了一(オ)塩見貴洋(楽)

関東学園大

鬼崎裕司(西)

平成国際大

牧田和久(西)

千葉大

稲垣正夫(東映)

中央学院大

秋吉亮(ヤ)

国際武道大

川端崇義(オ)西野真弘(オ)

神奈川大

福富邦夫(ヤ)大石友好(西)浜口遥大(横)

関東学院大

滝安治(巨)河原隆一(横)

10

横浜商大

岩貞祐大(神)

11

常盤大

小野寺力(西)久保田智之(神)

<東北>

 

青森大

細川亨(ソ)工藤隆人(日)

八戸大

秋山翔吾(西)

富士大

山川穂高(西)外崎修汰(西)多和田真三郎(西)

秋田大

滝田政治(大映)

東北福祉大

金本知憲(広)佐々木主浩(横)矢野輝弘(神)浜名千広(ダ)

関根裕之(日)和田一浩(西)鈴木郁洋(中)石原慶幸(広)

根元俊一(ロ)岸田護(オ)石山泰稚(ヤ)

東北学院大

岸孝之(西)

<北海道>

 

函館大

坂田遼(西)

出身高校

<沖縄>

 

沖縄尚学

安仁屋宗八(広)真喜志康永(近)伊志嶺翔太(ロ)東浜巨(ソ)

嶺井博希(横)

興南

渡真利克則(神)仲田幸司(神)友利結(洋)大城滉二(オ)

沖縄水産

上原晃(中)新垣渚(ソ)

豊見城

石嶺和彦(急)

八重山商工

大嶺佑太(ロ)

中部商

山川穂高(西)多和田真三郎(西)

西原

又吉直樹(中)

北山

平良拳太郎(横)

糸満

宮国椋丞(巨)神里和毅(横)

10

 

 

11

 

 

<鹿児島>

 

鶴丸

池之上格(南)

樟南

川名慎一(日)吉鶴憲治(中)鶴岡慎也(日)大和(神)

鹿児島

黒江透修(巨)

鹿児島商

古川清蔵(中)井上一樹(中)

鹿児島実

東条文博(ヤ)定岡智秋(南)定岡正二(巨)鹿島忠(中)

入来智(近)杉内俊哉(ソ)本多雄一(ソ)

鹿屋中央

亀山努(神)松山竜平(広)

指宿商

永射保(西)田之上慶三郎(ダ)

出水

外木場義郎(広)

川内

木佐貫洋(巨)

10

鹿児島工

川崎宗則(ソ)

11

伊集院

鵜狩道夫(広)

12

神村学園

野上亮麿(西)

13

れいめい

飯山裕志(日)

14

鹿児島情報

二木康太(ロ)

<宮崎>

 

宮崎南

木村拓也(巨)

宮崎大宮

武上四郎(産経)

宮崎日大

加藤哲郎(近)武田翔太(ソ)藤岡好明(ロ)

宮崎商

小川亨(近)高橋博士(日)水谷実雄(広)西井哲夫(ヤ)

宮崎工

岩下光一(東映)

延岡学園

黒木知宏(ロ)草野大輔(楽)

延岡商

柳田豊(近)

延岡工

福良淳一(急)

都城

井上祐二(ダ)宮里太(洋)田中幸雄(日)福盛和男(楽)

山本由伸(オ)

10

都城農

北別府学(広)

11

日南学園

寺原隼人(ダ)赤田将吾(西)中崎翔太(広)

12

福島

西村徳文(ロ)

13

高鍋

黒木基泰(洋)清俊彦(近)池田親興(神)

14

日向

青木宣親(ヤ)

15

小林西

榎田大樹(西)

<大分>

 

大分上野丘

葛城隆雄(大毎)

芸術短大付

河村英文(西鉄)稲尾和久(西鉄)

大分商

児玉利一(中)荒巻淳(毎日)河原明(西鉄)岡崎郁(巨)

源田壮亮(西)森下暢人(広)

別府鶴見丘

三浦清弘(南)

明豊

石本勉(日)城島健司(ダ)今宮健太(ソ)

津久見

高橋直樹(日)中村国昭(ヤ)岩崎忠義(ロ)太田卓司(西鉄)

岩井隆之(洋)川崎憲次郎(ヤ)土谷鉄平(楽)

佐伯鶴城

阿南準郎(広)大石弥太郎(広)野村謙二郎(裕)広瀬純(広)

臼杵

和田博実(西鉄)鳥越裕介(ソ)

柳ケ浦

山下和彦(近)脇谷亮太(巨)山口俊(横)

10

中津工

大島康徳(中)

11

国東

吉田豊彦(ダ)吉竹真太郎(ソ)

12

大分工

内川聖一(ソ)

13

楊志館

甲斐拓也(ソ)

14

大分雄城台

安藤優也(神)

<熊本>

 

熊本

佐藤元彦(ロ)

鎮西

末次利光(巨)山内孝徳(南)立岡宗太郎(巨)

九州学院

松岡功祐(洋)柳田真宏(巨)園川一美(ロ)村上宗隆(ヤ)

濟々黌

古葉竹織(広)大竹耕太郎(ソ)

熊本商

高倉照幸(西鉄)江藤慎一(中)

熊本工

吉原正喜(巨)川上哲治(巨)武宮敏明(巨)後藤次男(神)

西園寺昭夫(東映)前田益穂(東京)山本公士(急)正垣宏倫(急)

蓬来昭彦(西)山森雅文(急)井上真二(巨)緒方耕一(巨)

前田智徳(広)塩崎真(オ)荒木雅博(中)秀太(神)

八代

秋山幸二(西)

秀岳館

遠山昭治(神)松中信彦(ダ)国吉佑樹(横)

八代東

池田純一(神)柏原純一(日)

10

八代工

柏田貴史(巨)

11

多良木

野田浩治(神)

12

熊本市立

馬原孝治(ソ)

13

必由館

岩貞裕太(神)

<長崎>

 

海星

池辺豪則(ロ)酒井圭一(ヤ)平田勝男(神)堀幸一(ロ)

瓊浦

本西厚博(急)下柳剛(神)

佐世保工

白武佳久(広)香田勲男(巨)

佐世保実

村田善則(巨)川島慶三(ヤ)

鎮西学院

菊川昭二郎(西鉄)

島原農

柴田保光(日)

長崎商

河津憲一(神)

清峰

今村猛(広)

長崎日大

大瀬良大地(広)

10

島原中央

藤田宗一(ロ)

<佐賀>

 

佐賀西

永渕洋三(近)永尾泰憲(ヤ)渡辺正和(ダ)

佐賀東

辻発彦(西)

佐賀北

岸川勝也(ダ)

佐賀学園

小川浩一(日)実松一成(日)

佐賀商

石丸進一(名古屋)新谷博(西)

佐賀工

田中久寿男(西鉄)

唐津東

木塚忠助(南)

唐津商

藤井将雄(ダ)

鳥栖

権藤博(中)緒方孝市(広)

10

多久工

加藤博一(洋)

11

武雄

吉田勝豊(東映)

12

厳木

宮崎敏郎(横)

13

杵島商

福地寿樹(ヤ)

<福岡>

 

修猷館

水上静哉(東急)稲川誠(洋)

福岡

池田英俊(広)

福岡一

角富士夫(ヤ)前田幸長(ロ)陽岱鋼(日)

東福岡

平井光親(ロ)村田修三(横)田中賢介(日)吉村裕基(ソ)

福岡大大濠

森山良二(西)瀬戸輝信(広)

博多工

寺田陽介(南)

小倉

安田猛(ヤ)楠城徹(西)

常盤

城戸則文(西鉄)

北九州

柴原洋(ダ)

10

小倉商

門田富昭(洋)

11

小倉工

末永吉幸(東映)横山晴久(日)松永浩美(急)

12

東筑

仰木彬(西鉄)矢ノ浦国満(近)

13

九州国際大付

日高剛(オ)清水優心(日)高城俊人(横)

14

門司

宅和本司(南)

15

豊国学園

大岡虎雄(大映)金山次郎(中)天保義夫(急)

16

戸畑商

山本和範(南)

17

明善

大津守(西鉄)小川健太郎(中)

18

久留米商

川崎徳次(西鉄)伊藤久敏(中)

19

大牟田

村上隆行(近)

20

三池工

小渕泰輔(国)田中勉(西)苑田聡彦(広)上田卓三(南)

猿渡寛茂(東映)

21

伝習館

二村忠美(日)

22

柳川

権藤正利(中)真弓明信(神)若菜嘉晴(神)立花義家(西)

久保康生(近)中島輝士(日)馬場敏史(オ)川口憲史(近)

23

九州産業

川原昭二(日)吉竹春樹(西)

24

飯塚商

小鶴誠(松竹)三村勲(松竹)

25

直方学園

島田誠(日)

26

西日本短大付

青柳進(ロ)新庄剛志(神)

27

東海大福岡

広橋公寿(西)

28

田川工

坂井勝二(東京)

29

苅田

柿本実(中)

30

八幡

森下整鎮(南)

31

九州工

桑野議(神)

32

筑紫丘

蓑原宏(南)

33

筑陽学園

長野久義(巨)

34

北筑

今永昇太(洋)

35

福岡工

中島卓也(日)三島一輝(横)

36

福岡工大城東

梅野隆太郎(神)中谷昇太(神)安部友裕(広)

37

飯塚

辛島航(楽)

38

八幡

中田賢一(ソ)

39

西南学院

田中和基(楽)

40

沖学園

篠原貴行(ソ)

41

三井

帆足和幸(西)

<高知>

 

土佐

大橋勲(洋)

高知

西岡清吉(国)有藤通世(ロ)弘田澄男(ロ)杉村繁(ヤ)

高知商

岩本章(名古屋)須藤豊(巨)山崎武昭(東映)徳久利明(近)

高橋善正(東映)江本孟紀(南)浜村孝(西鉄)鹿取義隆(巨)

中西清起(神)津野浩(日)中山裕章(洋)岡林洋一(ヤ)

藤川球児(神)

中村

山沖之彦(急)

明徳義塾

河野博文(日)横田真之(ロ)町田公二郎(広)

高岡宇佐分校

野村貴仁(オ)

伊野商

井本隆(近)渡辺智男(西)

安芸

竹村一義(洋)

<愛媛>

新田

作道蒸(東映)

松山商

尾茂田叶(セ)景浦将(神)伊賀上潤伍(大映)筒井修(巨)

千葉茂(巨)山田潔(大映)武智修(神)島原幸雄(西鉄)児玉泰(中)

千田啓介(ロ)山下律夫(洋)藤原満(南)西本聖(巨)

酒井光次郎(日)佐野重樹(近)水口栄二(近)

今治西

重松省三(洋)高井保弘(急)藤本修二(南)藤井秀悟(ヤ)

熊代聖人(西)

今治南

正岡真二(中)

西条

藤田元司(巨)青野修三(東映)森本潔(急)村上公康(西鉄)

秋山拓巳(神)

新居浜東

古澤憲司(神)

八幡浜

谷本稔(大毎)矢野清(急)藤沢公也(中)上田和明(巨)

八幡浜工

河埜和正(巨)河埜敬幸(南)山部太(ヤ)

宇和島東

清家忠太郎(東急)平井正史(急)岩村明憲(ヤ)宮出隆自(ヤ)

10

南宇和

西田孝之(東京)藤田学(南)田中富雄(日)

11

土居

鈴木皖武(神)

12

丹原

野口茂樹(中)

13

済美

福井優也(広)安楽智大(楽)

14

帝京五

塩見貴洋(楽)

 

<徳島>

 

徳島商

林義一(大映)蔦文也(東映)平井三郎(巨)板東英二(中)

広野功(中)広永益隆(ダ)川上憲伸(中)

鳴門

大久保英男(国)八田正(大毎)板東里視(近)白石静雄(急)

渋谷幸春(中)笹本信二(急)川端順(広)島田茂(ロ)秦真司(ヤ)潮崎哲也(西)藤田一也(楽)

鳴門渦潮

長池徳士(急)住友一哉(近)里崎智也(ロ)

池田

畠山準(横)水野勝仁(巨)

海部

上田利治(広)尾崎将司(西鉄)大石友好(西)森唯斗(ソ)

生光学園

武田久(日)

 

 

 

 

<香川>

 

高松

三原脩(巨)加藤正二(中)穴吹義雄(南)

高松一

中西太(西鉄)近藤昭仁(洋)

高松商

宮武三郎(急)水原茂(巨)西村正夫(急)樋笠一夫(巨)田中尊(広)

石川陽三(東映)岡村浩二(急)山口富士雄(急)島谷金治(中)

小坂敏彦(巨)松永昴大(ロ)

丸亀城西

井原慎一郎(ヤ)

坂出商

安藤元博(東映)

坂出工

平田薫(巨)

尽誠学園

伊良部秀輝(ロ)佐伯貴弘(横)谷佳知(オ)宮地真彦(ソ)

田中浩康(ヤ)

観音寺一

大矢根博臣(中)三瀬幸司(ソ)

琴平

西村貞郎(西鉄)

10

寒川

西村龍次(ヤ)

11

志度

池内豊(神)熊野輝光(急)白井一幸(日)

<山口>

 

山口

御園生嵩男(神)

豊浦

戸倉勝成(急)

下関商

藤本英雄(巨)平山菊二(巨)引地信之(洋)池永正明(西鉄)

下関工

宮本和知(巨)

宇部商

有田修三(近)秋村謙宏(広)

山口桜ケ丘

河村健一郎(急)道原裕幸(広)

岩国工

森慎二(西)

高川学園

高木豊(洋)

柳井

遠井吾郎(神)岡村隆則(西)

10

柳井商

森永勝也(広)大町定夫(神)

11

萩商

広田浩章(巨)

12

聖光学園

藤本和宏(広)

13

南陽工

津田恒美(広)

14

田布施工

河本育之(ロ)

15

岩国

杉本公孝(国)

16

防府

高橋明(巨)

<広島>

 

広陵

岩本義行(洋)濃人渉(金鯱)木下強三(広)門前真人(広)

白石勝己(巨)福富邦夫(ヤ)佐伯和司(広)定詰雅彦(ロ)

金本知憲(広)二岡知宏(巨)福原忍(神)西村健太郎(巨)

荒井良太(神)吉川光夫(日)野村祐輔(広)小林誠司(巨)

有原航平(日)佐野恵太(横)

崇徳

山崎隆造(広)小林宏(オ)井上晴哉(ロ)

瀬戸内

山岡泰輔(オ)

広島商

浜崎真二(急)鶴岡一人(南)磯田憲一(広)山本一義(広)

大下剛(広)上垣内誠(広)大倉英貴(神)三村敏之(広)

山本和行(神)達川光男(広)柳田悠希(ソ)

広島工

小林誠二(広)高津臣吾(ヤ)新井貴浩(広)石田健太(横)

近大福山

村田兆治(ロ)浅野啓二(ヤ)岡田展和(西)

盈進

箱田淳(国)藤井弘(神)

呉三津田

広岡達朗(巨)

呉港

藤村冨美男(神)田川豊(近)藤村隆雄(神)柚木進(南)

国貞泰汎(南)

10

尾道商

備前善雄(広)小川邦和(巨)山内泰幸(広)

11

府中

根来広光(国)

12

府中東

高橋一三(巨)伊原春樹(太平洋)片岡光宏(広)

13

大竹

広瀬叔功(南)蓑田浩二(急)

14

西条農

磯部公一(近)

15

廿日市

山本浩司(広)

16

広島新庄

永川勝治(広)田口麗斗(巨)

17

三次

麓英心(広)

18

広島工大付

佐々木修(近)

<岡山>

 

岡山南

川相昌弘(巨)

関西

黒田健吾(急)大杉勝男(東映)森安敏明(東映)上田剛史(ヤ)

学芸館

柴原実(ダ)

岡山東商

土井淳(洋)秋山登(洋)横溝桂(広)平松政次(洋)         奥江英幸(洋)岡義明(広)守岡茂樹(広)八木裕(神)吉原孝介(巨)

市南海

三宅秀史(神)

玉島商

三宅宅三(毎日)

倉敷商

星野仙一(中)松岡弘(ヤ)葛城育郎(オ)岡大海(日)

倉敷工

鎌田豊(神)槌田誠(巨)秋山重雄(近)菱川章(中)

片岡新之介(神)

水島工

佐々木誠(南)

10

津山工

高橋信二(日)

11

おかやま山陽

仁科時成(ロ)

12

勝山

石井茂雄(急)山根和夫(広)

13

岡山理大付

九里亜蓮(広)薮田和樹(広)藤岡裕太(ロ)柴田竜拓(横)

14

玉野光南

山本樹(ヤ)

<島根>

 

浜田

佐々木常助(金鯱)新宅洋志(中)梨田昌孝(近)清水雅治(中)

和田毅(ソ)

浜田商

佐々岡真司(広)

出雲商

大野豊(広)

大田

福間納(神)

石見智翠館

谷繁元信(洋)

江津工

三沢淳(中)

大社

伊藤光四郎(西鉄)石橋貢(洋)

邇摩

山内新一(南)

開星

梶谷隆幸(横)糸原健斗(神)

10

大東

福山博之(楽)

<鳥取>

 

鳥取西

藤井勇(神)木下政文(イ)中河美芳(イ)福士敬章(南)

鳥取城北

川口和久(広)能見篤史(神)

米子東

土井垣武(神)長谷川善三(神)宮本洋二郎(広)

米子工

角盈男(巨)

倉吉北

加藤伸一(南)

米田哲也(急)

鳥取由良育英

小林繁(巨)

 

 

<和歌山>

 

桐蔭

宇野光雄(巨)西本幸雄(毎日)西村修(神)

向陽

真田重蔵(巨)坂本文次郎(大映)柴田猛(南)

星林

松井優典(南)小久保裕紀(ダ)

県和歌山

西口文也(西)

市和歌山

藤田平(神)正田耕三(広)川端慎吾(ヤ)益田直也(ロ)

和歌山工

河野旭輝(急)

海南

筒井敬三(南)山下慶徳(ヤ)

箕島

東尾修(西)島本講平(近)上川誠二(中)島田宗彦(神)

吉井理人(近)

新宮

前岡勤也(中)庄司智久(ロ)山崎慎太郎(近)藪恵壱(神)

10

田辺

岩本堯(巨)西岡良平(西)

11

南部

藤本克己(神)上田次郎(神)吹石徳一(近)浜中治(神)

12

粉河

伊勢川真澄(洋)

13

日高中津分校

垣内哲也(西)

14

智辯和歌山

西川遥輝(日)岡田俊哉(中)

<奈良>

 

奈良商

森中千香良(南)

天理

外山義明(ヤ)門田博光(南)鈴木康友(西)藤本博史(南)

関本健太郎(神)西浦直亨(ヤ)中村奨吾(ロ)

智弁学園

高代延博(日)山口哲治(近)岡本和真(巨)

郡山

白滝政孝(中)荻野貴司(ロ)

高田商

三浦大輔(横)

桜井商

駒田徳広(巨)

御所工

東田正義(西鉄)

 

 

 

 

<兵庫>

 

滝川

別所毅彦(巨)青田昇(巨)芝池博明(近)中尾孝義(中)

石本貴昭(近)村田真一(巨)

育英

土井正三(巨)鈴木啓示(近)大塚光二(近)大村直之(近)

藤本敦士(神)栗山巧(西)

市神港橘

山下実(急)宮本幸信(急)吉田孝司(巨)山口高志(急)

神港学園

前川八郎(巨)鶴岡一成(横)

兵庫

森滝義己(国)

神戸商

浜崎真二(急)

兵庫工

島田幸雄(洋)新山彰忠(南)

県尼崎

今津光男(広)

市尼崎

池山隆寛(ヤ)宮西尚生(日)

10

神崎工

小玉明利(近)

11

尼崎産

村山実(神)

12

報徳学園

深見安博(西鉄)基満男(西鉄)水沼四郎(広)谷村智啓(神)

松本匡史(巨)金村義明(近)大谷智久(ロ)

13

甲陽学院

別当薫(毎日)

14

西宮北

田口荘(オ)

15

鳴尾

藤尾茂(巨)中田昌弘(急)上田武司(巨)

16

芦屋

本屋敷錦吾(神)植村義信(毎日)渡海昇二(巨)

17

東洋大姫路

弓岡敬二郎(急)長谷川滋利(オ)松葉貴大(オ)原樹里(ヤ)

18

姫路南

切通猛(急)

19

明石

小谷正勝(洋)永井智浩(ソ)

20

川西明峰

古田敦也(ヤ)

21

高砂

小山正明(阪神)神部年男(近)

22

三田学園

伊勢孝夫(近)山本功児(ロ)淡口憲治(巨)羽田耕一(近)

屋敷要(洋)岡本晃(近)

23

柏原

佐々木恭介(近)

24

洲本

鎌田実(神)

25

洲本実

桜井輝秀(南)

26

伊丹北

中島裕之(西)

27

神戸国際大付

坂口智隆(オ)

28

近本光司(神)

29

神戸弘陵

山井大介(中)

30

村野工

野間峻洋(広)

31

福崎

的山哲也(近)

<大阪>

 

関大北陽

井上弘昭(広)長崎慶一(洋)有田二三男(近)岡田彰布(神)

森田幸一(中)上田浩明(巨)

上宮

一枝修平(中)片平晋作(南)笘篠誠治(西)光山英和(近)

西山秀二(広)元木大介(巨)種田仁(中)中村豊(日)西浦克拓(日)

黒田博樹(広)

明星

和田徹(神)山尾孝雄(神)和田豊(神)阿野鉱二(巨)

堀井和人(南)平野光泰(近)

興国

富田勝(南)益川満育(ヤ)湯船敏郎(神)

天王寺

井石礼司(ロ)

市岡

南村侑広(巨)蔭山和夫(南)

桜宮

矢野輝広(神)

大阪西

足立光宏(急)

泉尾

田尾安志(中)

10

浪速

大引啓次(オ)

11

成器

梶岡忠義(神)

12

桃山学院

堀本律雄(巨)米田慶三郎(洋)

13

大阪

安井智規(近)

14

此花学院

金城基泰(中)

15

成城工

野茂英雄(近)

16

三国ヶ丘

高木喬(近)

17

登美ヶ丘

藤井栄治(神)

18

初芝

立石充男(近)

19

近大付

木村孝(日)金城龍彦(横)

20

市日新

山口正信()本堂保弥(南)堀井数男(南)

21

大商大付

松本幸行(中)

22

履正社

益山性旭(神)T-岡田(オ)岸田護(オ)山田哲人(ヤ)

安田尚憲(ロ)

23

渋谷

中村紀洋(近)

24

大阪学院

江夏豊(神)

25

PL学園

野田征稔(神)戸田善紀(急)中塚政幸(洋)福島久晃(洋)

得津高宏(ロ)加藤秀司(急)新美敏(日)新井宏昌(南)

行沢久隆(日)尾花高夫(ヤ)金森栄治(西)西田真二(広)

金石昭人(広)木戸克行(神)小早川毅(広)阿部慶二(近)

吉村禎章(巨)西川佳明(南)若井基安(南)清原和博(西)

桑田真澄(巨)片岡篤志(日)野村弘樹(洋)立浪和義(中)

橋本清(巨)宮本慎也(ヤ)入来佑作(近)今岡誠(神)

松井稼頭央(西)大村三郎(ロ)坪井智哉(神)前田健太(広)

小窪哲也(広)

26

阪南大学

土井正博(近)福本豊(急)高橋二三男(太平洋)山村義則(近)

岩本勉(日)

27

大成

古久保健二(近)

28

大阪桐蔭

今中慎二(中)西岡剛(ロ)中村剛也(西)平田良介         中田翔(日)浅村栄人(西)岩田稔(神)藤波晋太郎(神)森友哉(西)

29

泉州

藤井康雄(急)

30

八尾

黒沢俊夫(巨)木村保(南)法元英明(中)

31

大体大浪商

米川泰夫(東急)山本八郎(東映)坂崎一彦(巨)張本勲(東映)

住友平(近)大熊忠義(急)尾崎行雄(東映)高田繁(巨)

牛島和彦(中)香川伸行(南)

32

東海大仰星

上原浩治(巨)建山義紀(日)

33

関大一

久保康友(近)

34

上宮太子

亀井善行(巨)

<京都>

龍谷大平安

原田清(東急)金田正泰(神)近藤和彦(洋)阪本敏三(急)

衣笠祥雄(広)江島巧(中)渋谷通(ヤ)桧山進次郎(神)

炭谷銀次郎(西)

立命館

富永格郎(東映)

大谷

波留敏夫(横)

山城

吉田義男(神)

花園

斉藤明夫(洋)中村武志(中)伊藤智仁(ヤ)

東山

岡嶋秀樹(巨)

南京都

斉藤和巳(ダ)

京都学園

沢村栄治(巨)中尾碩志(巨)梅田邦三(中)大隣憲治(ソ)

西京商

国松彰(巨)

10

伏見工

岡嶋博治(中)

11

洛陽工

岡本伊佐美(南)

12

峰山

野村克也(南)

13

同志社

桝嘉一(名古屋)

14

宮津

糸井嘉男(神)

15

福知山成美

桑原将志(横)

16

立命館宇治

金子侑二(西)

17

京都外大西

大野雄大(中)

18

鳥羽

平野佳寿(オ)

 

 

<滋賀>

 

堅田

都裕次郎(中)

比叡山

間柴茂有(日)

瀬田工

西崎幸雄(日)

八幡商

荒川昇治(洋)則本昴大(楽)