2.テニス強豪チーム・強豪国はどこだ
テニスについては、次のように分けて調べてみた。
① 高校男子 ②高校女子 ③大学男子 ④大学女子 ⑤デビス杯(世界男子)
⑥ フェド杯(世界女子) ⑦五輪(男女) ⑧世界個人 ⑨全日本男子個人
⑩全日本女子個人
①
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高校男子
高校男子テニス強豪校は、1979年から始まった高校総体の記録から調べることにした。
1位は柳川(福岡)、33大会中優勝18回。他を圧倒する強さである。福井烈や松岡修造が卒業する。2位は湘南工科大付(神奈川)、優勝7回。3位は堀越(東京)、優勝4回。4位は清風(大阪)、優勝3回。5位は優勝1回の早実(東京)、渋谷幕張(千葉)、長尾谷(大阪)、相生学院(兵庫)、四日市工の5校である。
② 高校女子
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高校女子の強豪校も1979年から始まった高校総体の記録から調べてみた。
1位は園田学園(兵庫)、80年代の8回連覇を含む優勝12回。伊達公子の出身校だ。2位は富士見ヶ丘(東京)、7回優勝。3位四天王寺(大阪)、5回優勝。4位は、長尾谷優勝3回。5位は仁愛女子(福井)、優勝2回。6位は優勝1回で、左表の8校である。その中で、夙川学院は杉山愛の母校である。
③ 大学男子
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大学男子のテニス強豪校は、1947年から始まった学生対抗テニス大会の記録から調べてみた。
1位は早稲田大、2000年以降12連覇を含む24回優勝。他校を大きく引き離す。2位は慶応大、50年から60年代にかけて9回優勝を含む優勝13回。学生テニスは早慶が1・2位を占めた。3位は関西の雄関西学院大、40年から50年代にかけて8回優勝。4位は法政大、6回優勝。法政は第1回大会の優勝校だ。同じく4位は近畿大、2000年を境に6回優勝。6位は3回優勝の中央大。7位は2回優勝の明治大、日本大、甲南大、亜細亜大の4校。11位は神戸大で唯一の国立が入った。この結果から関東の大学と関西の大学がほぼ互角にランクインされることとなった。
④ 大学女子
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大学女子強豪校も1965年から始まった学生対抗テニス大会の記録から調べてみた。
1位は園田学園大、70年代から90年代にかけて15連覇を含み、21回優勝。高校に引き続き1位となった。2位は早稲田大、2006年から11連覇。これは男子と共に連覇が継続中だ。3位は4回優勝で、日本大と武庫川女大。日本大は第1回大会の優勝校だ。5位は3回優勝の青学大と亜細亜大。7位は大阪の相愛大、2回優勝。8位は優勝1回の慶応大と専修大。女子も関東と関西の大学が互角にランクインしている。
⑤
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世界男子(デビス杯)
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世界男子の強豪国は、1900年から始まったデビス杯の記録から調べてみた。
1位はアメリカ、32回優勝。2位はオーストラリア、28回優勝。3位はイギリス、10回優勝。4位フランス、9回優勝。5位スウェーデン、7回優勝。以下スペイン、ドイツ、チェコ、ロシア、イタリアと続く。上位はほとんど欧米が占めたが、オーストラリアの健闘が光った。また、日本は準優勝1回で18位である。
⑥ 世界女子(フェド杯)
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世界女子の強豪国は、1963年から始まったフェド杯から調べてみた。
1位はアメリカ、優勝18回。男子と共に1位を占めた。2位はチェコ、優勝10回。3位はオーストラリア、優勝7回。4位スペイン、優勝5回。5位はロシア、優勝4回。以下6位デンマーク、7位ドイツ、8位フランスと続く。ここでも欧米諸国が上位を占めた。
⑦
五輪男女の強豪国は、左表の通りである。1位アメリカ、金21個。前記と合わせて3冠達成。テニス王国と言える。2位はイギリス、金17個。3位はフランス、金5個。4位ロシア、5位南アフリカと続く。やはり五輪でも欧米が上位を占めた。日本は、熊谷一弥と錦織圭の活躍で、銀2個、銅1個で、22位である。 |
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五輪(男女)